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平成24年度 中日ボランティア賞 受賞者紹介

2012年11月30日


 石川、富山、福井の北陸3県でボランティア活動を長年続けている個人、団体をたたえる平成24年度中日ボランティア賞(北陸中日新聞、北陸中日新聞社会事業団、日刊県民福井主催)の表彰式が12月1日、金沢市のホテル金沢で開かれる。北陸3県の受賞者(13人と17団体)の活動と喜びの声を紹介する。

富山県の7団体

成美っ子ジュニア福祉絆深め隊 =高岡市

空き缶集め換金 陸前高田へ送る

 高岡市成美小の六年児童でつくる「絆深め隊」が全児童から空き缶を募り、回収業者に換金してもらって岩手県陸前高田市の仮設住宅に送るなど被災地を支援している。昨年十二月には、現地の自治会長がお礼のために学校を訪れた。石田太輝君(12)は「頑張っている東北の人から自分も元気をもらった」と振り返る。

 地元では、お年寄り宅を訪れる活動を続ける。昨年は児童が「絆を深める」とテーマを決めて福祉施設も訪れ、お年寄りと会話や輪投げをしたり、食事の用意を手伝ったりした。六年の尾田晴紀君(11)は「また来てねと言ってもらえた」と笑顔で話す。

県保育専門学院 =高岡市

全生徒参加の伝統 実績から依頼次々

 保育士を目指す全生徒が図書館で読み聞かせをしたり、特別支援学校や福祉施設で催しを手伝ったり、ミュージカルを上演するなど多彩な活動をしている。

 生徒はボランティア先を自ら選び、読み聞かせはプログラムを考え練習を繰り返す。生徒の中沢直子さん(18)は「出会いがたくさんあり、刺激を受けられるので続けていきたい」と意欲的だ。

 専門学院も生徒の成長につながると後押ししていて、活動は二十年以上の歴史がある。担当教員は「視野が広がり、ボランティア先で率先して動くので依頼も次々くる」と話す。

子育てサロン「だっこちゃん」 =南砺市

子育て応援企画多彩

 子育ての基本は抱っこから。未就園児の遊び場や若いママたちの交流の場をつくろうと、二○○三年から活動している。

 市役所福光庁舎の一室で毎週金曜にサロンを開催。手作り絵本の読み聞かせやおもちゃ遊び、運動会など多彩な企画で、参加する十五組ほどの親子をリラックスさせている。

 メンバーは六十代以上が中心で、元保育士を含む女性二十二人。子育ての先輩として、育児の悩み相談にも乗っている。

 代表の石崎百合子さん(69)は「少子化の中で、サロンが子育ての輪が広まるきっかけになれば」と話す。

小矢部市民図書館 おとぎの館図書室語りべの会 =小矢部市

子どもに読み聞かせ

 小矢部市鷲島の小矢部市民図書館おとぎの館で、読み聞かせやパネルシアターなど各会員の個性を生かした活動を続け、子どもたちに読み聞かせや読書の楽しさを伝えている。

 一九九七年に設立されたおとぎの館では毎週日曜、二十分間〜一時間の「おはなし会」がある。語りべの会は、おはなし会のボランティアが集まり二○○四年十月に発足し、二十〜八十代の男女三十三人が活動している。

 山田樫子会長(77)は「子どもたちの喜ぶ姿が何よりうれしい。これからも読み聞かせの素晴らしさを伝え続けたい」と話す。

きららグループ =射水市

訪問先で参加型演奏会

 お年寄りらの福祉施設を訪れ、キーボードやベルといった楽器で耳なじみのある童謡などを披露。歌や演奏に参加してもらい、音楽を通じた心身の健康維持に貢献している。

 ボランティア養成講座で知り合った有志で十四年前に設立。今は平均年齢七十歳の女性十三人が、年間八十日の演奏会をこなす。

 練習を重ねて演奏曲は計百九十曲に。口ずさみ、手拍子をするお年寄りとメンバーには自然と一体感が生まれる。代表の石灰美枝子さん(62)は「みんな一つになれる力が音楽にはある。これからも地域に根ざした活動をしたい」と意気込む。

桜谷小学校読み聞かせボランティア =富山市

物語の世界へ工夫重ね

 富山市桜谷小学校の児童に本の魅力を伝えるため、毎週火曜日の朝のホームルームの時間を活用し、絵本の読み聞かせに取り組んでいる。二○○一年に発足し、現在は保護者や地域のボランティアら十七人が児童を物語の世界に誘う。

 絵本だけでなく、県内に伝わる民話、伝説の語りや紙芝居など、児童たちを飽きさせない工夫を凝らす。年一回の勉強会を開き、絵本の選定や、語り方の練習にも励んでいる。

 代表の横井志帆さん(44)は「児童には、読み聞かせをきっかけに、本を手に取る機会を増やしてくれれば」と願いを込めた。

いちよん会 =滑川市

「ほたるの里」で手作り紙芝居

 滑川市の民話を題材にした手作り紙芝居を披露する「ふれあい交流」を毎月一回、同市下梅沢の生活支援ハウス「ほたるの里」で十年間続けている。

 市社会福祉協議会と市ボランティアセンターが主催した「地域いきいきボランティア講座」の受講生で二○○二年に結成。会員は岩田智昭代表(51)と五十〜六十代の女性五人。

 紙芝居にした民話は「孝徳泉」など八話。図書館の紙芝居も活用しながら、高齢者を楽しませている。

 岩田さんは「自分たちにできることで高齢者に喜んでもらえたら。息の長い活動にしていきたい」と話す。

富山県の3個人

長山裕一さん =高岡市

特養で歌や演奏ともに

 特別養護老人ホーム鳳鳴苑(高岡市)で週一回、三線(さんしん)を演奏し、お年寄りと合唱する。

 名付けて「裕ちゃんコンサート」。小さな容器に小石を入れた手製の「マラカス」や鈴、鳴子など簡単に演奏できる楽器と歌詞カードをお年寄りに配って、童謡、民謡、歌謡曲をともに楽しむ。

 二○○九年、ホームに入所していた父親と、ギターを弾いて民謡を歌っていたところ、職員に「みんなに聞かせて」と頼まれたのが始まり。職員は「みんな笑顔になる」と感謝する。本人は「私自身が楽しくて、第二の人生の基盤になっている」と笑顔で話す。

埜村雅之さん =高岡市

資格生かし多方面支援

 身体障害のある人が外出する時に付き添ったり、小規模作業所バザーを手伝う。高岡市ボランティアセンターに登録し、ニーズに応じてさまざまな活動をしている。

 祖母を介護するため五十歳で取ったヘルパーの資格を生かして、特別支援学校のスクールバス介助員として働いていた際、イベントで障害のある子どもを見守ったのが始まりだった。

 「ボランティアは、見返りのない生きがい。背伸びせず自分の経験を生かしたい。必要とされる人間であり続けたい」。地元小学校区ではボランティアの相談にも乗っている。

吉田奈津子さん =南砺市

仮設住宅にミニ図書館

 東日本大震災で被災した人たちの力になりたいと、昨年八月から宮城と福島に出向き、炊き出しや清掃などをしている。

 高岡龍谷高校(高岡市)のボランティア部に所属。校内で二千冊の本を集め、仮設住宅でのミニ図書館づくりにも取り組む。高齢の女性に「来てくれるだけで力をもらえる」と言ってもらえたのが何より心に残る。

 福祉の仕事をしていた祖母に連れられ、幼いころから地域のボランティア活動に参加。障害者スポーツ大会の運営を手伝うなど幅広い活躍を見せる。「これからもずっと続けたい」と意気込む。

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