トップ > 北陸中日新聞から > popress > Interactive > 記事

ここから本文

popress【Interactive】若い読者モニターの声を受けたニュース解説
 

クマ出没増なぜ? インフルワクチンの国内製造?

北陸中日新聞を読んだ若い人の「?」をばくっと食べ、解消します(回答者・ばく)

写真

新聞への疑問に答えます

 新聞は読めばためになるかもしれないけど、内容が難しくて、取っつきづらい…。Interactive(双方向)は、そんな若者の声に応えるための読者参加型のニュース解説ページです。協力してもらうのは、石川、富山県在住の18〜35歳のモニターの皆さん。北陸中日新聞を読んで感じた疑問に、分かりやすく答えます。

この記事!

 10/6朝刊社会面「市街地クマ出没麻酔銃がない」 金沢市内などでクマの出没が相次ぐ中、麻酔銃を使える人が石川県内では5人しかいない。人材不足の理由は、鳥獣保護法の捕獲許可に加え、銃刀法の所持許可、さらに麻薬取締法で定められた研究者向けの免許と、必要な条件がたくさんあるためだ。(掲載は石川県のみ)

 【Q】麻酔銃の有資格者が石川県内に5人というのは問題であろう。今後、どのように対応するのか。

中西研大郎さん(30) 金沢市松寺町、会社経営 ■よく読んだページ 1、3面、社会面、政治面、文化面 ■興味のあること 環境、資源エネルギーなど

写真

 −今秋クマの人里への出没が多いのは、なぜ。

 ドングリなど、クマの餌となる木の実が凶作だったのが原因だと考えられています。腹を空かせたクマが、エサを求めて人里に下りてくるケースが多いようですね。

 −住宅地近辺では駆除しかない?

 必ずしも射殺するのでなく、場合によっては麻酔銃で動きを止めて捕まえたりしています。問題は麻酔銃を扱える人がすごく少ないこと。石川県内では、いしかわ動物園、県白山自然保護センターに計5人しかいませんでした。

 −人員を増やせばよいのでは。

 ところが、簡単にはいかない事情があるんです。記事の通り、麻酔銃を使えるようになるにはたくさんの資格が必要。麻酔薬を扱う施設も欠かせません。石川県では10月、自然保護センターで使える職員を1人増やしましたが、今はそれが精いっぱいといったところです。

住宅地に現れたクマ=9月15日、金沢市御所町で

写真

 −駆けつけるのに時間がかかりそうだが。

 その通り。でも、さっきの事情から人員増は難しい。だから行政としては、人とクマが接近する機会を減らそうと、いろいろ考えている。川沿いの茂みを通って人里まで下りてくるとみて、草刈りをして見通しを良くしたり。

クマ隔てる里山再生を

 かつてクマがすむ『奥山』と人里を隔てていたのが里山。その里山が荒れ果てて「奥山化」したため、人とクマの距離が縮まってしまった。抜本的な対策には里山の再生が必要なのかもしれません。

        ◇     ◇     ◇

この記事!

 9/22朝刊経済面「ワクチン参入は製薬業の使命感」 大手製薬会社・第一三共が来年4月、北里研究所と共同でインフルエンザなどのワクチン製薬会社を設立する。新型インフルが昨年流行した際、ワクチンを緊急輸入しなくてはならなかったのを踏まえ、武田薬品工業とアステラス製薬も今夏、インフルワクチンの事業化を表明した。

 【Q】大手製薬会社ではあまりワクチンが作られていなかったことに驚いた。なぜ、今まで参入してこなかったのか? 現状はどうなのかも知りたい。

古野愛さん(23) 富山県射水市黒河新、富山県立大大学院1年(生物工学専攻) ■よく読んだページ 経済面、国際面、こちら特報部 ■興味のあること 就職活動中のため、経済や企業の話も少し気になる

写真

−どうして国内の大手がインフルエンザワクチンを作ってなかったのか。

 ワクチンの効果を疑う時代の流れや、副作用への過剰反応などにより、市場が縮小したことが背景にあります。小学生への集団接種も1990年代中ごろに中止。結果として大手の製薬会社が製造をやめ、中小4企業・団体しか作っていない状況となりました

 −現状は?

新型インフル受け対応

 業者数に変わりはありませんが、国は昨年の新型インフルの流行を受け、これらの業者の生産能力を高められるように、補助金を出すことを決めました。とはいえ、近い将来に同じような事態が起きた場合『輸入をせず乗り切ることは難しい』(厚生労働省)とのこと。必要なワクチンを国内だけで作れるようになるには、大手製薬会社の動きが鍵を握っていそうです。

 

この記事を印刷する

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索