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平成24年度 中日ボランティア賞 受賞者紹介

2012年11月30日


 石川、富山、福井の北陸3県でボランティア活動を長年続けている個人、団体をたたえる平成24年度中日ボランティア賞(北陸中日新聞、北陸中日新聞社会事業団、日刊県民福井主催)の表彰式が12月1日、金沢市のホテル金沢で開かれる。北陸3県の受賞者(13人と17団体)の活動と喜びの声を紹介する。

石川県の2団体

ボランティアグループ白鳥の会 =金沢市

歌と踊りで勇気づける

 踊りと懐メロでお年寄りを喜ばせてきた。一九九七年に活動を始めて十五年。福祉施設や老人会、地域サロンへ出向き、同じ時代を生きた人たちを笑顔にし、勇気づける。

 招かれた舞台の数は二百九十回以上を数え三百回の節目も間近。代表の広地清美さんは「仲間に恵まれ、一緒に続けることができた。たくさんの人と知り合い、生きていく上での助言までいただいた」と振り返る。

 会員二十人の平均年齢は六十三歳。「本当にうれしい。喜んでもらうことが私たちの喜びです」。好きだからまだまだ続ける。

白山市鶴来中学校

花育てて心も成長

 学校や地域を花で彩る「花いっぱい運動」に取り組んで約二十年になる。種から育てる苗は毎年一万株に上り、市内外の学校や公共施設にもお裾分けする。二○○六年度からは、地元の一人暮らしのお年寄り宅に絵手紙を添えて届けている。

 生徒会を中心に保護者、地域住民、教職員が協力し、年間通じて活動する。前期生徒会長の三年高田梨加さん(14)は「お年寄りの笑顔が見られるのがやりがい」と話す。後期生徒会長の二年松枝甚平君(14)は「水の管理が大変だけど、花の成長を見て自分も成長しようと思う」と話す。

石川県の9個人

木村浩一さん =羽咋市

共生の旅を企画、運営

 共生をテーマに年一回、バスによる日帰り旅行を企画、運営している。参加者は子どもや高齢者、障害者らとさまざま。ことしは六月に輪島に行き、輪島塗の体験を楽しんだ。羽咋市ボランティアセンター主催の障害者との宿泊旅行事業に関わっていたこともあり、二○○六年にボランティア団体「ともバス会」を設立した。

 活動費を得るため施設やイベントで焼きそばを作って販売。活動費以上の収益が出ると羽咋市社会福祉協議会に寄付している。「活動を通じて私の方が元気をもらっている」と逆に感謝している。

西彰さん =加賀市

2つの連絡会まとめ

 加賀市と山中町が二○○五年に合併した後も旧自治体の二つのボランティア連絡会が活動していた。○九年に一つにまとめ加賀市ボランティア連絡会に。以来、同連絡会の会長を務めている。

 昨年二月には初の「ボランティアの集い」を開いた。「災害時などに力を発揮するためには普段からの連携が欠かせない」との信念を持ち「皆の努力が認められてよかった」と受賞の喜びを語る。

 山中民謡会会長、全国強制抑留者協会石川支部副支部長なども務め、福祉施設の慰問やシベリア抑留の語り部の活動もしている。

長浜偉人さん =能美市

少年ソフト育成に力

 能美市の少年ソフトボールチーム「辰口グリーンヤンチャーズ」の会長。一九八三(昭和五十八)年の設立以来、監督を務めてきたが、四年前に一期生でもある長男に譲った。

 運動能力の高い子どもは野球チームに入る。しかし、大勢の子どもたちにグラウンドを駆け回ってもらいたいと思い、ソフトボールチームの立ち上げや育成に力を尽くした。

 「子どもはうそをつかないから、自分もうそをつけない。格好つけていたら相手にしてくれなくなります」。これからも子どもたちと真っ正面から向かい合っていくつもりだ。

村戸建宏さん =金沢市

地域のお兄さん役

 昨年、金沢市が開く小中学生の研修旅行「金沢少年の翼」のスタッフとして北海道へ。旅行気分で浮足立つ子どもたちに「楽しむのも大切だけど、勉強しに来とることも忘れないで」と諭し、気持ちを引き締めた。

 地元の子ども会では提灯(ちょうちん)太鼓行列やグラウンドゴルフ大会などの行事を運営し、後輩の指導にも当たる。「楽しく続けていることで社会の役に立てるならうれしい」と顔をほころばせる。

 「反省しても後悔はしない」がモットー。現在高校三年生で、大学進学を希望する。「面白そうなことは何でも取り組みたい」

寺本大輝さん =金沢市

子ども行事 中心的役割

 小学四年生の時、地元の祭りや社会体育大会の手伝いに参加したのをきっかけに、地域や金沢市の催しにボランティアとして参加してきた。

 金沢市子ども会連合会の運営委員としても、各行事に参加するメンバーの割り振りの案をつくったり、企画の責任者を務めたりして中心的な役割を担ってきた。「準備してきた行事を成功させて仲間と喜び合うのが楽しかった」と振り返る。

 子ども会連合会の活動は引退した。「これまでの経験を生かして、今後はさまざまなことに挑戦していきたい」と考えている。

中橋範子さん =金沢市

本の楽しさ伝える

 十三年前から自宅の一室を「はるかぜ文庫」として開放。絵本や図鑑、大人向けの本など三千冊をそろえ、本の楽しさを地域の親子らに伝えている。

 子どもは静かな空間で絵本を読んでもらうことで愛されていると実感し、人の言葉に耳を傾けられるようになる。「絵本を通じて子どもたちの心に言葉を届け、ほっとできる温かい時間を過ごしたい」と思い描く。

 「はるかぜ宅急便」として金沢市西南部小学校やデイサービスで読み聞かせも。「うれしい表情で『また来てね』と言ってくれる。私の元気の源です」

尾坂正康さん =小松市

社会参加を後押し

 養護教諭時代の一九九二年、心身が不自由な人たちの社会参加を支援する小松市のボランティア団体「かげぼうし2の会」の設立に携わった。

 退職した現在も、教え子や支援が必要な子どもとその家族を自宅に招いて、相談に乗る。「誰でも不自由なところや苦手なことはある。手助けするのは当たり前」と支援を続けてきた。同会が活動資金を集めるため、毎年販売する絵はがきの挿絵も担当する。

 「教え子が同窓会を企画し、招いてくれるようになった。自立の芽が育っていることがうれしい」

西田恭子さん =内灘町

「生き生き」も循環

 保育士をしていた四十九歳のころ、介護のボランティアを始めた。「定年退職したら、地域にお世話になったお返しに、ボランティアをしたいと考えていた。その準備のために、定年前から始めたんです」。以来、町の多彩なボランティア活動にかかわってきた。

 現在は、家庭から生ごみを使った堆肥作りや野菜づくりを通じて、循環型社会を目指すグループ「おいCまち内灘」代表を務める。ボランティアの魅力を、「自分や周りの人が変わっていく。人のために何か役立つから、生き生きしていくんです」と語る。

新田暁人さん =内灘町

笑顔飛び出す手品

 何もないはずの紙筒に布をかぶせると、突然、カラフルなひもが飛び出てきた。

 マジックを始めたのは、会社を退職し、保育園で働き始めた五十五歳の時から。マジックを披露するテレビ番組を見るなどして研究してきた。「手先は器用ではなかったけど、子どもたちの喜ぶ顔が見たい」との思いで続けてきた。現在、保育園や老人ホームなど、年間三十カ所以上で披露している。

 「相手がハッと驚き、手をたたいてくれるのが、やりがいですね。町でばったり会ったとき、声を掛けてくれることも」と笑う。

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