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北陸中日懇話会

「金沢はSDGsの中心地」 中部経産局長、活動語る

講演する富吉賢一中部経済産業局長=金沢市武蔵町のANAホリデイ・イン金沢スカイで

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 北陸中日懇話会(北陸中日新聞主催)の七月例会が三日、金沢市武蔵町のANAホリデイ・イン金沢スカイであった。中部経済産業局(名古屋市)の富吉賢一局長が、国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs=エスディージーズ)」に関する取り組みが北陸に多くあることを紹介。さらなる推進には「自分たちの活動で、SDGsに貢献していると思うことをラベル貼り(整理)することが大事」と強調した。(織田龍穂)

講演要旨

 SDGsは二〇一五年に国連で採択された。〇一年に採択されたミレニアム開発目標が発展途上国向けだったのに対し、先進国を含む国際社会全体の開発目標なのが違いだ。目標は教育、気候変動、平和など十七項目あり、何か前向きな活動をすれば必ずSDGsに貢献していると言える。

 世界的に見ると、金沢はSDGsの中心地だ。一五年に金沢で国際青年会議所の世界会議が開かれ、SDGsの推進を決めた。開催地の金沢青年会議所も、これを中心的な活動にしていこうとなった。それ以来、毎年二月に金沢に世界の若い経営者を集めてSDGsの会議を開いている。

 金沢工業大もSDGsで最先端の動きをしている。昨年十二月には優れた取り組みをする団体をたたえる表彰で、銀メダルにあたる内閣官房長官賞を受賞した。地元産業界や自治会と連携し、そこでSDGsに基づく事業計画を作って高く評価された。

 地方創生に向けたSDGsの取り組みでは、富山市、石川県珠洲市、白山市が優れた取り組みを提言する「未来都市」に選ばれており、中でも富山市は全国十都市のモデル事業の自治体にも選ばれた。次世代型路面電車(LRT)でコンパクトシティー化を進めつつ、それ以外の地域の振興も図っている。この地域の代表としてうまく進めてほしい。

 SDGs達成はラベル貼りから始められる。企業経営に関する項目はエネルギー、成長・雇用、イノベーションなどがある。例えば、太陽光や風力のクリーンエネルギーに関する活動をしたらSDGsに貢献することになる。省エネや、企業を拡大し多く人を雇うこともあてはまる。通常の企業活動をCSR(企業の社会的責任)活動に見せることができるので、うまくPRに活用してほしい。

 八月例会は二十四日午前十一時半から金沢市香林坊の金沢東急ホテルで。野党第一党の立憲民主党の代表、枝野幸男氏が「立憲民主党の目指すもの」と題して講演する。問い合わせは北陸中日懇話会=電076(233)4643=へ。

 

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