トップ > 北陸中日新聞から > popress > Love & Sex > 記事

ここから本文

popress【Love & Sex】性、恋愛の問題をまじめに考える
 

食欲の秋 召しませモテ食材

写真

 もっと美しく、もっとたくましく。あわよくばモテたい! 美容や健康志向の高まりで栄養補助食品などの市場は拡大を続けるが、健やかな体をつくる栄養素は身近な食材から十分摂取できる。男性、女性ホルモンに着目し、効果的な栄養素や「モテ料理」を紹介する。天高く馬肥ゆる秋、おいしく食べて魅力的に。

 体のいろんな機能を調節するホルモンは100種類以上。身体上の男らしさ、女らしさを形づくるホルモンの働きに関わるのは、どんな食材か。

フェロモンたっぷり

 「モテフェロモン」と呼ばれる男性ホルモン、テストステロンの分泌を促す栄養素の一つがアリシン。ニンニク、タマネギ、ネギ、ニラなどに多い。熱に弱いが、豚肉に豊富なビタミンB1と結びつくと、熱に負けないアリアチミンに。ビタミンB1の吸収率を高め、体内でエネルギーがつくり出される。精をつけるならタマネギを使った豚肉のしょうが焼き、ギョーザやハンバーグ、ニラレバ炒めなどが効果的。

 女っぷりを上げるにはビタミンE。カボチャに多い。脳下垂体や卵巣の機能に働き掛け、女性ホルモンの分泌を調整。肌や髪につやを与えるほか、骨や血管、筋肉を強くしたり、脳や神経の働きを良くしたりする。ビタミンEの不足は、老化の原因になる活性酸素を増やし、肌荒れや生活習慣病を招く恐れも。

 アリシンとビタミンEに着目した料理を、管理栄養士の赤谷美帆さん(30)=金沢市の川北病院勤務=に作ってもらった。

写真

 ニンニク、ショウガ、タマネギ、豚肉と来れば、カレー。男性が好きな料理によく挙げるのは本能のせい? 赤谷さんの「スパイスポークカレー」は市販のルウを使わず、3種類の香辛料で仕上げる。豊かな香りが食欲を刺激。副菜にはキャベツ炒めを。キャベツはテストステロンの分泌を促す亜鉛や、女性ホルモンの働きを活性化させるポロンを含む。

写真

 女性向けはビタミンEたっぷりのカボチャサラダ。一緒に混ぜるゆで卵は女性ホルモンの材料となる良質なコレステロールを含み、ナッツ類はビタミンやミネラル、良質な脂質たっぷりで美肌効果も。

写真

取りすぎ 性欲減退も

 女性ホルモンといえば、大豆イソフラボンが有名だが、「女性には良いのですが、男性ホルモンを抑制する作用があって、取りすぎると性欲減退も」と赤谷さん。今回はイソフラボンにこだわらず、男女仲良く食べられる献立に。もちろん、豆類はタンパク質や食物繊維が豊富な優秀な食材。通常の食事量ならイソフラボンの過剰摂取は考えにくいので、心配なさらず。

 納豆と野菜を欠かさず食べ、食事のバランスに気を配る赤谷さんだが、週1回は「ドカ食い」も自分に認めている。好きな人たちと楽しく食べるのが一番。それが、料理をおいしくする極上のスパイスかもしれない。

サプリは補助 「過剰症」ご注意

北陸学院大短大部

新沢祥恵教授(調理学、栄養学)

 ホルモンの分泌には「規則正しい生活と食事で体のリズムを整えることが大切」と、北陸学院大短大部の新沢祥恵教授(調理学、栄養学)は話す。

写真

 生体リズムに基づき、栄養素の摂取時間を考えた「時間栄養学」は生活習慣病の予防などに生かされている。

 基本は早寝早起きと朝昼晩の3食。米やパンなどの主食、肉や魚、卵、大豆製品などの主菜、野菜の副菜をバランス良く食べ、健康な状態ならば、サプリメントを取る必要はないという。

 複数のサプリメントを組み合わせると、知らずに摂取の規定量を超える恐れも。かつては栄養素の欠乏症が問題だったが、最近は「過剰症」にも警鐘が鳴らされている。過剰に蓄積すれば、肝臓や腎臓に負担がかかる。「元気のもとになる食品も取りすぎれば太るのと同じ」と注意を促す。

 担当・押川恵理子。※次回は12日付Spot&Place。金沢寺巡りの後編、東山の異世界へ案内します。

 

この記事を印刷する

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索