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笑い飛ばせ! 失敗談すごろく 前編

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 今回からポプレスは「若手記者がつくる」から「若者とつくり、つながる」紙面にリニューアルしました! 記念すべき初回のテーマは「失敗」。今だから笑って話せる失敗談を楽しく語って学び合う機会にしたいと、自身が経験した失敗談などをすごろくのマスにしてオリジナルすごろくを作ってみました。参加したのは社会人、学生の6人とポプレス編集長。出るわ出るわ衝撃的なエピソード。甲乙付けがたい失敗談が多いため、前後編に分けてお届け。今回は、四つの話を紹介します。 (編集長・蓮野亜耶)

 参加してくれたのは、名古屋市の会社員、紺谷真悟さん(28)、金沢市の派遣社員小林翔さん(23)、金沢工業大二年の野田龍一さん(20)、同大二年の馬越康如さん(20)、富山大三年の五百崎(いおざき)太郎さん(21)、そしてポプレス編集部に新たに加わった督あかり記者(25)。

 今回、七人で作ったすごろくは失敗談や挫折した話をマスにする「当事者研究スゴロク」。以前、ポプレスでも掲載した「まわしよみ新聞」の考案者の陸奥賢さんが考えたものです。

 北海道の精神障害者施設の入居者たちのリハビリテーションの一環で、自分のできないこと、弱みを客観的に見つめて受け入れるためのゲームとして開発されました。

紺谷真悟さん

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勢いだけ…心がポキッと

 金沢工業大卒の紺谷さんは、スマートフォン向けアプリ開発の会社を友人と立ち上げようと、金沢市内の印刷会社を一年で退社。親にも、当時付き合っていた彼女にも、辞めた会社のみんなにも応援してもらい、やる気満々でした。

 「経済とか経営の勉強ってしたことがなかったんです。勢いだけで突き進んだら、不安になってきて…。ちょっとね、心がポキッと折れた」。起業を断念。一時は無職になりましたが、ハローワークや職業訓練所に通って再就職しました。

 大学の後輩で、起業を考えている野田さんは「どうしたら、うまくいっていたと思いますか」と紺谷さんに問い掛けました。少し考えた後、紺谷さんが出した答えは「誰と一緒にやるかが大事」。起業するまでも、起業した後もつらいときや苦しいときが必ずあります。「こいつなら一緒に乗り越えられると思った人となら、当時自分が抱えた不安も解消できたかもしれません」

「一緒に合格」夢と消え

 富山高等専門学校から大学に編入した五百崎さんの失敗談です。「注意書きに小論文は横書きと、書いてあるとは知らず…」

 試験はよくできたはずなのに不合格。納得できず大学に問い合わせると、縦書きと横書きを間違えていたことが判明。小論文は受験しなかったことになってしまいました。

 実は、好きな子と同じ大学に行こうと約束して一緒に受験したんですが、彼女だけが合格。「大学は落ちるし、好きな子と離れ離れになるし。めっちゃ落ち込みました」

 わたしも大学入試で大失敗。英語で行われる面接を日本語だと勘違いしていました。面接室に入ると、教授に英語で質問されて頭が真っ白に。初めは英語で答えようとしましたが、言いたいことの半分も言えなくて「今から全部、日本語で答えます」と宣言して最後まで日本語で通しました。なぜか合格しましたが、教授から「日本語の子」と言われ続けました。

五百崎太郎さん

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恐怖! 凍りつく仲間の笑顔

 「本気で焦った。二十人で店に行ったら、ほかの団体客が入っていて…」。五百崎さんの失敗談です。

 インターネットで店を予約し、予約完了メールが来たので、すっかり安心していた五百崎さん。ノリノリで居酒屋に向かったけれど、予約できていないと居酒屋の店員に告げられた瞬間、仲間の笑顔が消え、無言に。その後、同級生と電話をかけまくってなんとか別の店を見つけました。

 忘年会は会社を挙げてのイベント。幹事は責任重大です。何度も幹事を経験した紺谷さんが失敗しないポイントを教えてくれました。

 (1)ネットではなく、電話で予約すること。さらに、前日に確認の電話をする。(2)どの店がいいか分からない場合は、地元の人に店を尋ねる。(3)会費を集める場合は、千円札を多く持って行く。

 学生さん以上に、今年の北陸中日新聞報道部の忘年会幹事に任命された督記者は熱心に聞き入っていました。

小林翔さん

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上限8時間 守ろう

 今年八月、小林さんの勤務先だった飲食店に労働基準監督署が調査に来ました。アルバイトの勤務記録や給料などを調べると、小林さんは「知らないうちに社員並みに働いていた」。

 労働基準法によると、アルバイトの一日の労働時間は原則として休憩を含めて八時間と決められています。

 当時、小林さんは時給千円で一日に九時間以上勤務する日がほとんど。労働基準監督署から「社員と同じくらい働いているので、社会保険の適用など社員並みの待遇をしては?」と指摘を受け、社員として働くことになりました。

 アルバイトの経験談を話し合うと、一日十時間以上の勤務をしていた学生さん、研修期間だと言われて最低賃金以下で働いたという人もいました。

 学業に支障を来すほど働かせたり、残業代を払わなかったりするのは「ブラックバイト」です。馬越さんは「ブラックバイトなんてひとごとだと思っていたけど、気を付けないと」。

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