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popress【Interactive】若い読者モニターの声を受けたニュース解説
 

撮っておき カメラ講座 若手写真記者がコツ伝授

播本さんに写真指導をする川上記者(右)

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 高画質デジカメが普及し、日ごろからブログやメール用の写真を撮る「市民カメラマン」が増えている。普通に撮ってもきれいに仕上がるが、さらにレベルアップするにはどうしたらいいか−。そんな北陸の若者の疑問に答え、本紙の若手写真記者・川上智世(29)が写真の腕を上げるちょっとしたコツを伝授する。(担当・川上智世、福田真悟)

 播本:勤め先のお店で、商品を写真に撮ってお客さんに送ることがあります。欲しいかどうかの参考にしてもらっているのですが、よりよく見せるにはどうしたらいい?

 川上:まず、大事なのは対象物の置き方です。カメラの画面の面積に対し、占める面積が大きいほど、対象物は目立つ。画面の比率は3対2のことが多いので、物自体をその比率に収まりやすいように並べてみましょう。

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 アドバイス前、播本さんが撮った<1>−Aを見てください。四つの時計が横長に置かれているので、上下に無駄な空間が多くなっているでしょう? <1>−Bのように3対2の比率に時計を並べてみると、モノが大きく写り、ディテールがわかりやすくなります。

 播本:本当だ。

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 川上:次は、洋服。<2>−Aの方は画面の余白は少ないけれど、パンツがきれいに折り畳まれすぎていて、丈がどれぐらいの長さなのか、裾のデザインがどうなっているのか分かりづらい。

 では、どうするか。畳み方を工夫すれば、限られたスペースでもなるべくたくさんの情報を入れることができる(<2>−B)。さらに実際に着た時の位置に配置すれば、コーディネートを想像しやすくなります。

         ◇  ◇

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 播本:旅行中に観光スポットのモニュメントなどと友人を1枚の写真に収めたい時、いい方法はある?

 川上:写さなくていい所は写さないようにすると、人の表情がより生き生きとして見えます。<3>−Aは2人の全身を入れようとして、周りも広く入れすぎてしまっているため、人が小さく見えてしまうのです。

 この場合、一緒に写したいのは後ろのオブジェなので、足元は思い切って切ってしまう。すると<3>−Bのように、人が大きく見え、より生き生きとした写真になる。背の高い物を写し込みたい場合、しゃがんで下から撮ると、全部を入れやすくなりますよ。

 播本:あ、確かに違いますね。

 川上:ちなみに、このオブジェはそんなに大きくありませんが、金沢城のように大きな建物と一緒に撮ることもありますよね。その場合、建物から人をできるだけ離して撮ると、建物が小さく、人は大きく写すことができます。

ポイント1 ホワイトバランス

 カメラには、ホワイトバランスという色補正をできる機能が付いている。たいていの人はオートで撮ってしまいますが、曇りの日は曇りモード、蛍光灯の時は蛍光灯モードに合わせて撮ると、より見た目に近い色で撮ることができます。

 カーテンの開いた体育館のように、室内灯と外の光が混じる場合はオートの方が無難ですが、光の種類が1種類の場合はオートよりも比較的きれいに撮れるので、試してみてください。

ポイント2 ズーム機能

 ズーム機能を活用し、「望遠」と「広角」を使い分けると、よくなることもあります。望遠は、遠くの物と近く物の距離が圧縮して見えるようになりますが、広角は逆に近くの物が大きく見える。同じ物でも、いろいろ試してみると違ったふうに仕上がりますよ。

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教わる人

 播本(はりもと)知子さん 金沢市在住、33歳。石川県野々市町のファッションショップで働く。 

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教える人

 川上智世記者

 茨城県出身の入社6年目。今年8月から中日新聞東京本社で勤務。

 

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