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若者のメディア事情 Cross×Talk

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 今号から新たに編集長になった入社5年目の督あかり(26)です。インターネットで誰もが手軽に発信できる時代。石川の魅力を伝える学生団体「地域学生メディアつづみ」は今月、ウェブでの発信に加えて新たなフリーペーパーを創刊しました。なぜこの時代に紙媒体なの? 金沢大2年の梁取(やなどり)紀之代表(19)と若者のメディア事情を語り合いました。(督あかり)

ウェブと紙の本立て

 督編集長(以下、と) 梁取君は1年生の時に「つづみ」を立ち上げたんですよね。どんなきっかけがあったの?

 梁取代表(以下、や) 昨年4月に熊本地震が起きて熊本出身の友達が「何もできないのがもどかしい」と、金沢駅や兼六園で被災地への応援メッセージを集めたんです。写真を撮って動画にまとめてツイッターに投稿していました。フットワークが軽くてすごいなと思った。今、副代表をやってもらっています。

 僕は地域情報を発信することに興味がありました。大学の友達を誘って、昨年6月に1年生10人ほどでつづみを立ち上げました。

 と どんな活動をやっているの?

 や 今のメンバーは35人。「石川の魅力に出会うメディア」としてウェブとフリーペーパーの2本立てで活動しています。観光情報ではなく、そこに暮らす人や学生にスポットを当て発信してます。

督編集長が学生時代に作っていたフリーペーパー

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独学でプログラミング

 と 私も学生時代、学生団体でフリーペーパーを作っていました。「ぐんと上がる瞬間をあなたに」というキャッチコピーで、頑張る学生を紹介する記事を書いてました。

 梁取君はつづみのホームページを作っていて、プログラミングができるんですよね。文系の学部なのになんで?

 や 僕は新潟市出身で、中学1年の総合学習で新潟の金津という地域をPRするホームページを作ったのがきっかけ。

 子どものころはゲームが好きで、インターネットでゲームのプログラミングを調べたこともあるけど、複雑で難しかった。ホームページ作りなら、新聞のレイアウトを考えるみたいにイメージがしやすく簡単に思えた。自分でネットで調べて学びました。

 と インターネットが先生なんて今どき! じゃあ本よりも電子書籍派?

 や 個人的には、本はめくって読み進めるのが好き。電子書籍を読む時に、しゅっしゅってスマートフォンの画面を指で動かすのはなんか違う。

 今回フリーペーパー「Twinkle」を創刊したのも、スマホ画面じゃなくて「地図を持って町歩きする感じ」を大事にしたかったから。ウェブよりも紙の方が情報を整理しやすいと感じています。

 と この時代にあえて紙媒体を始めた理由が分かりました。ウェブとの情報のすみ分けはどうやってしているの?

 や ウェブは紙よりも情報を発信するのが簡単です。スマホ画面で上下にスクロール(画面の表示位置を動かす操作)ができる利点を生かして、フリーペーパーに載せられなかった長いインタビューなどを掲載してます。

若者はテレビも見ない

 と 最近は新聞を取らない家庭も増え、特に若い人に読まれなくなってます。梁取君や周りはどう?

 や 僕は新聞の地方版が好きで、今も大学の図書館で読んでますよ。実家では地元紙を毎日読んでいました。

 でも若い人はもはやネットニュースで十分という人ばかり。テレビも見ない。周りは無料通話アプリLINE(ライン)のニュースを利用している人が多いです。あとツイッターのトレンド1位のワードで話題物を押さえておけばOKという感じです。

 ネットでは、自分が興味を持った話題の関連記事が出てきてどんどん読み進められるけど、横への広がりはありません。ネットニュースは便利だけど、紙の新聞が無くなるのは寂しい。

現実のつながり大事に

 と 新聞はその日のニュースが詰まっているので興味が広がるかも。私はSNSを活用して、新聞を読まない若者ともつながっていきたいと思っています。斬新な意見をポプレスの紙面作りに反映させたいです。梁取君はこれからやってみたいことはありますか。

 や フリーペーパーとウェブの企画を連動させていくのが目標です。メディアは情報の入り口。僕も現実のつながりを一番大事にしたいので、交流会をやりたいです。

 と 社会人や学生をつなぐイベントをぜひ一緒にやりましょう!

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「地域学生メディアつづみ」代表

梁取紀之

 梁取紀之(やなどりのりゆき) 米どころの新潟市生まれ。あだ名は「のりさん」。中高時代は生徒会長で、体育祭などの行事を盛り上げる企画に力を入れた。趣味は映画観賞。最近のおすすめは「メアリと魔女の花」。月1回ほど映画館に通い、気になる邦画を見る。

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督あかり

ポプレス新編集長

 督(とく)あかり 奇祭「国府宮(こうのみや)はだか祭」が有名な愛知県稲沢市生まれ。中高時代は名古屋、大学時代は京都で過ごす。音楽好き。最近はソウルやファンクっぽい音楽に興味津々。休日はライブやレコードが流れる店で音の波に乗って揺れている。

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ポプレスをつくる仲間募集

 どうも、新編集長の督です。

数ある媒体の中から、北陸中日新聞を読んでくれてありがとう。え? いつも読んでるって?

 じゃあ質問です! ポプレスのキャッチコピーって知ってる?

 「若者とつくり、つながるページ」

 毎月第2、4日曜日の朝刊に掲載してるの。

 学生は遊びや勉強で忙しくて、新社会人は仕事に慣れるので精いっぱいだって?

 あなたダメウーマン(マン)。

 待ってるだけじゃ良い出会いは見つからない。可能性を信じて探すの。

 ということで、ポプレス編集部は、企画や取材に携わってみたい仲間を随時募集します。

 関わり方はさまざま。経験は問いません。「新聞なんて読んだことない」という人も大歓迎。まずは、お気軽にポプレス編集部までお問い合わせください。逆に編集長からオファーが来るかも? (督)

 

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