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最強の新聞紙剣士は誰だ

 新聞のいいところの一つは、本来の用途とはまったく違う物に生まれ変わってしまうところ! 今回は、みなさんも小さい頃に切ったり貼ったりして作った「新聞の剣」をメール、ツイッターで募集しました。小学生2人とお父さん、金沢美術工芸大の学生の4人が自慢の剣を披露! それぞれのこだわりがぎゅっと詰まった剣をご紹介します。(蓮野亜耶)

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【Entry No.1】

奇跡を生む男

 まるで遺跡から出土したかのような雰囲気の大剣。作者は金沢美術工芸大3年、飯島泰昭さん(20)=写真。これが、すべて新聞でできているとは到底思えない出来栄えに蓮野編集長の開いた口がふさがりません。

 「ゲームの主人公が持つような雰囲気の剣にしよう」と、構想から約2カ月。朝刊1カ月分を使って授業の合間に大学内で実験をしながら制作を続けてくれました。

 剣の長さは、約120センチ。木工用接着剤を溶かした水にちぎった新聞を混ぜ合わせて、自作の型に流し込んで成型。固まると乾燥炉に約2週間入れて、乾かしました。最後に、表面を研磨して剣らしくエッジを鋭く仕上げました。

 持つと、ずしりと重く、どんな敵もなぎ倒せそう。向かうところ敵無しに見える大剣ですが、すべて新聞で作ったこともあり、湿気にはめっぽう弱いみたい。雨の日に窓際に剣を立て掛けておいたら、湿気で剣が曲がってしまったこともあったそうです。

 すごく立派な剣ですが、飯島さん的には物足りないよう。「表面に黒っぽい新聞紙を貼って鉄の剣のように見せたり、もっと新聞で作ったことが分かるようにしたかった」。また、かっこいい剣を作ってください!

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【Entry No.2】

仁義なき戦い

 親子で参戦してくれたのは石川県野々市市の相京和茂さん(34)と、長男の和来(わく)君(7)=写真。工作が大好きな和来君に、ポプレスを見た和茂さんが一緒に剣を作ろうと持ち掛けました。

 しかし、和来君と意見が対立。和来君は「かっこよさなんて二の次。敵と戦うには強い剣が必要」。一方、和茂さんは「剣はかっこよくてなんぼ」。2人の意見は平行線。別の道を歩むことになりました。

 強さを求め、和来君の試行錯誤が続きました。強度を出すために細く丸めた新聞紙3本を1本にまとめて剣に。試しに、母親に切りかかるとポッキリ半分に折れてしまいました。和来君は絶対に折れない剣を目指し、朝刊1日分を豪快にそのまま丸めた剣を制作。どれだけ、敵に切りかかっても折れない理想の剣に仕上がりました。「スターウオーズに出てくる剣みたい」と満足そう。

 和茂さんは、漫画に登場するような、重厚感があって見栄えのする剣を目指しました。刀が幅広になるよう、細く丸めた新聞を台紙になる新聞紙に並べ、新聞で覆って完成。刀身は60センチを越える大剣となりました。

 見た目と強さ。お互いの剣の良さを認めはするけれど、「やっぱり、おれの剣が一番」。

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【Entry No.3】

新たな伝説に

 愛知県春日井市の小学5年生、佐藤羽琉(はる)君(10)は刀身が107センチもある大剣を作ってくれました=写真。目指したのは、ゲーム「モンスターハンター」で出てくる剣。丸めた新聞紙を芯にして、大きくしても折れないように強度を高めました。お父さんからアドバイスをもらいながら、約1時間で完成させました。剣の先がとがっているところがお気に入り。「切れ味がよさそうでしょ」と興奮気味に教えてくれました。

 自宅に遊びに来る友達からは剣の大きさに「すごーい」とびっくりされるそう。「もう一つ剣を作って友達と戦いたい」。剣を持った羽琉君はまるでヒーローのようです。

 

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