文字サイズ

中部ニュース

訴え多彩 日曜の陣 投票率増狙い、有権者と対話…

 衆院選の運動期間中、唯一の日曜日となった七日、中部地方の各選挙区では、候補者がにぎわう街頭などに繰り出した。投票率アップを意識した演説や、有権者と一対一で対話するなど、あの手この手で運動を繰り広げた。

■愛知1区

 「とにかく、投票に行ってほしい」。愛知1区の民主吉田統彦さんは自分への投票依頼とともに、投票率アップをお願いするため、名古屋市内の集合住宅や親子連れが集まるショッピングモールなどを回った。

 六人の候補が挑む激戦区。投票率が下がれば、組織票を固める自民の熊田裕通さんに有利と危機感を募らせる。有権者からは「年末で忙しい。自民は嫌だが、選挙に行かない」との声も聞いた。集合住宅などで「子育て支援を真剣にやります」と若い夫婦らを意識した訴えを連呼した。

■岐阜3区

 岐阜3区は全三候補が大票田の各務原市内で活動したが、狙いはさまざまだ。二十数カ所で支持者らを集めた集会を開いたのは自民の武藤容治さん。「忙しい師走の時期。参加者にも時間を取らせないように」と滞在時間十分間ほどで会場を回った。

 民主の園田康博さんは無党派層を狙いショッピングセンターへ。「低投票率だと自民圧勝につながる。どうか投票に」と呼びかけた。蓮舫参院議員も駆け付け、買い物客の注目を集めた。共産の服部頼義さんは演説会や街頭演説で消費税増税中止などの政策を訴えた。

■長野1区

 長野1区で買い物客らが集まるJR長野駅前。選挙カーから演説するのでなく、広場に机と椅子を置いたのは次世代の宮沢隆仁さんだ。「民間の柔軟な発想を国会に持ち込む」ため、道行く人を呼び止めて対話する「テーブルトーク」を試み、女子中学生とも消費税増税について話し合った。陣営幹部は「効率はよくないが、人柄を知ってもらうには一番」と説明する。

 民主の篠原孝さんは市内八カ所をミニ集会でまわり「地方の気持ちをくめるのは私たち」と訴えた。

■滋賀1区

 滋賀1区の自民大岡敏孝さんと民主川端達夫さんがともに向かったのは、大票田・大津市の近くで、選挙区外となる草津市のショッピングモール前交差点。大津市からの買い物客が多く、行き交う車や買い物を終えた人たちに支持を訴えた。大岡さんの陣営関係者は「ここも選挙区内と考えている」と狙いを話す。

 共産の佐藤耕平さんは定石通り、大津市中心部で穀田恵二国対委員長らとともに演説した。