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popress【Interactive】若い読者モニターの声を受けたニュース解説
 

新聞のレイアウトって? 裁判員裁判はなぜ始まった?

 北陸中日新聞を読んだ若い人の「?」をばくっと食べ、解消します(回答者・ばく)

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若い読者モニターの疑問に答えます

羽田純さん(26)富山県高岡市二上、ギャラリー店長■よく読んだページ 1・3面、社会面、文化面■興味のあること 物欲が強いので、紙面におもしろグッズコーナーがあれば見たい

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 【Q】新聞を折り曲げた時に文章が中途半端なところで終わってしまうのが気になります。新聞のレイアウトは、どうして今のような形なんですか?

対角線の流れ 意識

 確かに「長方形」レイアウトはスクラップしやすかったり、電車で読んだりするときに便利です。最近、若い人を中心に、このような声を聞くことも多くなってきました。

 日本の新聞は紙面の対角線上に見出しや写真が配置され、流れがあるようなレイアウトが美しいとされてきましたが、変化が出ているようです。見出しとレイアウトを担当する整理部でも検討課題になっています。

 しかし、毎日事件や事故が発生し、時間によって原稿量が増減するニュース面で、すべてを「長方形」にレイアウトするのは難しいのが現状です。

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 さらに見出しや写真が紙面の隅に片寄ったり、同じ段にそろいやすくなりメリハリがないと感じるとの意見も聞きます。またレイアウトを優先するあまり、見出しの大きさでニュースの価値判断を示すという読者との暗黙の了解が崩れていくのではという心配もあります。

 新聞社によっては、古くから続いてきた15段組を12段組に変更したところがあり、上下二つ折りにしたとき、折り目に記事が掛からなくなりました。また、完全に上下でレイアウトの分割を試みた社もありました。こうした流れは新聞業界全体に波及する可能性があります。

 北陸中日新聞も「読みやすさとは何か」を追求しています。可能な紙面では「長方形」レイアウトを心掛けたり、文字を横組みにするなど「新聞らしい」と言われてきた約束事に固執しないで、より良い紙面作りにチャレンジしています。

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 10/26朝刊1面「裁判員裁判 初の死刑求刑」 東京都港区で2009年8月、耳かき店従業員の女性と祖母を殺害、殺人罪などに問われた男性被告の裁判員裁判の論告求刑公判で、検察側は裁判員裁判としては初の死刑を求刑した。(その後、被告には無期懲役の判決が言い渡され、確定)

石坂翼樹(たすき)さん(20)金沢市若松町、金沢大理工学域物質化学類2年■よく読んだページ 1面、社会面■興味のあること 科学技術の進歩、新しい技術の発見など

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 【Q】一般の人が務める裁判員が死刑かどうかの判断をしなければならないのは、責任が重いのでは。学生の自分たちもかかわらなくてはならないのか、そもそもどうして裁判員裁判が始まったのか、知りたい。

背景に冤罪への批判

−大学生も裁判員に選ばれることはあるのか。

 ありますが、場合によっては辞退することもできます。国が辞退を認める人の条件をいくつか定めているからです。具体的には(1)70歳以上(2)市町村、都道府県の議員(会期中のみ)(3)学生・生徒−などです。また、国会議員や警察官など裁判員になれない人もいます。

−そもそも、なぜ裁判員制度は始まった?

 これまで法律の専門家だけで行ってきた刑事裁判に、市民の感覚を取り入れようというのが大きな狙いです。背景の一つに、従来の裁判で無実の被告を有罪とする「冤罪(えんざい)」がたびたび起きていたことなどへの批判の声があります。

−選ばれたら、負担は重そうだけど。

 最近、死刑判決が初めて言い渡されましたが、裁判員だった男性は「迷いは一生残る」と語り、精神的な負担の重さがうかがわれます。また、裁判員には、判決を話し合う場で見聞きしたことを話してはならない「守秘義務」もある。

 最近は、拘束期間が1カ月を超える裁判員裁判も出てきています。こうした裁判員の負担とどのように向き合っていくのか、今後も議論が必要でしょう。

 

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