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北陸中日美術展

感性・洗練 第48回 入賞作紹介

 アート・ナウKANAZAWA第48回北陸中日美術展が5日、金沢市の金沢21世紀美術館で始まった。北陸から新たな美の発信を目指す全国規模の公募展には今年、前年より2点多い計286点(平面226点、立体60点)が集まり、2日の公開審査で入賞・入選の190点が選ばれた。入賞に輝いた10点を紹介する。(画像をクリックすると拡大画像がご覧いただけます)

 

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講 評

美術評論家・針生一郎氏

具象の必然考えて

 この公募展は土地柄のせいか以前から具象の傾向が強い。近年、国内でも海外でも具象が著しいが、単にイラスト風やアニメ風では面白くない。抽象を経過した新しい具象がくみ取れないのだ。

 もちろん抽象を差別したことはないし、重要だと思う。審査は便宜的なジャンルにはとらわれずに行った。ただ、作者が具象に挑む必然性を十分につかみ取っていないように感じる作品もあった。

 全体的にみてレベルは高かった。大賞は具象だが、抽象的な要素もある作品に落ち着いた。光をテーマに非常にまとまった象徴的な風景を作り出して成功した。 (談)

 

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講 評

国立国際美術館館長・建畠晢氏

全体のレベル高い

 伊庭さんの作品は、大賞・入選の二点とも精神的な深みがあり、技術的にも素晴らしかった。個人的には石川テレビ賞の作品にも引かれた。有機的なイメージが結び付いて力のある作家だと思った。

 賞に残ったのは広い意味で具象ばかりだった。立体もレベルが高かった。富山テレビ賞の入れ子の作品はやや形式的だがバランスのとれた造形力があった。福井テレビ賞は呪術(じゅじゅつ)的迫力を感じさせる作品だった。

 全体的に複数出品の作家はレベルが高く、一つに絞る作業になった。中間層はさほど見られず、あまり判断に迷わなかったのは非常に珍しい。 (談)

 

アート・ナウKANAZAWA 第48回北陸中日美術展

◆会期 12月5日(土)〜13日(日)無休

◆時間 前10時〜後6時(最終日は午後5時)

◆会場 金沢21世紀美術館市民ギャラリーA・B(金沢市広坂1)

◆入場料 一般・大学・高校生600円、中学生以下無料

◆主催 北陸中日新聞、石川テレビ放送、富山テレビ放送、福井テレビ

◆後援 石川県、富山県、福井県、石川県教育委員会、富山県教育委員会、福井県教育委員会、金沢市、金沢市教育委員会、小松市、加賀市、七尾市、白山市、羽咋市、珠洲市、輪島市、富山市、高岡市、射水市、砺波市、氷見市、小矢部市、福井市、福井市教育委員会、NHK金沢放送局、エフエム石川、日刊県民福井(順不同)

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