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平成24年度 中日ボランティア賞 受賞者紹介

2012年11月30日


 石川、富山、福井の北陸3県でボランティア活動を長年続けている個人、団体をたたえる平成24年度中日ボランティア賞(北陸中日新聞、北陸中日新聞社会事業団、日刊県民福井主催)の表彰式が12月1日、金沢市のホテル金沢で開かれる。北陸3県の受賞者(13人と17団体)の活動と喜びの声を紹介する。

福井県の8団体

和泉中学校生徒会 =大野市

道の駅のトイレ磨く

 地域のごみ拾いや、一人暮らしのお年寄り宅に弁当を作って届けるなど、各種活動を二十年以上前から続けている。二○○九年からは、学校近くの「道の駅九頭竜」のトイレ掃除に力を入れている。

 当初は悪臭が漂うようなトイレだったが、床のタイルや便器をスポンジで磨く活動を続け、見違えるようにきれいにした。今年も五月に実施し、トイレ掃除のほか、ペットボトルや空き缶などの分別作業をした。生徒会長で三年の清水貴大(たかひろ)君(14)は「多くの観光客が利用するトイレ。後輩たちにも活動を受け継いでもらいたい」と期待する。 (正津聡)

花筐小学校図書ボランティア「花の子ぽけっと」 =越前市

読み聞かせ9年目に

 発足時から続く週一回の読み聞かせは九年目を迎えた。読書環境を良くするため図書館改修の際は設計から携わり、六年間に読んだ本をまとめた冊子を卒業生に贈るなど活動の幅を広げている。

 メンバーは男性一人を含む主婦ら十四人。代表の高間豊美さん(46)は「それぞれに役割があり持ち味を出せる」と言う。秋の読書週間に行う「花の子ぽけっと劇場」は、まさに会の見せ場。朗読劇では舞台で演じる役者、楽器の演奏者、照明スタッフなどと得意分野で力を発揮する。「楽しんでもらいたい」という純粋な思いが子どもたちの笑顔を引き出す。 (山本真喜夫)

沓見小学校 =敦賀市

住民訪ね空き缶回収

 一九九九年度から福祉教育の一環として、校区内の住民を戸別訪問し、アルミ缶を回収。換金した資金で車いすを購入し、敦賀市社会福祉協議会に寄付している。昨年度末までに寄贈した車いすは計三十六台にのぼった。

 四〜六年生の児童会運営委員会が中心となって作った「児童会だより」は校区内で回覧。回収日や回収結果を伝え、地域住民とのふれあいや地域内でのつながりの強化にも一役買った。

 大下勇校長は「長年にわたる成果が評価されて喜ばしい。今後も続けていきたい」と話している。 (角野峻也)

小浜水産高校ダイビングクラブ =小浜市

潜水の楽しさ伝える

 体の不自由な子どもたちに潜水の楽しさを伝えている。

 活動が本格化したのは二○一○年から。高校のプールで指導した部員たちは翌年、若狭町の海で実施。前部長の旭達也君(三年)は「僕らも楽しませてもらった」と振り返る。

 中には体験の感動を「空を飛んでいるみたい」と詩で表現した中学生も。詩には今年、曲が付き合唱曲となって披露され、クラブの取り組みが注目を集めた。部員は十四人。

 畑田勇也君(二年)は「技術を伝えることで、私たちもスキルアップできれば」と活動に意欲的だ。 (池上浩幸)

福井楽障クラブ =福井市

視覚障害者と山登り

 「目が不自由でもマラソン大会に出たい」。その一心で1991年、県立盲学校卒業生10人でクラブを設立。今では視覚障害者と伴走ボランティアの輪は約70人に広がり、全国の大会に出場している。青竹レイ子代表(63)は「活動が広がったのは皆さんの善意のおかげ」と感謝する。2001年には登山部を創設。年に一度、伴歩ボランティアが付き添い、日本百名山を中心に登山に挑戦している。

 悩みはクラブ員の高齢化。「若い人の加入を促して、視覚障害者の活動の場をもっともっと広げたい」と意気込む。 (吉野淳一)

県立美術館ボランティアの会 =福井市

所蔵品解説も手伝い

 受付での館内情報案内や企画展の監視業務を、六十、七十代を中心とした会員八十八人が交代で取り組む。芸術関連の新聞記事の整理、常設展の所蔵品解説など学芸員の手伝いもしている。

 一九九六年、県立美術館の募集で発足し、休館日を除く毎日活動する。二○一○年に英国ビクトリア朝時代の宝石を扱った企画展で、発足十五年を記念した催しを実施。ティアラや衣装を用意し記念撮影してもらう体験型企画で人気を集めた。西村和修代表(53)は「ありがたい賞。今後は若い人の参加を呼びかけ、活動を継続していきたい」と喜んだ。 (古谷祥子)

子どもと本を楽しむ会 わくわくBOX =あわら市

本を通して一期一会

 二○○一年十月、あわら市の芦原図書館で語り方の講座受講生が中心になって結成された。月一回、図書館で絵本や童話の読み聞かせ、紙芝居、パネルシアター、手遊びなどを披露し、喜ばれている。

 近年は芦原、本荘、北潟各小学校で週一回読み聞かせをしたり、芦原中学校でお話会の開き方をアドバイスしたりするなど、活動の幅を広げている。会員の年齢は四十〜七十代と幅広い。

 代表の反保聡子さん(43)は「読み聞かせでは読み手は黒子で主人公は本。これからも本を通し、子どもたちとの一期一会の機会を続けていきたい」と話している。 (本田優子)

あさがお会 =越前町

元気を応援 サロン開く

 「皆さんに『楽しかった』と言ってもらえることが生きがい」。越前町織田地区の有志で集まる「あさがお会」は二○○○年に結成、現在七人でボランティア活動をする。

 毎月一回の「いきいきサロン」は活動の柱。数年に一度、地区内で集落をかえて開いている。体操やゲームで住民の健康づくりを応援。消臭効果のある炭を袋に詰め、造花で飾る小物づくりも人気で、参加者たちが熱心に取り組む。

 鈴木雅子代表(69)は「地区の皆さんの元気の源づくりをしたい」と意気込み、「自分たちが元気をもらっています」と笑顔で話す。 (平林靖博)

福井県の1個人

大ア玲子さん(81) =坂井市春江町

亡き夫の支えに感謝

 坂井市春江町のエンゼルランドふくい(県児童科学館)や地域の小学校、福祉施設に足を運び、紙芝居や絵本の読み聞かせなどを続けてきた。「年もあるし、やめようかとも思ったけど、絶対にやめられない」と話す。

 活動を通じて出会った子どもたちに“大アばあちゃん”と親しまれている。読み聞かせをする時は、物語の世界に入り込むことを心掛け、「子どもや大人、おじいちゃんの声も出せるようになった」と笑顔。今月十五日に亡くなった夫の善朗さん(82)の運転で学校などへ出掛けてきただけに、活動を続けてこられたのは「父さん(夫)のおかげ」と感謝した。 (清兼千鶴)

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