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平成25年度 中日ボランティア賞 受賞者紹介

2013年12月6日


 石川、富山、福井の北陸3県でボランティア活動を長年続けている個人、団体をたたえる平成25年度中日ボランティア賞(北陸中日新聞、北陸中日新聞社会事業団、日刊県民福井主催)の表彰式が12月7日、金沢市のANAクラウンプラザホテル金沢で開かれる。北陸3県の受賞者(9人と22団体)の活動と喜びの声を紹介する。

富山県の8団体

県立富山工業高校ボランティア部 =富山市

街頭募金や催し手伝い

 学校周辺のごみ拾いや週末の街頭募金、障害者の作業所でのお手伝いなど、活動は多岐にわたる。

 部長の二年前川和也君(17)は「地域の人から『頑張っとるね』と感謝されるとうれしい」とやりがいを話す。

 活動の場は校外が中心。「最初はオドオドしていた生徒が、だんだん積極性が出てきて、気遣いができるようになってきた」。顧問の藤野栄子教諭は、部員十八人の成長も実感する。

 今年は、他団体が主催する視覚障害者のイベントや小学生の野外教育事業も手伝うなど、活躍の場を広げている。

大山おはなしの会 =富山市

本読み聞かせ年200日

 富山市の旧大山町内の幼稚園や保育園、小学校を中心に、本の読み聞かせを続ける。高齢者のサロンにも出向き、年間の活動日数は二百日にも上る。

 二〇〇一年にボランティア養成講座の受講生十人ほどで結成し、現在の会員は二十人にまで増えた。今では地域で子どもに会うと、「お話のおばちゃんだ」と声を掛けられるほど、子どもたちにもおなじみの存在だ。

 「子どもたちが身を乗り出して聞いてくれるから、一度行くと病みつきになるの」と会員の一人。代表の高尾千佳子さん(48)は「何より子どもに楽しんでもらいたい」と話す。

富山国際大学 ボランティア部 =富山市

学童保育の時間楽しく

 富山市大庄小学校隣の学童保育所「ともえ学級」で月に一回、親の迎えを待つ子どもとサッカーやゲームをし、放課後を楽しめるよう活動している。

 三年の内山晶瑚代表(21)は「頼まれてからではなく、積極的に計画し、行動している」と意欲的。今年は、子どもたちに多文化共生を感じてもらうため、留学生にも加わってもらった。

 二〇〇四年にサークルとして発足し、〇九年に部に。これまで、福祉施設への訪問やまちづくり支援などもしてきた。「誰もが笑顔になれる社会をつくりたい」と、内山代表は力を込めた。

富山短期大学 地域連携センター =富山市

全学体制で活動多様に

 ボランティア・地域活動センターを設置し、全学的な体制で活動に取り組んでいる。学生自らが企画することも多く、地元プロスポーツの会場スタッフや託児など、さまざまなボランティアを実践。学内インターネットサイトで活動予定や報告を共有し、積極的に社会に参画している。

 十一月中旬には、福祉学科の四人が射水市のデイサービス施設を訪問。会話を楽しみながら、利用者にハンドマッサージを施した。

 このグループをまとめる福祉学科の井上理絵准教授は「利用者にも、学生にも、笑顔が生まれている」とほほ笑む。

県フォレストリーダー協会 =射水市

森の出前講座や観察会

 森林が荒廃し、里山に出没するクマが目立ってきたため、二〇〇三年に設立。森林・林業の大切さを知ってもらう出前講座や観察会を開催している。

 県内の小中学校では、杉の間伐材を使い巣箱や小物などを製作したり、自治会の人たちを連れて、森で自然観察会を開いている。

 会員は会社員ら二十〜八十代の男女百五十人。年間を通して、九十回程度の活動をしており、参加人数も年々増えている。

 岡山重憲会長(65)は「出前講座で森林・林業に関心を持ってもらい、自然と共存共栄を図る気持ちを育てていきたい」と話す。

砺波市立砺波南部小学校 笑顔を広げようボランティア委員会 =砺波市

空き缶集め施設に備品

 砺波南部小学校の児童らは毎月第二、第四水曜日に空き缶を持って登校する。委員会メンバーらが玄関で空き缶を集め、毎年二月ごろに換金、近くの福祉施設に備品を寄付している。これまでに、シャワーカーテンやラジカセなどを贈った。

 空き缶回収は二〇〇三年から始めており、今では近隣住民も協力するなど、学校外にもボランティアの輪が広がっている。

 六年生の北島聖也委員長(12)は「総合的学習の時間に施設を訪れた時に感謝され、人のためになっていると実感した。これからもボランティアを続けていきたい」と話した。

北野フォーユー倶楽部 =滑川市

雪下ろしや花壇の整備

 春から夏には道路愛護ボランティアとして、国道沿いの花壇の整備や沿道の除草に取り組み、冬には一人暮らし高齢者宅の除雪に励んでいる。

 二〇〇六年に一人暮らし高齢者の除雪を支援しようと有志が集まって結成した。現在の会員は三十代から六十代までの二十三人。

 除雪は一人暮らし高齢者宅九軒を回って、屋根の雪下ろしと家の周辺の除雪を一手に引き受ける。今冬も出動態勢は万全だ。

 杉田朝成代表(57)は「高齢者に手を合わせられると、良かったと思える。花壇が地域の活性化になれば、なおうれしい」と話す。

県立南砺福光高校 ボランティア委員会 =南砺市

駅ベンチ座布団手作り

 ホームのベンチに敷き詰められたチェック柄の座布団。列車を待つ乗客が冷たい思いをしないようにと、毎年二十枚ほどを手作りし、JR福光駅に届けている。

 一、二年生の委員が夏休みなどを使い、ミシンと手縫いで約一カ月かけて作る。本格的な冬を前に前年のものと取り換える。三十年以上前から続く恒例の活動で、地域への奉仕の伝統は脈々と受け継がれている。

 昨年委員長を務めた三年の山下真那実さん(17)は「住民の方が座ってくれるのを見るとうれしい」。体も心も温まってくれれば、と願う。

富山県の2個人

中村すみ子さん =高岡市

市民病院の受付を15年

 高岡市の民間病院で看護師をしながら、休日に病院ボランティアすずらんの一員として、市民病院の受付で週二回、患者を笑顔で迎え、受診書類の代筆や病棟案内などをしている。「患者さまがご苦労さまと声を掛けてくれることもあり、気が付くと十五年」

 病棟で毎月一回ある童謡合唱、三味線ショーなどの催しや、クリスマス会など行事の企画も担当。手品ショーでは助手として華やかな衣装で登場する。「人を楽しませることが好き」と笑う。

 現在七十二歳。最近若い仲間も増えた。「勉強を続け、社会に貢献していきたい」

岩野真実さん =魚津市

特養ホームで里孫活動

 魚津市の新川みどり野高校の生徒で、特別養護老人ホームの里孫活動に参加。入所している高齢者に皿回しを披露して和ませたり、手紙を送ったり。高齢者に喜んでもらえるように心を込めている。

 岩野さんは「里孫活動を通して、相手の気持ちを考えて接することの大切さを感じました」と話す。

 ほかにも、県にいかわ総合支援学校が毎年行う運動会の運営補助、赤い羽根募金活動など年間を通して一生懸命に取り組んでいる。「ボランティアをしている時間が好きなので、卒業してからも続けていきたい」。優しい笑みがこぼれた。

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