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popress【Spot & Place】北陸を中心に面白いスポットを発掘
 

力もらって運気アップ 金沢のパワースポット

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 2012年もあとわずか。今年の厄はちゃんと落として、新年に向け力をみなぎらせておきたいもの。聞けば、金沢の街中にも隠れた「パワースポット」があるらしい。出世開運、金運アップ、恋愛成就のいわれのある場所に、金沢ならではの縁起菓子も。巡って、食べて、これで運気は上がるかも?(担当・小椋由紀子)

 金沢のパワースポットは、2年前に金沢市観光協会が12カ所を巡るツアーを企画。定期的に開催している。若い人から年配者まで、やっぱり女性に人気だそう。今回はボランティアガイド「まいどさん」の谷口和男さん(70)に、若い人にお薦めの5カ所を案内してもらった。

毎日拝めば出世

 全体的に渋めの場所が多いが、まずは出世開運を祈願できる片町の「新天地地蔵尊」へ。夜な夜なお世話になっている人が多いだろう飲み屋街を進むと、一角に小さなほこらを発見。お地蔵さんがちょうちんや花に囲まれ、きれいにまつられている。「加賀藩で足軽から破格の大出世を果たした大槻伝蔵が、毎日拝んでいたんですよ」と谷口さん。

 戦後、新天地商店街ができた際、守り本尊として安置され、地域の人に大切にされているという。酔っぱらって気づかなかった非礼をわびつつ、今後のためにしっかりと手を合わせておいた。

財布にタブの葉

 少し歩いて、次は香林坊の日本銀行金沢支店の裏手に回った。ここは金沢で最も古いという神社、石浦山王社があった場所。塀越しに見える樹齢500年のタブの神木は金運アップの象徴で、「落ち葉をキャッチして財布に入れておくと、お金がたまる」といわれている。さっそく探すも、青々と茂ったタブの葉が落ちてくる気配はない。お金に縁がないのかも…。気持ちを切り替え、いよいよ女子が気になる恋愛スポットへ向かった。

 鞍月用水の小さな橋の先、立派な赤松に隠れたお社は、縁結びと縁切りで有名な「貴船明神」。香林坊方面から右の小さなほこらに参れば縁切り、高岡町方面から左の大きなほこらに参れば縁結びがかなうという。「間違えたら、えらいことになる」と谷口さんにおどされ、きちんと確認して良縁を祈願した。

心リフレッシュ

 ここからは、足を延ばして自然のパワーを感じに行こう。野町の「神明宮」は、樹齢1000年の大ケヤキが見どころだ。高さ33メートル、胴囲約8メートル、枝幅25メートルという大木はいっぱい枝分かれして、さすがの貫禄。ゆったりとした気分で見上げれば、確かに力をもらえそう。

 そして最後は金沢の名勝、兼六園。園内にある清らかな湧き水「金城霊沢」は、遠い昔、ジネンジョ掘りの藤五郎が芋を洗うと砂金がたくさん取れたという伝説があるという。どこまでも澄み切った沢の底をのぞいていると、すがすがしい気持ちになってきたから不思議…。運気向上の地として伝えられ、金沢の地名の由来にもなっているそうだ。

 地味ながらも、街の歴史も感じられるスポットの数々。冬の晴れた日の散策は意外と楽しめた。

金沢の正月を彩る縁起菓子(左から福徳、福梅、辻占)

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正月の必需品 “福菓子”あるよ

 菓子所金沢の正月には、かわいい縁起菓子が欠かせない。

 梅の花をかたどったピンクと白のもなか「福梅」は、年末になると各和菓子店がこぞって店頭に並べる代表格だ。中身は日持ちのよい硬めのあんで、かな〜り甘め。店ごとに味も微妙に違うという。

 中に小さなおみくじが入ったカラフルな「辻占(つじうら)」は、砂糖と餅粉を混ぜて巾着包みにしたお菓子。ユーモアのあるおみくじの文言をみんなで広げて読めば、新年の初笑いになりそうだ。

 今では1社しか製造していない「福徳(ふくとく)」は、打ち出の小づちや俵形のもなかの皮に、色つきの砂糖菓子や縁起物の土人形が入っており、中身は開けてのお楽しみ。鏡餅と一緒にこんなお菓子も飾って、ほっこりした気持ちで新年を迎えてみては。

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歴史都市の御利益信じて

ばくのつぶやき

 まいどさんと回ると、思わぬ歴史のこぼれ話を聞ける。地元の人からも「知らなかったわ〜」と楽しんでもらえるとか。金沢のパワースポットが魅力的なのも、長い歴史があるからかもしれない。散策中、谷口さんは「ま、言い伝えがどこまで本当か分かりませんけど」と笑ってましたが、ばくは御利益を信じます! 来年も、いい年になりますように。

 ※次回は1月5日。映画監督・脚本家の藤村享平さん、作家の山内マリコさんのインタビューをお届けする特別編です。

 

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