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オリンピック 特集・連載

<黒海の風> バリアフリー再考

 ソチ五輪終盤になって、五輪会場や市街地で、車いすの人を見かけるようになった。 ソチはロシア有数の保養地というだけあって、平地なら昼間気温も20度弱と、温暖で過ごしやすい、良い街だと実感している。しかし、ハッと気付いたことがある。 (2月25日) [→記事全文へ]

 

<黒海の風> 場内が見守った瞬間

 フィギュアスケート会場の記者席には、各所に小型のテレビモニターが設置されている。 一流選手の演技を生で見られる特等席だが、選手が死角に入った時や時々の順位などを確認するには便利だ。 (2月24日) [→記事全文へ]

 

<クローズアップ ソチ> スピード界、育成課題

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◆強化遅れメダル0 一枚岩で代表合宿を  「金を含む三つ以上」を目標に掲げたスピードスケート日本代表のメダルは、2006年トリノ五輪以来2大会ぶりのゼロに終わった。通算15個のメダルを獲得してきた日本期待の競技の不振ぶり。 (2月24日) [→記事全文へ]

 

<黒海の風> 「伝説」は「東京」まで続く?

 今大会で最も目立った日本人選手は誰か。この人は間違いなく最有力候補だろう。ノルディックスキー男子ジャンプの「レジェンド」こと葛西紀明(土屋ホーム)だ。 五輪7度目の41歳にして銀、銅二つのメダルを獲得し、冬季五輪の日本勢最年長記録を塗り替えた。 (2月23日) [→記事全文へ]

 

<クローズアップ ソチ> 資金集め、新スタイル

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 新種目のフリースタイルスキー女子ハーフパイプ(HP)で銅メダルを獲得した小野塚彩那(石打丸山ク)は、知人や一般から会費を募る「サポーターズクラブ」の援助で遠征費を捻出し、五輪への道を切り開いた。 (2月23日) [→記事全文へ]

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女子ハーフパイプのメダル授与式で銅メダルを手に笑顔を見せる小野塚彩那=時事

 

<黒海の風> 五輪組織委の不可解さ

 部屋の窓から外をのぞくと眼下には黒海の水平線。海の香が風に乗って漂う。ここは海沿いに立つリゾートホテル、ではない。海に浮かぶ船だ。 五輪開幕の直前から、メーンスタジアム近くの港に停泊する「ルイスオリンピア号」に滞在している。 (2月22日) [→記事全文へ]

 

<黒海の風> 悔いて立ち上がる

 意外な金メダルだった。滑り終えたフィギュアスケート男子の羽生結弦(はにゅう・ゆづる)は力を出し尽くし、しゃがんで立ち上がるまで10秒以上。そこまで見てから記者席を離れ取材エリアへ向かう途中、見知らぬ海外の記者に声をかけられた。「金のチャンスは全くないね」 (2月21日) [→記事全文へ]

 

<クローズアップ ソチ> 国が支援「ママでも五輪」

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 20日に行われる新種目のフリースタイルスキー女子ハーフパイプで、4歳の娘を持つ三星(みつぼし)マナミ(30)=野沢温泉ク=がメダルに挑む。三星のように、子育てをしながら競技に取り組む女子選手の姿も目立つようになった。 (2月20日) [→記事全文へ]

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練習を終え笑顔を見せる三星マナミ=共同

 

<黒海の風> 五輪の魔物

 「フィギュアスケートって、撮影してて飽きないですか? 毎回同じ演技やるんでしょ」。フォトグラファーとして冬季スポーツを取材していると、人からよくこんな質問をされる。イエスともノーとも答えに窮してしまう。 (2月20日) [→記事全文へ]

 

<黒海の風> 眠気よりも…

 大会も半ばを過ぎ、各国の記者も疲れの色が濃い。夕方から夜にかけて実施される競技が多いため、連日の深夜業務。われわれもそう。日中は強烈な眠気に襲われる。 それゆえ、昼間のメーンプレスセンター(MPC)は意外なほど静か。しかし15日は違った。 (2月19日) [→記事全文へ]

 

<クローズアップ ソチ> 国産スキー板、復活なるか

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 「ニシザワ」「カザマ」「ヤマハ」。30年ほど前まで主流だった国産スキー板をゲレンデで見かけることは近年少ない。アルペン種目のワールドカップ(W杯)出場選手で日本製を使う選手は、ソチ五輪で男子回転に出場する湯浅直樹(スポーツアルペンク)ただ一人だ。 (2月18日) [→記事全文へ]

 

<黒海の風> 汚職大国

 ロシアは汚職大国だ。プーチン大統領も、ソチ五輪開幕日の記者会見で「(五輪のような)大事業では、そういう問題が起きてくる」と汚職の存在を認めている。 今月14日午後5時前、本紙記者団がチャーターしている車が、交通警察官に呼び止められた。 (2月18日) [→記事全文へ]

 

