富山

最後の訴え 心に響くか

2016年7月10日

(右)手を振りながら支持を求める野上浩太郎さん=9日、富山市掛尾町で(左)最後の訴えに力を込める道用悦子さん=9日、富山駅南口で

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 十日投開票の参院選富山選挙区の候補三人は九日、経済や安全保障政策などを巡る主張で支持を求めてきた十八日間の選挙戦を締めくくった。自民党現職の野上浩太郎さん(49)と、野党統一候補で無所属新人道用(どうよう)悦子さん(50)の主な候補二人は、ともに大票田の富山市内を選挙カーで走り、最後の訴えに声をからした。(参院選取材班)

安定政治で前へ 野上浩太郎さん

 野上さんは午後六時から、「県議になった三十一歳の時からこの地で訴えてきた」という富山市掛尾町の交差点で街頭演説。「経済は四年前に比べ、着実に動きだしている。これを地方が実感できるようにしなければならない」と声を張り、選挙戦を終えた。

 妻と一緒に道行く車に手を振りながら、「国民の命や国土を守る大きな責任がある。安定した政治でしっかりと前に進んでいかなければならない」と強調。

 教育再生や社会保障制度の確立、農林水産業の振興を誓い、「防災や社会資本の老朽化対策など、国民の命を守る取り組みも粛々と進めなければならない。一つ一つの取り組みが地方創生につながる」と訴え、深く頭を下げた。

市民と野党一丸 道用 悦子さん

 道用さんは午後八時まで、富山駅南口で「私たちの一票で安倍政権の暴走を止めよう。なんとしても市民の手に政治を取り戻そう」と訴えた。

 四党に支えられてきた選挙戦を振り返り、「市民と野党四党の統一候補です」と改めて表明。非正規労働者だった経験を交え、安倍政権の経済政策を批判し、賃金アップと正規雇用の促進、給付型奨学金の創設の政策を掲げた。安全保障関連法や憲法改正には強い反対の意志を表明し、「市民と野党が一丸となって立ち向かう時だ」と強調した。

 選挙カーなどでの運動が許される午後八時を過ぎた後も、同九時から約一時間、事務所近くの交差点に立ち、マイクを使わず通行人にアピールを続けた。

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