「あかん、めっちゃたまってる」とポストからはみ出た新聞を見る大河内悠さん=金沢市で
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新聞を購読する気がまったくない金沢市内で1人暮らしをしている学生さん11人に、朝夕刊を2週間押しつけてみました。調査開始時に協力者の皆さんには、「別に無理に読まなくてもいいからね。どう新聞を扱うかが知りたいんだ」と言って渡しました。新聞は見向きもされないと覚悟はしていましたが、実は手元に新聞があれば読む可能性があるということが分かりました!(蓮野亜耶)
まずは新聞のある空間を
蓮野編集長の感想
思ったより新聞が読まれていてびっくりしました。でも、「せっかくだし」と読んでくれた学生さんもいたはずなので、実際にはもっと厳しいと思います。
取材で一番、印象的だったのは高校生のときに実家で新聞を読んでいた学生さんが多かったこと。でも、一度、新聞に触れる機会を失うとまったく読まなくなってしまうんだなと思いました。
若い皆さんに読んでもらうためには、まずは学生さんの集まる場所に新聞があるという空間をつくることだと思います。その上で、「ポプレスがあるから北陸中日新聞が読みたいな」と思ってもらえるように、おもしろい記事を書くことを追求したいと思います。
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