トップ > 北陸中日新聞から > popress > Interactive > 記事

ここから本文

popress【Interactive】若い読者モニターの声を受けたニュース解説
 

体外受精はどうやる? 信号機などの設置基準は?

回答者・ばく

写真

若い読者モニターの疑問に答えます

 北陸中日新聞を読んだ若い人の「?」をばくっと食べ、解消します。

この記事!

 10/5朝刊3面「体外受精にノーベル賞」

 2010年のノーベル医学生理学賞に、1978年に世界初の体外受精児を誕生させたロバート・エドワーズ英ケンブリッジ大名誉教授が決まった。授賞理由は「体外受精技術の開発」。不妊に悩む夫婦に出産の可能性を示し、その後の医学の発展に貢献したことが評価された。

 よく聞く不妊症の問題。体外受精の方法をわかりやすく説明してもらいたい。

 【Q】よく聞く不妊症の問題。体外受精の方法をわかりやすく説明してもらいたい。

冨田恵子さん(27) 石川県七尾市生駒町、音楽療法士■よく読んだページ 生活面、文化面、地方版、ちびまる子ちゃんの漫画■興味のあること 福祉に携わる仕事をしているので、生活保護や介護、障害者にかかわる問題

写真

−体外受精とは。

 不妊の治療法の一つで、体の外で卵子と精子を受精させ、受精卵を子宮の中に移植する方法です。女性の卵管や子宮、男性の精子などに問題があって体内で精子と卵子が出合えない場合や、原因が分からないけれど妊娠に至らない時に有効な手段です。

−具体的な方法は?

 まず、排卵を促す薬や注射で、卵胞(卵巣内の卵子ができるところ)を十分な大きさの成熟卵胞に育てることから始めます(図の(1))。そして、排卵直前に膣(ちつ)から入れる超音波ガイドの下で採卵し(2)、卵管内の環境に近い状態の「培養液」の中で精子と一緒にしておくことで受精させます(3)。受精後、細胞分裂を確認して子宮に戻し(4)、順調に分裂が進むと着床して妊娠が成立します(5)。

−課題も多いと聞きますが。

 費用は医療機関によって違いますが、採卵から移植までトータルで1回20万〜40万円くらい。成功率は30%ほどです。自治体によっては不妊治療へ助成金を出しているところもありますが、お金の問題や女性側の体力的、精神的負担が大きいのが現状です。

写真

 不妊に悩む夫婦は約10%。現在、国内では年間2万人余が体外受精で産まれ、新生児の約50人に1人に上ります。

 最近では、夫婦以外の第三者の卵子、精子を使う必要があるケースや、代理出産も話題になっていて、倫理的な問題が出てきています。そのため、法律を作るよう求める声も上がっています。

        ◇     ◇     ◇

この記事!

 10/14夕刊社会面「国道8号金沢・示野中町交差点『地下道使って』住民は『不便だ』」

 金沢市の国道8号示野中町交差点は、高架の北陸自動車道と並行して走る国道8号と県道が交わり、車の交通量も多い。幅50メートル以上ある国道に横断歩道はなく、石川県警などは地下道の利用を呼び掛けている。しかし、地下道の入り口が遠い上、階段の上り下りが必要で自転車利用者からは「使い勝手が悪い」との声も上がる。

 危険な交差点には信号機と歩道を設置すればいいと思うが、それはできないのでしょうか。

 【Q】危険な交差点には信号機と歩道を設置すればいいと思うが、それはできないのでしょうか。

松本晋太郎さん(22) 石川県小松市小馬出町、会社員■よく読んだページ 1、3面、社会面、政治面、スポーツ面■興味のあること 大学の卒業論文でも取り上げた農業関係の記事

写真

−現状は。

 最近の調査では、平日午前7時から2時間で、通学途中の高校生ら自転車計108台が地下道を使わずに交差点を横断していました。現場では近年人身事故は起きておらず、道交法上は歩道がなくても自転車は左側通行で横断できるそうですが、危険ですね。

−信号機や横断歩道設置は。

 町内会や学校単位での設置要望は、管轄する警察署が受け付け、設置できるかを最終的に県公安委員会が決定しています。公安委は、現場の事故件数や日中を通した通行量などを踏まえ、交通が安全かつスムーズにいくように危険や緊急度、必要性を総合的に判断。要望があっても必ずしもすべてに設置できるわけではありません。

 ちなみに、石川県公安委に寄せられた要望は昨年度、信号機の設置だけで143件。うち本年度の設置計画は17基のみだそうです。

 

この記事を印刷する

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索