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能登半島地震特集

震災被害の僧堂復元 門前・総持寺祖院 開単式で僧侶ら座禅

2年ぶりに復元された僧堂=輪島市門前町で

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 二〇〇七年三月の能登半島地震で伽藍(がらん)が傾くなど、大きな被害を受けた輪島市門前町の曹洞宗大本山総持寺祖院で十二日、座禅を行う僧堂の開単式(落慶式)があった。

 総持寺祖院は一八九八(明治三十一)年の大火で大部分の伽藍が焼失。一九三〇(昭和五)年に七堂伽藍の中で最後の建物として再建された准堤(じゅんてい)観音をまつる僧堂は、木造平屋建て瓦ぶきの間口二〇メートル、奥行き一四・五五メートルの入り母屋造り。

 復元に当たっては、ヒノキ材を使い元の大きさに再建した。これまで取り付けられていた花頭窓(かとうまど)など一部の建材は再利用した。

 この日、大祖堂(法堂(はつとう))には大下泰宏副市長や寺院役寮、雲水、檀家(だんか)総代ら約四十人が参列。般若心経の読経の流れる中、参列者が焼香した。横浜市鶴見区の大本山総持寺の大道晃仙禅師が総持寺祖院の長谷川文丈監院に引渡状を授与した。

 この後、僧堂で盛田正孝総持寺後堂を導師に開単式があり、座禅を組んだ。

 総持寺祖院では現在、待鳳館や鐘楼(しょうろう)堂の修復工事に入るための足場が組まれ、法堂などを含め工事完了までには十年前後がかかるという。 

  (渋谷昭次)

 

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