富山

富山 野上氏が3選

2016年7月11日

3選を果たし、笑顔を見せる野上浩太郎氏=10日、午後8時23分、富山市太郎丸本町で(泉竜太郎撮影)

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 富山選挙区(改選数一)は、自民党現職の野上浩太郎氏(49)=公明推薦=が、野党統一候補で無所属新人の道用(どうよう)悦子氏(50)=民進、共産、社民、生活推薦=らを大差で破り、三回目の当選を果たした。投票率は55・61%で、前回を5・38ポイント上回った。

 初めて共産党を含む野党四党が統一候補を擁立し、安全保障関連法の廃止などを掲げた。民主、社民、国民新の三党共闘で無所属新人が当選した九年前の再現を狙ったが、経済政策や二期十二年の実績をアピールした自民の圧勝に終わった。自民は富山県内の衆参五議席の独占を維持した。

 野上氏は、農協や経済団体の支援を受け、県連の地域・職域支部を生かした組織戦を展開。国土交通副大臣の実績とともに、北陸新幹線の早期延伸や道路網の整備など社会資本整備を進めることによって地方経済を活性化すると訴えた。自民支持層以外にも浸透し、序盤から独走ムードで他候補を圧倒した。

 道用氏は、市民目線に立って安倍政権への批判を終始展開。野党四党の支援を得た個人演説会や街頭演説などで有権者への浸透を図ったが、支持が広がらなかった。諸派・幸福実現党新人の吉田かをる氏(61)は及ばなかった。

 野上浩太郎(のがみ・こうたろう) 慶大商学部卒。三井不動産社員を経て1999年4月の富山県議選で初当選。2001年7月から参院議員を務め、07年の落選を経て10年参院選で復活。国土交通副大臣や参院議院運営委筆頭理事を務めた。富山市堀川町。

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