<クローズアップ ソチ> 努力重ねメダルの形に

 20年以上の競技生活を誇る葛西は、板を平行にして飛ぶ「クラシカルスタイル」から、「V字ジャンプ」への移行を経験した数少ない現役ジャンパーの一人でもある。度重なるルール変更が選手を翻弄(ほんろう)し続けてきた時代をくぐり抜けたからこそ、この銀メダルには大きな… (2月17日) [→記事全文へ]

 

<黒海の風> 寒暖差 テーマぴたり

 日本でそれほど浸透しているとは言い難いが、ソチ五輪のテーマは「Hot.Cool.Yours.」である。簡単にいえば「熱くてかっこいい、みんなの大会」とでもいった意味か。 (2月17日) [→記事全文へ]

 

<黒海の風> 目立つウエアのお国柄

 一流選手が最高の技や力、速さを競う五輪の試合会場はさながらファッションショーのようでもある。各国の監督やコーチらスタッフがおそろいのウエアをまとい、デザインにお国柄が表れて見ているだけで楽しい。 その中でも目立つのがスキーとスノーボードの日本勢だ。 (2月16日) [→記事全文へ]

 

<黒海の風> おふくろのボルシチ

 あつあつのボルシチが、冷えた体を芯から温めてくれる。サフランと塩で薄く味付けしたもちもちした食感のコメは、日本人の舌にすんなりなじむ。ロシア料理との相性もばっちりだ。 アドレル地区にある食堂「交差点」は地元住民が足しげく通う人気店。 (2月15日) [→記事全文へ]

 

<クローズアップ ソチ> 磨いたワックスで滑り

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 12日のノルディックスキー複合個人ノーマルヒル(NH)で、渡部暁斗(北野建設)が銀メダルを獲得し、かつての複合王国日本に20年ぶりのメダルをもたらした。第2集団に十分なリードを保ち、最後まで激しい首位争いを演じた渡部暁の滑りを支えたのは、国内メーカーが独自… (2月14日) [→記事全文へ]

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ノルディックスキー複合個人ノーマルヒル後半距離で力走する渡部暁斗(右)=内山田正夫撮影

 

<黒海の風> 五輪外交、光と影

 ロシア随一の保養地ソチは、旧ソ連時代から歴代指導者の別荘が点在する。プーチン大統領もそう。刑務所のような高い壁と厳重な警備。保安検査場を通り抜けると、黒海を望む美しい庭園が目前に広がり、奥に城のような公邸が見えた。 (2月14日) [→記事全文へ]

 

<クローズアップ ソチ> 和製ボーダー、世界に通用

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 スノーボード男子のハーフパイプ(HP)で、平野歩夢と平岡卓がメダルを獲得した。スノーボードでは日本勢初の表彰台。初採用の1998年長野大会から毎回出場しながら、北米で人気の高額賞金大会「Xゲーム」などに集う強敵に蹴散らされていた和製ボーダーたちがようやく輝… (2月13日) [→記事全文へ]

 

<黒海の風> 禁酒

 日本勢の初メダルが決まった。祝杯を挙げたい関係者も多いだろうが、今大会の選手村は全面的に禁酒。かなり厳しく取り締まっているらしい。 選手はともかく、コーチ陣らが買って帰ったビールを入り口で没収されたという話を何度か聞いた。「すっかり健康ですよ」と強がる声も。 (2月13日) [→記事全文へ]

 

<黒海の風> 不気味な穏やかさ

 ロシア有数の保養地ソチは、冬季五輪開幕後も「静かな日」が続いている。二つの意味がある。一つは、会場を一歩出ると、五輪の盛り上がりがそれほど感じられないこと。もう一つは、テロ発生のニュースがぱったりと無くなったことだ。 (2月12日) [→記事全文へ]

 

<クローズアップ ソチ> オランダ、短距離に力

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 スピードスケート王国のオランダが、男子500メートルでは五輪初の表彰台独占の快挙を果たした。長距離では多くのメダリストを輩出してきたが、短距離も席巻。前回のバンクーバー五輪でメダルを獲得した日本と韓国を退け、新たな金字塔を打ち立てた。 (2月12日) [→記事全文へ]

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男子500メートルでメダルを独占したオランダ勢。短距離の強化策が実を結び、日本勢を圧倒した=共同

 

<黒海の風> 3本足犬の運命は?

 ホテルから五輪会場に向かうバス停で、右の後ろ足がない野犬を見かけた。「かわいそうに、事故にでもあったのかな」と隣にいた米国人。犬はそれでもうまくバランスをとり、やってきたバスを軽い身のこなしでよけ、走り去っていった。 (2月11日) [→記事全文へ]

 

<クローズアップ ソチ> 滑りの異変、見逃さない

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 スピードスケートの日本選手団の一員として、科学的な視点で日本選手の滑りを支える人がいる。日本スケート連盟科学委員長で日女体大の湯田淳准教授(41)=スポーツバイオメカニクス=だ。滑走時の映像を詳細に解析し、好不調の要因を的確に助言する。 (2月10日) [→記事全文へ]

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選手の滑りに目を光らせる湯田淳さん=昨年12月、長野市のエムウエーブで

 

<黒海の風> 検査場、今日はそっち!?

