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石川

参院選選挙区分析 山田さん得票64・8%

 参院選石川選挙区で初当選を果たした自民党の山田修路さんは、県内全十九市町で過半数を大きく上回る支持を集め、全県得票率も64・8%で大勝した。昨年十二月の衆院選の県内三小選挙区で全敗した民主党だったが、一川保夫さんは自民の勢いに押され、全県得票率も23%にとどまった。衆院小選挙区ごとに分けて得票率を分析した。(田嶋豊)

次点に2.7倍差大勝 1区

 次点に二・七倍もの差をつけ圧勝した山田さん。前回参院選に比べ、投票率が5・84ポイント減の49・63%だったにもかかわらず、岡田直樹さん(自民)が前回獲得した十万五百九十四票を上回る十万六千八百十三票を取り、得票率は62・4%に達した。

 一川さんは、六年前の自らの得票から六万二千票余り、前回選の民主候補より三万九千票余り減らした。特に昨年十二月の衆院選以降の民主離れ、一部県議らの離反などで勢力を結集できず、得票率は22・8%に沈んだ。

 共産の亀田良典さんは衆院選の得票を一万票近く上積み。行き場を失った非自民票が一部流れたとみられる。

一川さん小松善戦 2区

 山田さん、一川さんの出身地対決となった2区。山田さんは前回当選した岡田直樹さんの得票率を9・3ポイント伸ばしたが、森喜朗元首相後継の佐々木紀さん(自民)が昨年の衆院選で獲得した得票率64・5%にはわずかに届かなかった。

 出身地加賀市では前回衆院選の佐々木さんより11・4ポイント高い68・1%を獲得。一川さんの地元小松市をはじめ、能美市、川北町では衆院選の得票率を下回ったが、安定した戦いぶりを見せた。

 一川さんは小松市で自身県内最高の33・1%を獲得。前回衆院選の民主、社民候補の票を合わせた得票率計27・1%を唯一上回った。支持政党なし層が多いとされる野々市市では、その衆院選得票率から6・8ポイント減らすなど苦戦した。

 亀田さんは加賀市と能美市で昨年の衆院選の共産候補の得票率を上回った。

“民主地盤”も奪う 3区

 3区内でみると、山田さんは前回参院選の岡田さんの得票率を8・1ポイント伸ばしたほか、五市七町すべてで衆院選の北村茂男さん(自民)の得票率を上回った。

 元衆院議員の近藤和也さん(民主)の地元中能登町は、衆院選で自民が苦杯をなめたが、今回は北村さんの得票率を29・5ポイントも伸ばして“雪辱”。

 このほか、七尾市で19・4ポイント、羽咋市で17・9ポイントそれぞれ伸ばすなど、全体で衆院選より14・4ポイント上回った。

 一川さんは中能登町の23・9%が最高で、すべて3割に届かず。亀田さんは珠洲、輪島両市で衆院選の共産候補の得票率を上回った。