石川

最後の訴え 心に響くか

2016年7月10日

(右)最後のお願いで商店街を歩く有権者らと握手する岡田直樹さん=9日、金沢市竪町で(左)最後のお願いで支持者らに手を振る柴田未来さん=9日、金沢市香林坊で

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 十八日間に及ぶ舌戦は熱気に包まれながら終幕−。十日投開票の参院選石川選挙区で事実上の一騎打ちを繰り広げてきた候補二人は選挙運動最終日の九日夜、ともに大票田・金沢市の繁華街で最後の訴えを響かせた。声をからした二人は深々と頭を下げ、有権者の審判に身を委ねた。(参院選取材班)

必ず皆さまに恩返し 岡田直樹さん

 自民党現職の岡田直樹さん(54)は金沢市内を遊説後、応援に駆け付けた有村治子前女性活躍担当相とともに同市の竪町通りを歩き、最後のお願いに回った。片町きらら前での演説では「アベノミクスは道半ばだが、岡田直樹も道半ば。これからが働き盛り。大きな政治家になって必ず皆さまにご恩返しをしたい」と声を振り絞った。

 「心血を注いできた」という北陸新幹線金沢開業にも触れ「新幹線効果を全県に広げていく。大阪までつないで初めて真の北陸新幹線が完成する。その一翼を担わせて」と訴えた。

 馳浩文部科学相をはじめ、地元国会議員や自民、公明党の県議、自民県連学生部の若者もマイクを握った。選対本部長の北村茂男衆院議員(石川3区)は「日本の将来に間違いのない道を選択しなければならない」と強調。最後はガンバロー三唱で締めくくった。

柴田未来さん 安倍暴走列車止める

 野党統一候補で無所属新人の柴田未来(みき)さん(45)は金沢市などの商業施設を回った後、夕方に同市の香林坊アトリオ前に登場。支援者の声援を浴びてマイクを握り「安倍暴走列車を誰かが止めなきゃいけない」と力を込めた。

 地元の一向一揆の歴史も振り返り「権力者がおかしければ、体を張って自治を勝ち取る伝統を持った石川県の皆さんと戦えたことは誇り」と感謝。「最後の0・01秒まで頑張ります」との言葉通り、集会後も選挙カーを走らせながら演説を続け、インターネットの動画中継でも訴えた。

 集会では県内の民進、共産、社民党の代表らも演説。民進県連の近藤和也代表は安倍政権の強引さを念頭に「地方の声をかき消すのはやめてほしいという議員が石川に一人いてもいいじゃないか」と主張。支援者の市民も登壇し、深夜まで勝利へ努力すると誓った。

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