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平成25年度 中日ボランティア賞 受賞者紹介

2013年12月6日


 石川、富山、福井の北陸3県でボランティア活動を長年続けている個人、団体をたたえる平成25年度中日ボランティア賞(北陸中日新聞、北陸中日新聞社会事業団、日刊県民福井主催)の表彰式が12月7日、金沢市のANAクラウンプラザホテル金沢で開かれる。北陸3県の受賞者(9人と22団体)の活動と喜びの声を紹介する。

福井県の6団体

子育てサポートサークル「ぱんだ」 =敦賀市

経験を生かすお母さん

 二〇〇八年一月、市ボランティアセンター養成講座の受講生で立ち上げた。月に一〜三回、市や民間の子育て支援センターの行事や子育て相談などで、託児を担っている。未就園児の抱っことおんぶをしたり、一緒におもちゃで遊ぶ。

 二十〜七十代の女性二十六人の会員は子育て経験者が大半。赤ちゃんが泣くときもあるが、会員は「経験を生かせる」「かわいい赤ちゃんに癒やされる」とやりがいを語る。

 代表の藤田弘子さん(59)は「昔は子どもを近所の先輩に預けた。活動はその恩返し」と話し、受賞を喜んでいる。 (増井のぞみ)

勝山スポーツダンスクラブ =勝山市

優雅に善意のステップ

 社交ダンスを楽しむメンバーが、市内6カ所の高齢者や障害者施設で優雅なダンスの披露や車いす寄贈を続ける。市社会福祉協議会にも寄付金を贈り、勝山の福祉に貢献する。

 車いすや寄付金の財源は、1992年から県内の社交ダンス愛好家を集めて開くチャリティーダンスパーティーの収益の一部。99年までに市社協に22万円を寄せ、車いすも2000年から13年までに計13台を届けた。

 代表の北川泉さん(78)は「メンバーは60〜80代が中心だが、趣味が楽しめる間は続けたい」と意気込んでいる。 (山内道朗)

社中学校生徒会 =福井市

活動に参加は当たり前

 一九八七年の開校以来、地域の行事を手伝い、活性化に取り組んできた。

 社北公民館まつりの運営、清掃活動やビオトープ整備のほか、敬老会で昔の歌を披露して盛り上げたり、公民館と合同で広場にイルミネーションを飾ったり。活動は幅広い。

 四百十四人の生徒全員が、年に一回以上ボランティア活動に参加している。前期生徒会長だった三年の高嶋竜輔君(14)は「みんな学校の伝統を知っていて、参加するのが当たり前という感覚。地域の人たちにお世話になっているから、恩返しできるのがうれしい」と話した。 (林朋実)

南部壮年会 =坂井市

花壇作り癒やしの空間

 三国町南部地区の地域づくりのため1995年に設立。特に花壇作りは2年目から続け、今は同町池見の幹線道路交差点中央部約60平方メートルに6月から11月末まで花を楽しめるようにしている。

 会員は50〜70代の38人。花の配置を考え県指導員に助言を受けるなどして、癒やしの空間を演出。市コンクール優勝のほか、日本道路協会から表彰を受けるなど高い評価を得ている。

 代表の斉藤實さん(72)は「コンクールに出すのは大変だが、会員の意識は高い。会員を増やして継続していきたい」と抱負を語った。 (中田誠司)

福井南高校生徒会 =福井市

あいさつあふれる学校

 「おはようございます」。校門前で爽やかな声が響く。生徒会のメンバーが昨年から登校の時間帯に立ち、生徒や地域の人にあいさつをしている。

 二〇〇〇年の生徒会発足当初から、生徒が利用する最寄り駅の清掃とあいさつ運動を続けてきた。昨年から「もっとあいさつのあふれる学校に」と生徒会で話し合い、校門前にも立ち始めた。

 生徒会長の三年中村朝美さんは「あいさつを返してくれる人が増えた。気持ちいい朝を迎えられる」と手応えを感じている。取り組みは「活気が生まれる」と地域からも評判だ。 (塚田真裕)

県立羽水高校野球部 =福井市

奉仕の心後輩へ脈々と

 早朝の学校周辺でのごみ拾いや雪かき、校門での生徒らへのあいさつ活動を5年以上続ける。「学校や地域の人に恩返しがしたい」。その気持ちは、先輩から後輩へと受け継がれている。

 道路にはたばこの吸い殻や空き缶が目立っていたが、地道な活動で少しずつきれいになった。現在のメンバーは男子33人、女子3人の36人。「おはようございます」。校門に立つと頭を深々と下げ、すがすがしくあいさつする。

 主将の井関陸君(17)=2年=は「これからも活動を続けていきたい」ときっぱり語った。 (松原育江)

福井県の2個人

谷口榮一さん(80) =福井市

水墨画で「ありがとう」

 地元の小学四年生が毎年、学校で開くお年寄りとの交流会で、趣味の水墨画を生かして描いた色紙を児童一人一人に贈っている。今秋も、児童の活動への感謝の言葉や人生訓を添えて手渡した。

 活動を始めたのは二〇〇九年。足が不自由だが、児童による高齢者との交流事業を知り、感謝の気持ちを伝えようと筆を走らせた。児童たちは「お年寄りが見守ってくれている」と実感。年賀状をやりとりするなど交流も生まれた。

 水墨画は毎日の活力にもなっている。「今年は一年間で八百枚を描いた。来年は千枚に挑戦したい」と意気込んだ。 (大山弘)

後藤丈子さん(67) =越前市

読む楽しみ伝える喜び

 越前市中央図書館のボランティアグループ「おはなしあのねの会」に所属し、毎日のように市内の幼稚園や小中学校で絵本を読み聞かせる。「読む楽しみと伝える喜び」が活動の原動力だ。

 幼稚園教諭を引退後の二〇〇六年、県の「子育てマイスター」に登録。教職を離れて好きな読み聞かせに没頭できることに感謝する。「子どもたちの笑う顔や怖がる顔を想像しながら、絵本を選ぶのも楽しい」

 認知症患者が相手のお話し会などにも出向く多忙な日々だが「逆にエネルギーをもらい幸せ」と口元を緩めた。 (山本真喜夫)

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