石川

舌戦きょう限り 手応えは

2016年7月9日

 10日投開票の参院選の舌戦も残すところ9日の1日となった。石川選挙区では、野党統一候補で無所属新人の柴田未来(みき)さん(45)と自民現職の岡田直樹さん(54)が事実上の一騎打ちを繰り広げてきた。2陣営の選対本部長に選挙戦の手応えや最後の追い込みに向けた意気込みを聞いた。(参院選取材班)

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共闘 勝利へ戦い抜く

柴田陣営 一川政之選対本部長

 訴えの内容は本人の言葉で話すことが効果的と考え、候補者に任せてきた。特に公示後は気持ちが入った演説をしていて「感動した」という感想もいただく。農業者へのTPP(環太平洋連携協定)や、年金など身近な問題を真剣に考えていることが響いている。

 情勢は厳しい。選挙の盛り上がりをなかなか感じない。野党共闘はそれぞれの役割で活動し、プラスに働いていると思うが、相乗効果はまだ不十分だと思う。

 九日の遊説は金沢。支持政党のない層が多くいる金沢が勝負の場所だ。若者も当然だが、幅広く有権者に訴える。地元の国会議員が全員自民なのはバランスが悪い。自民支持以外の声を受け止める人物が必要で、それが健全な政治につながる。この選挙で勝ちたい思いは相手陣営よりも強い。いろいろな立場の人の思いを一つにして、最後まで諦めずに戦い抜く。

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楽観せず 引き締めを

岡田陣営 北村茂男選対本部長

 景気回復と経済対策を第一に訴えてきた。社会保障充実の実現を含め、予算編成につなげるという候補者の財務副大臣としての役割も訴えてきた。(相手陣営は)ただ反対と言っているだけで、「ではどうする」という部分に全く触れない。論戦がかみ合わないことも低調ムードの原因だ。

 新有権者の参画が投票率にどうつながるのか期待と不安が交錯している。前回選以上の57、58%までいきたい。われわれの主張に反応してくれる割合は高いと感じるので、高くなれば陣営にとってマイナスにはならない。若者の反応はまだら。関心のある若者もいれば、関心を示さない人たちもいる。アプローチが非常に難しい。

 全域で自民、岡田さんへの期待の声が日に日に多くなっている。楽観するのではなく、さらに各市町の選対を引き締めて投開票日になだれ込みたい。

主な政党の公約

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