三重

芝さん、牙城を死守

2016年7月11日

3選を果たし支援者と握手して喜ぶ芝さん=津市羽所町で

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 与野党激突を象徴する一人区として全国的な注目を集めた参院選三重選挙区が十日、投開票された。民進現職の芝博一さん(66)が与党の猛攻をはねのけて三選を果たし、「岡田王国」の議席を死守した。自民候補として二〇一三年の前回選に続く連勝を目指した新人の山本佐知子さん(48)は力及ばず、諸派新人の野原典子さん(59)は支持を広げられなかった。投票率は59・75%で、前回から1・93ポイント上回った。

◆「新たな政治へ一歩」

 大激戦の末に三選を決めた民進現職の芝博一さんは「今回の選挙は、県民の良識の勝利だ。平和を守ろうという思いを、皆さんが受け止めてくれた」と声を張り上げ、感謝した。

 津市羽所町の事務所には、民進党関係者をはじめ、芝さんを推薦した市民団体「市民連合みえ」のメンバーや、県組織幹部も押し寄せ、約百人がテレビの開票速報を見守った。

 接戦が伝えられる中、午後九時五十分に各局が当選確実を報道。一斉に歓声と拍手がわき上がった。

 五分後に笑顔で事務所に登場した芝さん。演壇に上がり、市民連合みえの呼び掛け人の岡歩美さん(25)から花束を受け取ると、重圧から解き放たれた表情で「これまで自分たちが声を届けきれなかった市民の皆さんの力のおかげだ。新たな政治への一歩であり、これから先頭に立ち、体を張って頑張ります」と誓った。

 選挙活動中、各地の街宣で支援者が掲げ、芝陣営のシンボルとなった「みんなのための政治を、いま。」と書かれたピンクのプラカード。陣営スタッフと支援者全員で胸の前で掲げて記念写真。市民と一体となって進めた選挙の勝利を祝った。

 (参院選三重取材班)

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