トップ > 北陸中日新聞から > 北陸中日新聞社会事業団 > 中日ボランティア賞受賞者紹介

ここから本文

平成21年度 中日ボランティア賞 受賞者紹介

2009年11月27日


 石川、富山、福井県で長年、ボランティア活動を続けている個人と団体を顕彰する平成21年度「中日ボランティア賞」(北陸中日新聞、北陸中日新聞社会事業団主催)の表彰式が11月28日、金沢市南町の中日ビルで開かれる。北陸3県の受賞者(10人と20団体)の活動を紹介する。

福井県の7団体

敦賀工高情報ケミカル部

 敦賀市内の幼稚園、保育園、小学校を訪問し、理科実験の楽しさを伝える授業を実施している。

 地域とのきずなを深めようと十年以上続く活動。ことしは部員六人が夏休みを利用して、園児や児童らの前で液体窒素を使い、バナナでくぎを打つなどの実験を披露している。

 三年ほど前から、幼稚園などの訪問先にある壊れたおもちゃや備品の修理も請け負い始めた。部長の春日野大洋(ともひろ)君(三年)は、「人から『ありがとう』と一言もらえるのがうれしい。今後も地域に貢献したい」と意欲を燃やしている。 (安福晋一郎)

北郷レクリエーションクラブ (勝山市)

 勝山市北郷町の踊り好きな女性七人が、北郷公民館などを拠点に活動している。踊りを交えた自作の寸劇を、敬老会をはじめとした地元のイベントで披露。その年の話題を題材にした作品で観客の笑いを誘い、町内を活気づけている。

 一九七九(昭和五十四)年に発足。福祉関係の祭りでは、おはぎなどを作って販売し、その売り上げを共同募金に寄付する活動もしている。

 出口百合子代表(71)は「活動が、メンバー相互の喜びや悩みを話し合う場にもなっていて、クラブは心の支えです」と話している。 (中西卓郎)

ぽっぽの会 (勝山市)

 一九九三年に発足し、現在は勝山市の男女二十一人で活動。三班に分かれて月三回、同市内の精神科の病院を訪れ、病院職員と一緒に入院している人たちと歌などを通して交流し、音楽療法を手助けしている。

 音楽が流れると、会員らは入院患者に話し掛けながら握手。童謡などの曲に合わせて、みんなで鈴の音を鳴らしたり、手拍子したりして楽しんでいる。

 時には練習してきた踊りも披露。会員の梅原きくゑさん(85)は「少しでも役に立てば。活動は、自分たちの健康維持にもつながっています」とほほ笑む。 (中西卓郎)

人形劇団『たんぽぽ』 (永平寺町)

 子どもたちに優しさや思いやりの大切さを伝えようと永平寺町永平寺地区の十人で活動している。

 人形劇と紙芝居の二種類を、町内の図書館や児童館などで披露。町外の人にも好評で、“出張”することもある。脚本や劇に使う人形、紙芝居の絵などはすべてメンバーの手作り。民話を基にした約二十作の演目、五十体を超える人形などで大きな感動を生み出す。

 今年は新たに、福祉施設でも発表会を開催。代表の島田芳枝さん(55)は「タンポポの綿毛が飛んでいくように、人と人との輪を広げたい」と今後を見据えた。 (山本洋児)

ボランティアグループ「さざなみ会」(福井市)

 福井市森田公民館で月一回「いきいきサロン」を開き、高齢者たちと楽しみながら手芸や意見交換を続けている。森田地区社会福祉協議会が行う、一人暮らしの高齢者約四十人に弁当を配るサービスも手伝っている。

 同館の放課後子ども教室事業にも協力し、地区の子どもたちと、料理やお菓子作り、昔遊びなどを一緒に楽しんでいる。

 結成は一九八一(昭和五十六)年。現在は七十一人で活動する。川中登代子代表は「みんなに喜んでもらえるよう、これからもできる限り続けていきたい」と意気込む。 (平林靖博)

越前市録音ボランティア「きくの会」

 越前市の広報紙や市議会だよりなどを音訳し、目の不自由な人に録音テープを届ける録音ボランティアに取り組んでいる。一九八一(昭和五十六)年に設立し、二十八年がたつ。

 会員は十三人。毎月十七日に同市福祉健康センターで録音作業に取り組む。約二十ページの広報紙を一人五、六ページずつ担当。文章も写真も声で説明し、丁寧に読んでいく。

 現在は市内の二十三人が録音テープを利用している。会長の萩原恂(じゅん)子さん(69)は「市の情報が分かって便利と言われと励みになる。これからも頑張りたい」と意欲を見せる。 (砂上麻子)

小浜駅花いっぱい推進グループ

 JR小浜駅や周辺商店街に、パンジーなどの花苗を植えたプランターを数多く並べ、観光客や通勤通学の市民らを楽しませている。

 一九九九年に発足。十周年を迎えた今年は、小浜市社会福祉協議会の橋渡しで活動の輪が広がった。

 若狭東高校の栽培研究部の部員たちがサルビアなどの苗作りを担当。地元商店街や一部企業がボランティアでプランターの移設作業に協力、小学生や園児も夏の水やりを担った。会員数は二十八人。木下景子会長は「若い人たちからエネルギーを頂ける」と協力に感謝する。 (池上浩幸)

福井県の3個人

廣田百恵さん (武生工高1年)

 「ありがとうと言われると、うれしい」。中学生の時、夏休み期間中に子育て支援ボランティアとして、越前市内の保育園でボランティア活動を行った。

 園児たちと一緒に遊んだり、保育士の助手として食事や昼寝、おやつの準備を手伝ったり。服の着替えがうまくできない園児が、教えた通り着替えられたのを見て、「自分の言うことを聞いてくれて、信頼されている」とやりがいを感じた。

 高校に進学して再びボランティアを始めようと考えている。手話に関心があり、「今度は手話のボランティアができれば」と目を輝かせる。 (砂上麻子)

松村信子さん (勝山市)

 青少年育成活動に熱心な夫の繁さん(72)をサポートする形で始めた各種ボランティア。生活習慣を身に付けさせようと、地域の小学生を対象にした「わくわく合宿通学」や、地元の小学校や高校でのアートフラワー指導など、三十数年に及ぶ活動を繁さんと二人三脚で行ってきた。

 「人との交流が一番好き」と言う持ち前の性格で、子どもからお年寄りまで幅広く接する。繁さんと相談しながら、地域でボランティアのネットワークを広げる取り組みにも力を入れ、「主人や地域の人が温かく接してくださるおかげ」とほほ笑む。 (正津聡)

東真美子さん (越前市)

 「自分が大好きな絵本を、子どもにも好きになってほしい」との思いで、越前市内の小・中学校などで読み聞かせを続ける。

 十五年前、持ち前の美声を生かし、次男の通っていた保育園で絵本の読み聞かせを始めた。読む本は日本の昔話や海外の絵本などさまざま。全国の小学校で不審者による事件が相次いだ三年前は「知らない人にはついていかない」などの絵本を、市内の十一小学校で二カ月間に計五十回読み聞かせた。

 「子どもたちの『面白かったよ』という言葉と笑顔が宝物。声が続く限り読み聞かせを続けたい」 (西本円)

平成21年度 中日ボランティア賞 受賞者紹介

石川県 | 富山県 | 福井県

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索