トップ > 北陸中日新聞から > 北陸中日新聞社会事業団 > 中日ボランティア賞受賞者紹介

ここから本文

平成22年度 中日ボランティア賞 受賞者紹介

2010年11月26日


 石川、富山、福井県で長年、ボランティア活動を続けている個人と団体を顕彰する平成22年度「中日ボランティア賞」(北陸中日新聞、北陸中日新聞社会事業団主催)の表彰式が11月27日、金沢市の金沢ニューグランドホテルで開かれる。北陸3県の受賞者(7人と24団体)の活動を紹介する。

福井県の8団体

仁愛女子高ボランティア委員会 (福井市)

愛の傘運動を続ける

 福井市中心部の五カ所に無料貸し傘を設置する「愛の傘運動」を、三年前から展開してきた。

 きっかけは「急な雨の日、傘を持たないおばあちゃんを見た。何かできることはないか」という生徒の意見。思いは後輩へと引き継がれ、橋本知佳委員長(16)は「少しでも地域の人の役に立てたらうれしい」と話す。

 年間約二百本、これまでに計五百本を置いた。残念なのは、返却されない傘が多いこと。南部麻衣前委員長(18)は「使ってもらえるのはうれしい。この運動をもっと理解してもらいたい」と呼び掛けている。 (藤共生)

美山中生徒会 (福井市)

地区の運動会 下支え

 過疎化の進む美山地区を盛り上げようと、さまざまな活動を行ってきた。地区の運動会には二十年以上前から、選手として参加するのはもちろん、運営にも携わっている。

 開会式での演奏、プラカード持ち、競技の準備などに生徒たちが積極的にかかわり、運営を下支え。また、校区にある三小学校の運動会にも、それぞれの小学校OBが応援に駆け付けている。

 生徒代表で元生徒会長の三年、川端祐輝君(15)は「受賞は光栄。後輩たちにも、美山中生としての自覚を持って、伝統を守り、頑張ってほしい」と話している。 (平林靖博)

円山コミュニティスクール (福井市)

児童と世代超え交流

 毎週土曜日、福井市円山小学校で、会員が児童に調理やかるたなどを指導。「共に遊び、共に学ぶ」場を提供する。学校週五日制が始まった二〇〇二年、子どもの居場所と世代を超えた交流の場をつくろうと設立。住民や学校、保護者が協力し、会員四十五人で運営する。

 毎回約四十人の児童が集まり、普段はなかなか接しない生け花やおはぎ作りも体験。会話を弾ませながら、楽しい時間を過ごす。

 伊坂忠男代表(71)は「子どもたちの笑顔が何よりのご褒美。人づくりからまちづくりにつなげたい」と意欲を燃やす。 (原田晃成)

ナンシィ・サーフ・チーム (坂井市)

美しい浜目指し清掃

 坂井市三国町米ケ脇四丁目のサーフショップ「ナンシィ」に集うサーファーたちは「クリーンビーチ」を合言葉に、同町の三国サンセットビーチや浜地海岸で清掃奉仕を続けている。

 ショップがオープンした一九八七(昭和六十二)年から活動。サーファーはごみの持ち帰りを徹底し、九七年一月の重油流出事故を機に、美化活動を活発化させている。

 地元団体のごみ回収活動も含め、百人以上が参加する活動を年五回実施。大井七世美(なよみ)さん(54)は「今後も美しい海を守っていきたい」と話す。 (川口信夫)

勝山南部中福祉部 (勝山市)

手話学び催しで披露

 勝山市内で市民に手話を教えたり、高齢者と交流したり熱心な活動を展開している。

 部員は一〜三年生の十三人。講師を招いて手話を学び、今年は福祉イベントで歌詞を手話で表現しアイドルグループのヒット曲などを歌った。高齢者施設では、手作りのポプリを贈り、手話クイズなどのゲームをお年寄りと楽しんだ。二〇〇九年度に奥越青少年愛護センターの善行青少年表彰を受賞。

