長野

期日前投票29万1675人 10日、投開票

2016年7月10日

 十日の投開票に向けて、参院選長野選挙区(改選数一)に立候補した三人は九日、県内を「最後のお願い」で回り、十八日間の選挙戦を終えた。有権者の下す審判は、十日深夜に大勢が判明する見通しだ。 

 投開票日は県内に約千五百カ所の投票所が設置され、投票時間は一部を除き午前七時〜午後八時。高森町には改選公選法で投票日に設置が可能になった共通投票所が県内で唯一、アピタ高森店に午前九時〜午後八時に開設される。町内の有権者は、指定の投票所か共通投票所のどちらかで投票できる。

 開票は大半の市町村が午後九時前後に始める。長野選挙区分の開票終了予定は松本市と長野市で十一日午前零時半ごろを予定する。比例代表の開票終了は松本市で午前四時ごろの見通し。

 県選管は九日、参院選の期日前投票者数が公示翌日〜八日の十六日間で、二十九万一千六百七十五人だったと発表した。有権者全体の16・42%に当たる。前回二〇一三年の参院選は公示翌日から十五日間で二十万一千百九十四人が投票しており、今回は45%増えた。

 六月二十一日現在の選挙人名簿登録者数は百七十七万六千七百四十七人で、うち十八、十九歳は四万一千三百十六人。

(参院選取材班)

◆最後まで訴え熱く

 民進新人の杉尾秀哉さん(58)=共産、社民推薦=は大票田の長野市内に絞り、十二カ所で街頭演説に立った。午後六時前に権堂商店街アーケードを練り歩き、買い物客らと握手し「テレビに出ていた杉尾です。頑張ります」と語り掛けた。

 午後六時半からJR長野駅前で締めくくりの演説に臨んだ。「一月にここで初めて街頭演説したときは雪が降っていた。半年で七十七市町村を回り、オール野党態勢が整い、ここまで来ることができた」と涙を浮かべ、選挙戦を振り返った。

 演説は共産や社民関係者も参加して野党の結束を示した。杉尾さんは「国民主権をなくすような自民党の憲法改正を許してはいけない。弱い者のための政治に変える」と声を張り上げると市民ら二百人が声援を送った。

 自民現職の若林健太さん(52)=公明推薦=も二十六年前に会計事務所を開いた長野市を最後の演説先に選んだ。午後三時半、若林さんは自宅近くのコンビニ駐車場に駆け付けた支援者二百人弱と一人ずつ握手を交わした。午後六時すぎから権堂商店街を練り歩いて店主と握手すると、支援者数十人から「健太コール」が響いた。

 午後七時半ごろ、自民の稲田朋美政調会長が応援に駆け付け、約三百人の聴衆が見守る中、長野駅前で最後の街頭演説に立った。

 「長野のため、日本のために働きたい。たった一つの議席を野党連合に預けるわけにはいかない」と声をからした。演説後、どこからともなく県歌「信濃の国」の合唱が始まり、若林さんは最後の握手を交わしていた。

 長野選挙区には、ほかに諸派新人で幸福実現党役員の及川幸久さん(56)が立候補している

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