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SNS見られてるかも 検証! 就活都市伝説2〜採用担当者に聞いてみた〜

 今回も引き続き、就職活動中によく聞かれる「都市伝説」を四つ検証します。「SNSはチェックするの?」「体育会系の部活に所属していたら有利なの?」。学生さんが気になる都市伝説を採用担当者にじっくり聞いていくと、企業が求める人物像が見えてきました。 (編集長・蓮野亜耶)

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Q.SNSチェックする?

A.学生の本質見える

 蓮野 会社としてツイッターなど会員制交流サイト(SNS)をチェックしているところはありますか?

 磯部 知らないですね。

 長山 SNSをチェックしている会社を知っています。最近は面接の必勝法などのテクニックを学ぶ本やセミナーが多く、どの学生も同じことしか言わないので、学生の本質が知りたくてSNSを見るのだそう。否定も肯定もできないけれど、本質を見たいという意見には同意できます。

 宇於崎 だからこそ、その人らしさが見える学生には興味がわきます。

 荻原 例えば、SNSにいいことが書いてあったら評価は上がるんですか?

 菅原 上がらないと思いますよ。

 荻原 もし、面接を受けに来た学生がツイッターなどにコンビニの冷凍庫に入った写真を投稿していたことが分かった場合はどうするんですか? 

 長山 分かった時点で本人に確認し、その後の対応を考えます。

 松下 SNSはうまく使いこなしてほしいです。軽率な行動が本人だけでなく、会社の信用を落としたり、大事な情報を流出させてしまったりすることにもなりかねません。

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Q.体育会系は評価高い?

A.集団行動 評価高く

 長山 体育会系に限らず、吹奏楽でも書道部でも集団行動をやっているということ、地道に練習を続けられるということから評価が高くなることはあります。

 山本 華々しい結果がなくても、練習を工夫したり、戦術を研究したりといったことも十分にアピールポイントになります。

 松下 一概に体育会系だからいいとは考えません。私は馬術部に所属していました。本人の努力も必要ですが、馬が優秀なら結果が出てしまうこともあるので、ただ部活をやっていただけでは人の成長につながりません。部活で何を経験し、学んだかが大事です。

 山本 結果を出すためにどう頑張ったか、面接では過程が問われるんです。

 長山 僕の会社では社員一丸でいい製品をつくっているという誇りがあるので、集団の中でどう頑張ってきたのか、仲間とのつながりは大切にしてきたのかなどは聞きたくなります。

 菅原 部活って社会の縮図だと思うんです。きつい練習を乗り越えてきたなど忍耐力が身に付いているはず。社会に出ても、逆境を乗り越えられる力があると期待して採用したい企業はあると思います。

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Q.議論で司会役 有利?

A.内定者に多い傾向

 荻原 班に分かれてあるテーマを議論する「グループディスカッション」で司会を務めるとその後の面接で有利だと考える人は多いですよね。

 長山 司会役の人は必ず有利というわけではないけれど、結果的に内定者が多いように思います。

 磯部 受かりたいから、目立ちたいからという思いだけで仕切るのは駄目ですよね。

 菅原 自分が司会タイプなのか、冷静に周りを見る書記やタイムキーパーが合っているかを見極める必要があると思います。

 山本 学生にはタイムキーパーをおすすめしている。一歩引いて議論を見て、最後にひと言でまとめる。おいしい役目ですね。

 長山 逆に言えば、なにもしない人はやっぱり落ちてしまいますよね。

 蓮野 北陸でもグループディスカッションを行う企業は増えていますか?

 山本 北陸ではあまり聞かないですが、都市部、ベンチャー企業で多い印象です。

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Q.学歴重視ですか?

A.北陸は大学より高校

 長山 大学名を重視して採用しているわけではないけれど、私の父が働く会社では、研究室とのつながりで東京大と京都大しかいないんです。だから「この大学だったら、受からないんじゃないの」と言われるのではないかと。

 山本 書類や面接などで選考するアドミッション・オフィス入試(AO入試)は、大学名と本人の学力がつり合っていないケースがあります。面接でどういう入試方法で入学したかを確認する会社も増えてきています。合否に直結するわけではないですが、選抜方法を聞くと、基礎学力が本当にあるか確認できることはあると思います。

 菅原 私の会社では学歴で判断しませんが、SPI(基礎能力試験)で基礎的な学力があるかを見る企業もあります。

 山本 大学名よりもどこの高校を卒業したかを見るところもありますよね。特に北陸3県では顕著かも。

 松下 学歴は勉強、試験の成果であって、仕事ができるかに直結するとは限りません。判断基準の一つでしかありません。個人の魅力は他にいくらでもありますからね。

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