 小倉愛海(あみ)部長(二年)は「訪問先で喜んでもらえてうれしい。より多くの人に笑顔になってもらえるよう活動していきたい」と語る。 (中西卓郎)

仁愛大ボランティア部 (越前市)

通学合宿のサポート

 仁愛大が開学した二〇〇一年にサークルとしてスタート。〇二年四月に部に昇格し、現在は二十人の学生が活動に励んでいる。

 中心となる活動は、地域の小学生が公民館や公共施設に宿泊しながら学校に通う「通学合宿」。部員たちは子どもたちと一緒に食事をしたり、風呂に入ったりして、生活を共にし、児童たちのお兄さん、お姉さんのような存在でサポートしている。

 部長の高山吉則さん(21)=二年=は「活動を通して、大学のある地元の丹南地域に貢献できるように頑張っていきたい」と話している。 (笠松俊秀)

知的障がい者支援ボランティアサークル ふれんど (敦賀市)

施設利用者を手伝う

 敦賀市内にある知的障がい者の更生、授産の二つの施設で、外出時の付き添いや作業支援などの活動を続け、喜ばれている。

 市社会福祉協議会のボランティア養成講座の受講生らで二〇〇五年に設立。現在、女性九人と男性一人の計十人で活動中だ。

 施設の利用者が旅行などに出掛ける時に付き添ったり、縫製品の製作、ボトルの洗浄などの作業を手伝ったりしている。藤原和子代表(61)は受賞に「活動が実を結んだようでうれしい。心の触れ合いを大切に、これからも利用者を支えていきたい」と話している。 (安福晋一郎)

敦賀市管工事協同組合

高齢者宅を回り点検

 組合員らが敦賀市内の一人暮らしの高齢者宅を回り、水道管を無料で点検、補修する活動を続けている。活動は、水道配管工事の四十三社でつくる組合の技術を生かし、地域に貢献しようと二〇〇二年から始めた。民生委員らの協力で、希望する世帯を募って実施している。今年は十月に十四軒を回り、配管や蛇口の水漏れを直して喜ばれた。

 組合は今年、設立四十周年を迎えた。中村紀明理事長(56)は「受賞は大きな励みになります。今後も長く活動を続け、高齢者の方々を支援していきたい」と意気込んでいる。 (立石智保)

福井県の2個人

猪島朝子さん (福井市)

施設訪問しステージ

 「こんなに素晴らしい踊りを見せてもらえるとは」と、男性の施設利用者までが踊りに感動して涙する姿を見て、「やめられない」と施設訪問を十年間続けてきた。頭を下げて仲間を集め、当初は民踊だけだったが、今では日本舞踊や手品、吟舞と楽しさいっぱいのステージを見せる。

 仲間たちは、発表の場を目標に練習を重ねることで一級の腕前に。「あなただからこそできる」との周囲の励ましで頑張り続けた。来年二月からは後継者に道を譲るが、「人が喜んでくれることが生きている最高の喜びです」と笑顔を見せる。 (梅沢あゆみ)

山田儀一さん (鯖江市)

自然体験教室を開く

 二〇〇二年から鯖江市河和田地区で月一回、自然体験教室を開き、地元の小学生を指導している。田んぼではメダカなどの生き物を観察し、里山ではコシアブラの枝で刀をつくって遊んだり、アケビを食べたりする。

 少年時代に里山や田んぼを駆け回り、楽しかった体験を現代の子どもたちにも感じてもらいたいと願う。約四十年の教師生活でも、自然の中でさまざまな生き物とつながっているという感覚を養う教育を追究してきた。

 「自然の中の“価値あるもの”に気付く感性を、自分も子どもたちと一緒に磨いていきたい」 (田中宏幸)

平成22年度 中日ボランティア賞 受賞者紹介

石川県 | 富山県 | 福井県

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索