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平成22年度 中日ボランティア賞 受賞者紹介

2010年11月26日


 石川、富山、福井県で長年、ボランティア活動を続けている個人と団体を顕彰する平成22年度「中日ボランティア賞」(北陸中日新聞、北陸中日新聞社会事業団主催)の表彰式が11月27日、金沢市の金沢ニューグランドホテルで開かれる。北陸3県の受賞者(7人と24団体)の活動を紹介する。

石川県の8団体

七尾市朝日中

全生徒で取り組む

 学校目標の一つ「ボランティア活動をめざす」を、全生徒百七十二人が実践している。目標を掲げた一九九五年以降、活動内容の形を変えながら地域と連携し取り組んできた。

 今年は、一年生が独居老人宅に宅配する弁当の表紙づくり、二年生は地元の特別支援学校と交流、三年生は独居老人宅で除草作業をした。

 このほか、部活動単位で清掃活動も。

 参加した生徒からは「ささいなことでも喜んでもらえて感激しました」との声。沢田祐一校長(56)は「直接感謝してもらえること、触れ合うことが一番大切なこと」と生徒の成長を感じている。

親子サロンさくらんぼ (羽咋市)

子育ての手助けを

 二〇〇三年、羽咋市社会福祉協議会の保育ママ養成講座修了生有志で結成。毎月第三火曜日の午前中、羽咋市老人福祉センターの研修室で活動している。

 保育園などの未入所児と保護者を対象に、絵本の読み聞かせやリズムダンスなどで楽しく遊んだり、手作りのおやつでお茶を飲んだりしながらくつろいでもらっている。サツマイモ掘りやリンゴ狩りに出かけたりもする。

 「育児の悩みの相談に乗るほか、お母さん同士の仲間づくりの場にも活用してもらっている」と菊井きよ美代表。「今後も子育てが楽しくなるよう手助けしていきたい」と話す。

金沢市森山町小育友会「森山文庫」

保護者読み聞かせ

 「活字離れした子どもに本を読み、人の話に耳を傾けるきっかけをあげたい」。その思いを共有した保護者らが十一年前から、金沢市森山町小学校で絵本の読み聞かせをしている。

 月に二回、朝と昼の時間を使って、絵本や昔話を読み聞かせている。「低学年のときから参加する児童が分厚い本を読んでいると、成長を実感する」とほほ笑む参加者も。

 現在二十一人が、読み聞かせのほか図書館の飾り付けや本の補修も担当。学校内だけでなく、家庭内でも親と子どもが一緒に本を楽しめるよう、活動を続けていくつもりだ。

金沢市大浦小「ブックメイト」

読書好き 育てたい

 金沢市大浦小学校で、毎週木曜日の朝、授業開始前の約十五分間、児童らに本を読み聞かせている。図書館の本の整理や飾りつけも。

 「本が好きな子になってほしい」と二〇〇一年十月、児童の母親らが結成した。現在は卒業生の母親ら地域住民も含めて十二人。パートやアルバイトの出勤前に来る女性もいて全員がそろうことは少ないが、毎回四、五人が一人ずつ各教室に出向き、本を紹介したり、読み聞かせをする。

 受賞について、メンバーの小沢圭子さん(48)は「光栄です。これからも十年、二十年と活動を続けていきたい」と意気込んだ。

鶴来リーダー委員会「あふぎ」(白山市)

中高生がまとめ役

 一九八〇(昭和五十五)年に創設。白山市鶴来地域の中高生が、子ども会活動の裏方やキャンプのリーダー役などを務める。

 楽しいイベントにしようと、月二回の会合で熱心に意見交換し準備を進める。イベント当日は参加児童に遊びを教え交流。「笑顔で楽しんでもらえると、自分たちも達成感がある」と副会長の高田愛子さん(15)が話す。

 現在の参加者は約三十人。イベントを通じてあふぎメンバーにあこがれ、入会した。「この六年間にしかできない経験だと思う」「自分たちを見た小学生が、受け継いでくれるとうれしい」と語る。

吉野谷地区ボランティアグループ「たんぽぽ」(白山市)

