中日新聞プラス
中日新聞 chunichi web
文字サイズ
福井

「原子力は基幹的電源」 初当選の滝波さん

当選から一夜明け、自民党圧勝を伝える本紙に目を通す滝波宏文さん=福井市の中日新聞福井支社で

写真

 参院選の投開票から一夜明けた二十二日、福井選挙区で初当選を果たした滝波宏文さん(41)=自民=が、福井市大手三丁目の中日新聞福井支社を訪れ、伊藤博道支社長らに抱負を語った。七割を超える得票率に「身の引き締まる思い。負託に応えられるように福井の声を中央に届けたい」と話した。

 昨年十二月に財務省を辞め、今年三月の自民党県連による党員投票を制して党の公認を得た。この経緯を振り返り「人生捨ててもた(しまった)かな、と夜中にうなされたこともあった」と方言も交えて吐露。大勝したが、投票率の低下には「関心を十分高められなかった反省はある」と政治の重要性を有権者に訴えていくことを誓った。

 福井の経済と社会の活性化を「福井を取り戻す」と表現して臨んだ選挙戦。活性化の手段として北陸新幹線や中部縦貫自動車道の前倒し整備には「財政赤字が大きな中で簡単な話ではないが、どういう工夫ができるのか頑張ってやっていく」と意気込みをみせた。

 また、自民党が参院選公約で導入を目指すと掲げた道州制には「反対」とし「これまでの四十七都道府県での助け合い(という枠組み)を切ってしまう。国の在り方として本当にそれでいいのか」と疑問を呈する一幕も。

 エネルギー政策については「原子力は基幹的な電源。責任のある形で、歴史の検証に耐え得るベストミックスの結論を出さないと」と強調。環太平洋連携協定(TPP)には、農業分野の重要五品目の「聖域」死守や、食の安全安心の確保に力を尽くすと誓った。

(桂知之)