三重

山本さん「私の力不足」 自民の「最重点区」及ばず

2016年7月11日

厳しい表情で頭を下げる山本さん=四日市市生桑町で

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 落選した山本佐知子さんは、午後十時五十分、四日市市生桑町の事務所に車で到着。自民の国会議員や支援者ら五十人に何度も頭を下げ、「私が力不足だった。自民党への支持はあったが、私自身に納得していただけなかった」と敗戦の弁を述べた。

 出馬を決めた昨年十二月、祖父の旧家がある桑名市に移り住み、知名度不足を挽回しようと県内を動き回った。県内の国会議員や地方議員の人脈を足掛かりに顔を売り、観光関連の民間企業で働いた経験を訴えた。政策の柱には、伊勢志摩サミット開催を生かした地域の活性化をすえた。

 自民にとっては、二〇一三年の前回参院選に続き、敵将のお膝元での勝利を目指して三重を最重点選挙区に位置付けた。これまでの国政選挙で特定の政党を支持していなかった鈴木英敬知事から支援を取り付け、公示前から安倍晋三首相をはじめ閣僚らを、大票田の県北部を中心に投入。総力戦で臨んだ。

 一歩及ばなかった結果に、田村憲久選対本部長は「接戦には持ち込んだが、民共の壁を打ち破れなかった。われわれの力が至らなかった」と悔しさをにじませた。

 敗戦の記者会見では、目に涙を浮かべ、両手を固く結んで答えた山本さん。今後のことは「何も考えていない」。拍手でねぎらった支援者一人ひとりと握手を交わした後、ワゴン車に乗って走り去った。

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