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パラリンピック 紙面記事

平和願い祭典閉幕

閉会式の出演者と笑顔で写真に納まる日本の選手たち=16日、ソチで(代表撮影・共同)

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 【ソチ=斎藤雄介】冬季パラリンピック・ソチ大会は十六日夜(日本時間十七日未明)、当地のフィシュト五輪スタジアムで閉会式が行われた。冬季史上最多の四十五カ国が参加した、「平和の祭典」が幕を閉じた。

 閉会式で日本は、アルペン男子座位の滑降、スーパー大回転の二種目を制した狩野亮(あきら)(28)=長野市、マルハン=が旗手を務めた。

 日本勢は、狩野とアルペン男子座位の回転を制した鈴木猛史(25)=駿河台大職=が合わせて三つの金メダルを獲得。海外大会では最多の前回バンクーバー大会に並んだ。合計は金三、銀一、銅二の六個で、前回の十一個を下回った。各国のメダル獲得数はロシアが金三十を含む計八十個で最多。

 大会は、開催国ロシアが隣国ウクライナへの軍事的圧力を強める中で開かれた。直前までボイコットを検討していたウクライナは、表彰式の選手がメダルを手で隠すなど、大会を通じて抗議の姿勢を示した。

 閉会式でも、旗手のリュドミラ・パブレンコは腕や胸に「PEACE(平和)」と書かれたトレーニングシャツを着て入場。笑顔はなかった。

 次回の冬季大会は二〇一八年、韓国の平昌(ピョンチャン)で開かれる。