福井

山崎さん集大成へ 5選、情熱なお盛ん

2016年7月11日

陣営スタッフから花束を受け取り笑顔の山崎さん=福井市で

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 「政治生活の集大成という形で、少しでも県政課題のお手伝いができたら」。五選を目指した自民現職の山崎正昭さんは、投票締め切り直後の午後八時すぎ、早々と当選確実となった。福井市大手二の事務所で、頬を紅潮させ、大勢の支持者らと喜びの握手を交わした。

 今回の選挙は、これまでと勝手が違った。参院議長としての公務があり、公示日には福井を離れた。従来は県内を二巡していた遊説を一巡に減らし、その分、各地を丁寧に回る方式に変えた。選挙権年齢の引き下げも、票読みを難しくした。

 野党統一候補の登場には「眠れない日が続いた」。しかし、健康面で不安があった六年前に比べ、体調は万全。遊説中には支持者から「良い顔してる」との声も掛かった。「決して後ろ向きにならず、前を向く」。自らを鼓舞し続けた。福井選挙区の候補者で最年長だったが、妥協する姿は一切なかった。

 市議会、県議会を含め、政治歴は四十二年目を迎える。「政治家の頂点まで上り詰めたが、一年半迷った末に出馬を決めた」。全ては政治信条「愛郷無限」を完結するため。北陸新幹線の県内延伸や中部縦貫自動車道の全線開通など、積み残した課題があった。

 脳裏には、豪雨災害で廃村となった故郷の旧西谷村(現大野市)が焼きつく。次期の六年は、ふるさとへの恩返しにささげるつもりだ。「果敢に攻め抜く。情熱だけは誰よりも勝っている」。中央政界で築いた太い人脈を駆使し、地方創生の先頭に立つ。

 (山本洋児)

主な政党の公約

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