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北陸中日懇話会

政権と政策 重い選択 金井政治部長語る

講演する東京新聞の金井辰樹政治部長=11日、金沢市のANAホリデイ・イン金沢スカイで

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 北陸中日懇話会(北陸中日新聞主催)の十月例会が十一日、金沢市武蔵町のANAホリデイ・イン金沢スカイであった。東京新聞(中日新聞東京本社)政治部長の金井辰樹氏が衆院選の背景と構図を解説し、「安倍政権を維持するかしないか。個別の政策はどうか。今回は政権と政策の二段階の判断をする非常に難しく重要な選挙」と語った。(押川恵理子)

講演要旨

 安倍晋三首相、民進党、希望の党代表の小池百合子東京都知事はそれぞれ大義が問われている。安倍首相は解散の大義が問われている。首相は憲法七条にある規定を拡大解釈していると指摘されている。英国など世界では解散権を制限する動きが出ているが、日本は首相が解散権を自由に振っている。

 民進党は希望の党、立憲民主党、無所属に三分裂した。小池さんによる「踏み絵」は内容の良しあしはさておき、新しい政党をつくる上で政策での合意を求めるのはあるべき姿。迷いながら希望の党に入った側に大義が問われている。

 政権を目指す政党に必要なものは政策、首相候補、候補者数の三つあるが、希望の党は政策以外の二つが足りないまま選挙に臨んでいる。

 自民党の議席が微減程度にとどまれば、安倍政権は安泰。もし自民党が大幅に議席を減らし、首相候補を持たない希望の党が一定の議席を取ったときにどうなるか。三つのパターンが考えられる。よく自民党の石破茂元幹事長を推すとの話が出ているが、その場合、数十人が離党して非自民の連立政権を組む。あるいは安倍政権を支持しない自民党内のグループと組む、安倍首相が辞めて「石破自民党」に乗っかる。どの場合でも自民党のパワーゲームに乗るような展開になるなら、有権者の思いとかけ離れた方向になる。

 小池さんは「安倍一強」をよく批判するが、自民党の批判はあまり聞いたことがない。「安倍さんが変われば」と思っているとの疑念を生じさせる。そこは報道ではっきりさせたい。政権選択を訴えるなら、どういう政権の選択がありうるか。各党に示してほしいと、二十二日の投開票まで言い続ける。

     ◇

 十一月例会は十六日午前十一時から金沢市南町の金沢ニューグランドホテルで。日本銀行金沢支店長の宮田慶一氏が「日本経済および北陸経済の現状と課題」と題して講演する。問い合わせは北陸中日懇話会=電076(233)4643=へ。

 

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