高齢者と触れ合う

 二〇〇五年四月に診療所や保育所で働いた旧吉野谷村の元職員四人で結成。白山市社会福祉協議会吉野谷支所が実施する高齢者向けふれあいサロン「ほっとワーク」の活動を支えている。

 現在のサロン参加者は七十五〜九十一歳の二十四人。毎週木曜日に、軽体操や折り紙や小物づくりを楽しむ。月に一度は料理教室も。たんぽぽの四人は準備や講師役に忙しい。

 「元気な参加者を見ると、私たちもパワーをもらえる」と代表の山口幸子さん(67)。「明るいサロンがいつまでも続き、いずれは私たちも参加者として楽しみたい」と話す。

ボランティアグループ おもちゃ図書館「つくしんぼ」 (小松市)

障害ある子と交流

 障害がある子どもが安心して遊べるようにと、毎週水、土曜日に小松おもちゃ図書館を運営する。館内には跳躍器具やボールプールなどの遊具を備え、約八百点のおもちゃを貸し出している。

 一九九〇年の設立当初は、公共の場で障害児を遊ばせることをためらう保護者のための施設だったが、最近は健常児とその保護者にも人気。浅田泰代代表(46)は「障害のある子もない子も互いのことを学び合う場になってきた」とほほ笑む。

 小松、加賀、能美市の主婦ら約四十人で活動。特別支援学校にも出向き、笑顔を広げている。

小松市能美小図書ボランティア「めだかの会」

本の魅力 伝えたい

 子どもたちに読書の楽しさを伝えようと、一九九八年から小松市能美小学校で週一回、始業前の十五分間に読み聞かせをしている。年三回、学期末には落語や大型紙芝居を上演し児童を楽しませる。

 メンバーは現在、児童の母親を中心に女性十四人。来校すると走って出迎える児童もいるほどの人気という。

 ことし十月には市教委主催の読書推進イベント「ハートフルライブラリー」で落語を披露するなど、校外での活動にも取り組む。

 代表の鮎川留美子さん(42)は「これからも楽しく無理せず、本の魅力を広めていきたい」と話している。

石川県の3個人

出水貞子さん (穴水町)

高齢者に習字指導

 毎月一回、町内にある養護老人ホームを訪れ、入所者に習字を教えている。

 題材は、季節に合った俳句。毎回自ら作品を選んで、書き写すように指導している。松尾芭蕉や与謝蕪村など、お年寄りが声に出して読みながら書けるよう広く知られたものを選ぶ。

 町社会福祉協議会に声を掛けられ、老人ホームで習字を教えるようになって七年目。「発表会を開くと皆さん喜んでくれる。その笑顔を見ると、まだまだやろうという気になる」と活動を続ける理由を話す。節目の十年を目標に指導を続けたいと考えている。

沼田萌菜さん・夢菜さん (金沢市)

子ども会連で活動

 双子の姉妹で地域や市の子ども会連合会で活動してきた。中学一年の時からは少年委員として下の学年をまとめていた。

 連合会伝統芸能部の太鼓チームに入って学校の記念行事や病院のお年寄りのために演奏したり、スポーツ大会など市の行事の企画運営にも参加したりと活動の幅は広い。

 萌菜さんは「地域の役に立てる充実感」、夢菜さんは「他校の人とも仲良くなれること」が子ども会連合会活動の魅力と話す。

 現在受験生。高校入学後は少年委員をまとめる高校生リーダーとして皆を引っ張っていきたい。

中村和子さん (小松市)

音訳吹き込み20年

 「『ありがとう』と言ってもらえるのがうれしくて」。音訳ボランティアを始めて二十年余り。今も変わらぬ思いで声を吹き込み、視覚障害者に届ける。

 市の広報誌のほか雑誌、小説などのリクエストに幅広く応える。原則標準語だが、時折小松弁のイントネーションが混じることも。

 「本当はよくないんだけど…」と話すが、利用者には好評。「やっぱり生の声がいいね」。そんな反響がうれしい。

 音訳を待っていてくれる人がいる。実感は日々の活動の原動力だ。「これからも目の不自由な人たちの力になっていけたら」

平成22年度 中日ボランティア賞 受賞者紹介

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