 さて、今日の日替わりはどうだろう。といっても定食屋のメニューではない。主にスキー種目の舞台となる「山側」のセキュリティーチェックのことだ。 開会式が開かれたフィシュト五輪スタジアムなどが集まる黒海沿岸の「海側」に比べ、山側は施設の工事が遅れがち。 (2月10日) [→記事全文へ]

 

<クローズアップ ソチ> 鍛錬の「貯金」と若きハート

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 ソチで「レジェンド(伝説)」の続章はつづられるのか。1月に史上最年長の41歳でワールドカップ(W杯)制覇を果たしたスキージャンプの葛西紀明(土屋ホーム)が、これも史上最多となる7度目の冬季五輪に挑む。 (2月9日) [→記事全文へ]

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開会式で入場行進する葛西紀明主将=共同

 

<黒海の風> 記者の卵、東京で会おう

 五輪出場国・地域の文化を開催都市の子どもたちが学ぶ「一校一国運動」の取材で、日本を担当するソチ市内の第15番学校を訪れた。 日本茶や折り紙など日本の歴史や文化を学ぶ生徒の様子を一通り取材した後、学校の案内で部屋に連れて行かれると、生徒約10人が並んで待ち構… (2月9日) [→記事全文へ]

 

<クローズアップ ソチ> 五輪派遣、少数精鋭の流れ

 女子モーグルの伊藤みきが予選直前にけがを悪化させて棄権した。昨年末に痛めた右膝は、完治には手術が必要とされる全治8カ月の大けが。常識的には五輪出場は困難だったが、全日本スキー連盟(SAJ)の五輪派遣基準を満たす選手は日本の出場枠と同じ4人だけ。 (2月8日) [→記事全文へ]

 

<黒海の風> ロシア人の作り笑い

 大体のロシア人は見知らぬ人に笑顔を見せない。過去のモスクワ出張で何度も抱いた印象だ。不機嫌が理由ではない。作り笑いは「形式的微笑」と呼ばれ、その裏には偽善や黒いたくらみ、腹を明かしたくない事情などがあると映るらしい。 ソチはどうか。 (2月8日) [→記事全文へ]

 

<黒海の風> 闘いの匂い届けたい

 競技の始まる1週間前、フィギュアスケートとショートトラック会場の取材エリアは強烈な木の匂いに包まれていた。 選手たちと取材者を区切るための木柵。削り跡も生々しいまま、並べられもせず雑然と置かれた状態だった。「きのう着いたばかりで、まだ整っていなくて」と報道… (2月7日) [→記事全文へ]

 

<ソチ点描> (5)コサック

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 ロシア南部の民族衣装を身にまとった女性が、スカートをはためかせながら軽やかに踊る。音楽に合わせ、何人もの歌声が美しいハーモニーを奏でた。 ロシア南部の国境警備集団「コサック」。 (2月5日) [→記事全文へ]

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剣を手に、コサックの民族舞踊を練習する女性たち=ソチで

 

<ソチ点描> (4)同性愛者差別

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 「ここは同性愛者が自由になれる場所だ」。五輪が開幕するソチのゲイバー「マヤーク(灯台)」。経営者のコチャゴフさん(41)は胸を張る。中心部に十三年前に開店。小さな看板だけで、開店中も施錠された鉄扉で外界と隔絶している。 「ゲイの世界の中心的存在の店」。 (2月4日) [→記事全文へ]

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ショーを前に、入念に化粧するゲイのダンサー=ソチで

 

<競技展望> (10)ボブスレー/スケルトン/リュージュ/バイアスロン

 ▽ボブスレー 日本は男子の4人乗りと2人乗りに挑む。パイロットの鈴木寛(北野建設)は2大会連続5度目の五輪で、その経験を好成績につなげられるか。ブレーカーを務める宮崎久(大倉山藍田学舎)は陸上の世界選手権出場の経験があり、優れた瞬発力に期待がかかる。 (2月4日) [→記事全文へ]

 

<ソチ点描> (3)爆発物探知犬

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 ロシア南部ソチ市の外れにある小高い丘の中腹。冬季五輪に向け二年前、旧ソ連時代の採石場跡地に新設された警察犬訓練所で、シェパード犬がグラウンドを走り抜ける。鋭い嗅覚で爆薬を嗅ぎつける爆発物探知犬。今回ほどその役割が重要な五輪はない。 (2月3日) [→記事全文へ]

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障害物を乗り越える訓練をする爆発物探知犬=ソチで

 

<競技展望> (9)スノーボード

 ハーフパイプ(HP)は男子で15歳の平野歩夢(バートン)は高いジャンプで高得点を稼ぐ。右足首捻挫などで昨年12月中旬から試合に出ておらず実戦不足が気掛かりだが、実力通りの滑りができれば五輪2連覇中の王者ショーン・ホワイト(米国)にも迫れる。 (2月3日) [→記事全文へ]