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愛知ニュース

<候補者の横顔> 8区

 (1)最も感動した映画(2)愛読書(3)尊敬する人(4)至福の時間や場所

 (上から届け出順)

◆「耕不尽」半島に実りを 伊藤忠彦さん(50)自前

 ためらいもなく言い切れる。「政治が好き。政治が楽しい」。人々の日々の営みが時代をつくり、動かしていると実感する。大衆こそがこの国の主人公と確信する。だからこそ、かけがえのない人々の営みを時に支え、時に引っ張る政治の責任を痛感する。

 名古屋市出身。地縁も血縁もない知多半島で、県議として政治家の一歩を踏み出してから十五年。自らを「独りぼっちの落下傘」と称した当時からの歩みを「転びながらも何とか着地して、知多の地に根付きつつあるのかな」と振り返る。

 宮城県知事を五期二十年務めた伯父の故山本壮一郎氏が回想録の題名に用いた禅語「耕不尽(耕せど尽きず)」を胸に刻む。「いくら耕しても決して尽きない田や畑と同様、政治にだって限界はない。耕せば耕すほど、この国に、知多半島に、豊かな実りをもたらすことができる」

 (1)13デイズ(2)マックス・ウェーバー「職業としての政治」(3)白洲次郎(4)自宅で寝ている間

◆太極拳始め日々に活力 伴野豊さん(53)民元

 前回の衆院選で落選し、初当選以降初めてバッジのない浪人生活を送った。「政治家を続けていいのかどうか、自問自答の日々だった」と振り返る。

 しかし、「このままでは終われない。譲れない思いがある」と決意。知多半島をくまなく回り、地域とじっくり向き合った。

 さらに、インターネットでブログやフェイスブックを開始。「インターネットはメーンではないが、確実に相乗効果はある」と手応えを感じている。趣味で太極拳も始め、毎朝取り組むことで、「精神状態が良くなり活力が湧いてくる」と語る。

 前回は「熱を加えても溶けない氷山に向かっているような選挙」だったが、今回は「熱を感じる。この熱をいかに投票につなげられるか」と分析し、力を込める。「あの政治家を育てておいてよかったと言われる生き方をしたい」

 (1)ローマの休日(2)連城三紀彦、村上春樹などの著作(3)父(4)太極拳をしているとき

◆庶民・若者の立場で主張 長友忠弘さん(55)共新

 座右の銘は「不屈」。「めげずに打開策を見いだそうとするとき、不屈であることが大事になる」。三度目の国政挑戦となる今回も、不屈の姿勢で政策を訴える。

 宮崎県出身。高校卒業後に豊田市で就職した。働く人を物扱いする企業を批判する姿勢が新鮮に感じられ、共産党に入党。戦前から迫害を受けながらも反戦を訴えてきた政党ということで関心もあった。以来、庶民や若者の立場から政治のあり方を問い続けてきた。

 主張を訴えるだけではなく、有権者に政治と暮らしを結び付ける機会をつくってもらおうと、個人のフェイスブックで自身の活動や考えを紹介している。「気軽に見てもらい、政治のことを知ってもらえる機会の一つですね」と活用する。

 妻と長男の三人暮らし。趣味は絵。描くのも鑑賞するのも好きだという。

 (1)幸福の黄色いハンカチ(2)新美南吉「ひろったらっぱ」(3)瀬長亀次郎(4)朝風呂に入り、鳥のさえずりに耳を傾けるとき