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落選の谷岡氏、政界引退へ みどり解党にも言及

谷岡郁子代表

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 参院選の比例代表で落選したみどりの風代表の谷岡郁子参院議員は二十二日早朝、名古屋市中区で記者会見を開き、「政治家としての六年間に悔いはない。今後は政治から退く」と述べ、党代表を辞任し、政界から引退することを表明した。

 みどりは、参院選で擁立した八人全員が落選。国会議員は亀井静香衆院議員ら二人だけとなり、政党助成金が支給される政党要件を満たさなくなる。

 谷岡代表は「みどりは党としての役割を終えた」と解党する意向。参院選の愛知選挙区などで協力関係にあった生活の党との合流には「ないとは思うが、落選した私自身、既に関与する立場にない」と述べた。

 引退後については「市民とともに、政治をチェックするのが私の務め」とし、政治研究や市民活動に携わる。

 谷岡代表は、五輪金メダリストの吉田沙保里選手らを輩出した女子レスリング部の名門、至学館大(愛知県大府市)の学長。二〇〇五年に開かれた愛知万博では、万博検討会議委員長として環境・市民重視型の方針を打ち出した。

 〇七年には、参院選愛知選挙区に民主党公認で出馬して初当選。野田政権が一二年七月に関西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼働を決めたことに抗議し、同僚議員と離党して、みどりの風を結成した。

 東日本大震災の復興予算の流用問題では、国会で政府を追及し、超党派の調査チームの設立に尽力。東京都議選や参院選は、脱原発や改憲反対を掲げて挑んだが惨敗した。