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<有権者発>改憲 首相在任中の実現目指す

2016年7月7日

 与党は参院選に勝利すれば、選挙後に改憲に取り組むのではないか=名古屋市北区の無職男性(70)

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 安倍晋三首相(自民党総裁)は参院選が始まる直前にあった党首討論会で、改憲について「参院選の結果を受け、どの条文を変えていくか議論を進めたい。党総裁として次の国会から憲法審査会を動かしたい」と明言しました。今年に入って国会では「私の在任中に成し遂げたい」と、実現時期にも言及しました。

 今の自民党則では、首相の党総裁任期は二〇一八年九月までです。首相は参院選後の秋の臨時国会から二年間で、改憲の実現を目指すと発言していることになります。

 改憲には原案を衆参両院でそれぞれ三分の二以上の賛成で可決した後、国会が改憲を発議し、発議後六十〜百八十日以内に行う国民投票で、過半数の賛成が必要です。「在任中」の国民投票には、遅くても一八年夏までに改憲を発議しなければならない計算です。

 改憲の原案をまとめるため、具体的な議論を行う場が、衆参両院の憲法審査会です。どの条文を変えていくかは、改憲に前向きな政党の間でも意見が違います。原案をまとめるには秋から議論を始めても、相当の時間が必要になります。

 首相は「選挙の結果を受け」と党首討論会で言及しました。選挙で勝利すれば、国会発議までにかかる日程を踏まえ、改憲の議論を加速させていきたい考えとみられます。(新開浩)

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