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平成21年度 中日ボランティア賞 受賞者紹介

2009年11月27日


 石川、富山、福井県で長年、ボランティア活動を続けている個人と団体を顕彰する平成21年度「中日ボランティア賞」(北陸中日新聞、北陸中日新聞社会事業団主催)の表彰式が11月28日、金沢市南町の中日ビルで開かれる。北陸3県の受賞者(10人と20団体)の活動を紹介する。

富山県の6団体

八尾おはなしの会 (富山市)

 富山市立八尾図書館ほんの森を拠点に、子どもたちを招き本の読み聞かせなどを行い、保育所に出向くこともある。

 一九九七年に結成。司書と一緒になって読む本を検討したり、市立図書館本館に講師を招き、他のお話の会と読み聞かせをする時の心構えを学んだりして、図書館との連携を強めている。

 金子弘子代表は「子どもと本の世界の懸け橋を作ること」と、自分たちの役割について語る。

子育てサロン「さくらんぼくらぶ (舟橋村)

 子どもを遊ばせながら育児に悩む母親たちが情報交換したり、悩みを打ち明け合ったりする場を設けるなど、子育て支援に取り組んでいる。代表の沙魚川(はぜがわ)恵子さんら五人が育児仲間の交流の場として、二〇〇三年に発足した。

 毎週木曜にサロンを開き、二十人前後の親子連れが訪れる。沙魚川さんは「毎日どこかの団体がサロンを開いて、母親が育児仲間を増やす環境が整えばいいですね」と、子育て支援の輪が広がることを期待する。

南砺市立平小学校児童会

 全校児童四十人が所属する。月二回、登校時に家庭からアルミ缶を持参し、集めた缶の収益で地元の高齢者福祉施設に簡易ベッドや入浴用いす、ゲームなどを寄付している。

 寄付の際は交流会を開き、施設利用者にかわいい劇や民謡を披露。お年寄りの笑顔が、子どもたちの奉仕の心を育てている。

 児童代表の六年石井太雅君は「お年寄りに喜んでもらおうと頑張ってきた」と受賞を喜ぶ。

おはなしの会「夢」 (富山市)

 子どもたちに読書に親しんでもらおうと、富山市呉羽地区を中心に小学校や保育所で紙芝居や本の修理に取り組んでいる。

 一九九七年に結成し、会員は地元の主婦ら約二十人。紙芝居は毎年、地元の民話を参考に物語を考え、絵を描くまで全員で作り上げる。ほかにも本の読み聞かせ、人形劇と活動は多岐にわたる。

 中林地栄子代表は「子どもの笑顔を見るとうれしくなる。本を読めば心が豊かになることを伝えたい」と話す。

ひみパソボラネット (氷見市)

 氷見市いきいき元気館を拠点に週二回、パソコンや周辺機器の操作方法の学習会を開く。市内の各種イベントで出張講習会もしている。

 二〇〇四年に発足。会員は県西部の四十〜七十代の約五十人。初心者から上級者までが互いに技術を教え合い、生きがいや人間関係を創出する場にもなっている。

 講師の宮永志朗代表は「先生と生徒の構図ではなく家族のように温かい雰囲気が特徴です」と話す。

おはなしを楽しむ会 (魚津市)

 魚津市図書館で週一回、幼児に絵本を読み聞かせ、子どもの想像力や感受性をはぐくむ活動を二〇〇一年から続けている。会員は四十〜八十代の女性十五人。

 〇五年から被爆体験朗読会を始め、毎年、夏に市内の小学校で朗読会を開き、戦争の悲惨さと平和の尊さを次世代に語り継ぐ。

 鈴木保子代表は「読み聞かせを通じて、子どもに考える力や想像力を養ってもらえたら満足。朗読会も続けたい」と意欲的だ。

富山県の4個人

中島克臣さん (砺波市)

 車いす移送車「ふれあい号」の運転ボランティアを十一年間、続けている。車いすで移動が難しい身障者や高齢者の外出を支援している。

 「人の役に立ちたいというより、何かやれることをやろうと思っただけ」という。トラック運転手をしていた。知人に誘われて奉仕のハンドルを握るように。年間で三、四十回、身障者の自宅と医療機関などの間を送迎している。

 「あまりにありがたがられて恐縮してしまう」と照れながら「体が動く間はまだやれるかな」と話す。

山本陽さん (高岡市)

 障害者施設の祭りの手伝い、震災地への募金、保育所での演劇公演などの奉仕に三年間全力投球した。

 赤い羽根共同募金に参加した中学三年の時、周囲に感謝された。その感激を胸に高岡龍谷高校ボランティア部に入部。「相手の笑顔に元気をもらえたから、のめり込んだ」と話す。

 生徒会活動や、手話、非常炊き出しなどを学ぶ青少年赤十字の夏合宿でスタッフ長を経験、人前に出る楽しさも覚えた。「お年寄りの役に立つ活動もしてみたい」。未知の世界に思いをはせている。

川西美子さん (富山市)

 知的障害児の通園施設「恵光学園」(富山市)で、ボランティアとして週一回、重症心身障害がある三〜六歳児の食事を八年前からサポートしている。

 園児に合わせておかずを食べやすく砕いたり、スプーンでご飯を口に運んだりする。園児たちには「おいしいね」と笑顔で話し掛け、教室の雰囲気を明るくしている。

 「子どもたちの成長がわが事のようにうれしい。できる限りお手伝いしたい」と話している。

折橋幸さん (射水市)

 射水市浅井公民館で小中学生に英語を教えるボランティアをしている。

 翻訳家が本業。その技能を「地域のために」と、二〇〇五年に奉仕を始めた。当初は中学生だけを指導していたが、口伝えで評判が広がり、翌年には小学生も対象に。何より英語に親しんでもらうことを一番に考え「勉強を強制させない。本人のやりたい気持ちが大切」と話す。

 ことし七月には、英国の高校生ら四人を迎え、地域住民と一緒に歓迎会も開いた。英語指導を通じ、地域交流の輪も広げている。

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