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面接 印象アップで勝て! 188連敗のち10勝 就活の「先生」講義

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 来春の大卒採用に向けた面接などの企業の選考活動が6月1日に解禁になりました。周りからは「内定がとれた」という声が聞こえてきて焦ってきた人もいるはず。分かります。わたしも面接に落ち続けて絶望感にうちひしがれたことがあります。今回はそんなあなたに贈りたい。188社落ちた後、上場企業10社に内定をもらった就活コンサルタント高田晃一(こういち)さん(38)に面接の極意を教えてもらいました。(蓮野亜耶)

Step.1 俺の「しくじり」に学べ!

 テレビ局の技術職志望だった高田さん。しかし、目指していたテレビ局にすべて落ちてから、やむなく製造業に方向転換。しかし、製造業界の企業研究が進んでおらず、結果として188連敗という大記録を樹立してしまいました。なぜ、188社も落ちてしまったのか。高田さんのしくじりを見ていきましょう。

しくじり1 「自分のやり方が正しいと思い込み」

 大手就職サイトが主催した基礎能力検査「SPI」の模擬テストで1万2000人中で2位となったり、模擬面接大会で優勝したりしたことで、「自分のやり方は正しい。絶対に落ちない」と過信してしまいました。落ちても、なにが悪かったのか振り返ることもせず、「おれを採用しないこの会社はおかしい」とまで思っていました。

 大学院の研究室の仲間は学校推薦で就職先が決まっていて、周りに相談することもなかったのです。「学科で就職が決まっていないのはおまえだけだ」と言われるまで、自分のやり方は間違っていると気付かなかったのです。

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しくじり2 「落ち着きのなさ 振る舞いに表れた」

 自己PRの内容はいいのに、面接で落ちてしまう高田さん。それまでのやり方を振り返ると、面接での振る舞いが敗因だと気付きました。高田さんは自分の言いたいことを早口でしゃべり倒し、緊張で目線が定まっていない状態で受け続けていたのです。そのため、落ち着きがない印象を与えていました。

 面接では、その人を商談の場に出しても大丈夫か、という観点で人を見ています。しかし、高田さんは自分の言動が面接官にどんな印象を持たれるかなんて考えたことなかったのです。「落ち着いて、しっかりコミュニケーションが取れるという印象を残すことが大切なんです」

Step.2 折れない心を持つには?

A.10秒だけ落ち込み、即行動を

 188社も落ちれば普通は立ち直れないほどのダメージを受けるのに、心が折れなかった高田さん。メンタルが強すぎる。

 「実際には落ち込んでいる暇がなかったんです」。興味のある会社に次々とエントリーしていた高田さんは、1社落ちても、2時間後には面接があるという日ばかりだったそう。

 何もしない時間が長ければ長いほど、次の行動に移す気力が湧かず、結果的に内定から遠ざかります。

 高田さんは学生に語ります。「10秒だけ落ち込む。説明会に参加したり、学内の就職課で企業情報を仕入れたりと、へこむ時間を少なくしてしまうのが一番です」

Step.3 内定獲得へ特訓だ!

 面接にことごとく落ちまくった高田さん。「なんとかしなければ」の思いで芸能事務所の養成所に通い、相手に好印象を与える振る舞いを徹底的に学びました。実践したところ、一気に内定が決まりました。

 まだ内定をもらっていない人必見! 今からでも間に合う! 高田さん直伝の面接印象アップ講座です!

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1 笑顔…表情筋をほぐす

 最近の就活生で特に多いのは、表情が乏しい人。面接官が話し掛けても、なんの表情も示さないため、「話を聞いていないな」と思われて、落ちてしまう学生が多いのです。

 そこで、「表情筋ストレッチ」を行うこと。初めに顔のパーツを中央に集めるイメージで顔をすぼめる。その後に、左右の口角を交互に限界まで上げるようにすると、生き生きとした表情ができるようになります。

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2 お辞儀…角度は90度

 お辞儀の角度は90度にすることが大事。お尻の尾骨と頭が一直線になるように意識をします。一般的には、45度をおすすめしていますが、90度のお辞儀で「礼儀正しい人」という印象を残すことができます。

3 座る…少し前かがみ

 面接では、座っている時間が一番長いです。背もたれに寄り掛からず座り、両足を少し前に出すようにして座ります。

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 少し前かがみになることで、面接官に話をよく聞いているという印象を与えることができます。

 正面、左右、後方に4台のカメラがあるとイメージし、「絵になる人」を演じる。

高田晃一さん略歴

 2004年、東京理科大大学院修了。新卒の就職活動での第1志望はNHKの技術職。就活を機会にさまざまな企業を知ろうと、約300社を訪問。うち188社を受験するもすべて落ちて、内定ゼロ状態に。そこから面接対策を行ったところ、オリンパスや日産ディーゼルなど10社に内定をもらう。電機メーカーに勤務した後、2011年に就活コンサルタントとして独立。これまでに1万3000人以上の学生を支援してきた。

 

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