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「複数区」自民、18人全員当選

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 今回の参院選で、改選数が二〜五の「複数区」と呼ばれる十六選挙区の結果を見ると、自民党は擁立した十八人全員が当選した。一方、民主党の当選は十人にとどまった。改選数五の東京、同四の大阪で議席を失う打撃を受けたほか、自民と議席を分け合ってきた「指定席」の二人区でも取りこぼしがみられ、当選者がゼロだった一人区とともに敗北感を強めた。

 自民は、共倒れを避けるため十四の選挙区で候補を一人に絞り、手堅く議席を確保した。候補を二人立てた東京、改選数三の千葉でも、全員当選した。

 民主は東京、大阪だけでなく三人区の埼玉でも敗北。二人区では宮城、京都、兵庫で他の野党候補に競り負けた。東京で議席を落としたのは結党以来初。公示直前に公認候補を二人から一人に絞った背水の陣は奏功しなかった。十六選挙区の獲得議席は、二〇〇七年の二十一人、一〇年の十八人から下降線をたどっている。

 他の野党では、みんなの党が宮城と埼玉、日本維新の会が大阪と兵庫で民主の議席を奪取。共産党は東京、大阪、京都の三選挙区で公認候補が当選。十五年ぶりに複数の選挙区で議席を獲得した。

 与党の公明党は東京、神奈川、埼玉、大阪に擁立した四人が全員当選した。