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新聞はキャラで読め!! 毎朝6紙 プチ鹿島さん、極意語る

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 「新聞って読まないといけないのかなとは思うけど、正直つまらん」という新社会人、就職活動中の皆さん。新聞を楽しく読むにはどうしたらいいでしょうか。「新聞はキャラで読め!」「ゴシップは寝かせてこそ楽しめる」。毎朝、新聞6紙を読むというお笑い芸人プチ鹿島さん(46)に、新聞の読み方を聞いてきました。(編集長・蓮野亜耶)

おじさんに擬人化し楽しめ!

 僕は新聞をおじさんに擬人化しています。読売と産経は保守派、中日(北陸中日、東京新聞含む)、朝日、毎日はリベラル派と言われています。各紙はそういう「キャラ」で売っているので、その違いを楽しもうという提案です。キャラが出るのは社説。「また、おじさんが熱く語っているよ」と楽しめばいいんです。

 朝日新聞は「インテリおじさん」。毎日新聞は「書生肌のおじさん」。読売新聞は「ナベツネさん」。産経新聞は「小言を言う和服のおじさん」。

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 北陸中日新聞は、「問題意識が高いフットワークの軽いおじさん」って感じ=イラスト。石川県で発行されている新聞を見ると、「北陸広域」「石川」「金沢」「かが白山」「能登」と細かく地方版がある。さらに、僕の大好きな「こちら特報部」に、「核心」。攻めてる記事も載っている。街の歴史を記録しながら権力の監視も忘れず、あちこち動き回っている印象です。

 中日新聞は東海地方で影響力がありますが、石川県でのシェアは二番目。ちょっとした言葉遣いや行間からにじみ出る権力への批判を読み取ることができると思います。そういうときに、「おじさんの意気込み」みたいなものをありがたく聞いてみるんです。

夜な夜なじっくり! 取っておき後日も!

 毎朝六紙を読んでいますが、すべての新聞をじっくり読んでいるわけではありません。朝は一面と社会面の見出しを見るくらいです。夜になってからじっくり読んでみます。

 例えば、森友学園問題。

 ここ最近では、一番おもしろいニュースでしたが、最初に報じられてから少し時間を置いてから各紙を見てみたんです。すると、各紙報じ方が違うんですね。森友学園問題は、次から次へと疑惑、問題が出てきて連日、派手に記事にしていた東京新聞(中日新聞東京本社)や朝日新聞は社会面も一面も森友学園でてんこ盛り状態。一方、読売新聞はあっさりと書かれている。でも、一番読みやすく、分かりやすかったです。

 これは、普段の生活にも応用できます。会社の上司がその日に話題にしていたことを帰宅してから新聞で読んでみる。手元に新聞があれば、時系列でその話題について学べるし、「おじさんってこういうことに興味があるのか」と気付くこともできるはずです。

 僕の場合、一カ月は新聞を取っておきます。何度も読み返すことができるし、元も取れます。

やじうま根性 根本

 東京新聞と朝日、読売、毎日、日経、産経新聞を読んでいます。一番初めに開くのは東京新聞。こちら特報部を読みます。

 新聞記者でもないのになぜ、こんなにもたくさん新聞を読むのかと言えば、やじうま根性です。

 やじうまって一つの情報で満足しないじゃないですか。例えば、同じクラスの女の子が先生と付き合っているといううわさが流れる。そうなると、いろんな人に真偽を聞きまくってニヤニヤするのが楽しいように、僕は同じ出来事を新聞によってどう報じているのかを見るのが楽しいんです。

 一方で、新聞って古いメディアだと敬遠されることもあります。ま、おじさんメディアですよね。でも、おじさんの見る目ってばかにできないと思うんです。

 おじさんはそれぞれの職場で何十年と人を見続け、自分なりの判断基準を持っていて、案外本質を突いていたりします。

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 それはネットの情報を追うだけでは生まれません。毎日朝から晩まで働いて、いろいろな人間を見てきたおじさんなりの意見、知恵が学びになるところもあると思うんです。それと同じものを新聞にも感じます。

金沢で20日にトークライブ

 プチ鹿島さんが出演するトークライブ「東京ポッド許可局」が20日、金沢市香林坊の県教育会館で開かれます。お笑い芸人のマキタスポーツさん、サンキュータツオさんが時事ネタ満載にしゃべり倒します。午後2時開演。大人4000円。(問)キョードー北陸チケットセンター025(245)5100

プチ鹿島さんプロフィール

 1970年長野県千曲市生まれ。大阪芸術大放送学科を卒業。スポーツから文化、政治まで幅広いジャンルの時事ネタを得意とする「時事芸人」として活躍している。3月に「芸人式 新聞の読み方」を出版。

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 「新聞を擬人化して読む」。学生たちに新聞の読み方を伝えることが多いですが、プチ鹿島さんの読み方は斬新! プチ鹿島さんが考案したおじさんたち。取材現場や紙面傾向から伝わる各紙の特徴をうまく捉えていて「あー、なるほど」と納得。

 ちなみに、私の北陸中日新聞のイメージは「地元ラブの多趣味なおじさん」。石川、富山県が好きという思いがにじみ出てしまう郷土愛と、好奇心が強くいろんなところに首を突っ込んでいくおじさん。親しみを持ってもらえたらうれしいです。 (蓮野)

 

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