トップ > 北陸中日新聞から > popress > 特集 > 記事
イケメン ツエーゲン選手ら座談会 W杯 ココを見ろ!
世界中を熱狂させる4年に1度のサッカーの祭典、ワールドカップ(W杯)ブラジル大会の開幕まであと2週間。にわかファン? いいじゃないですか。観戦をより楽しもうと、金沢市のJリーグチーム、ツエーゲン金沢の選手やスタッフに見どころを教えてもらった。
日本 野獣も美男も−日本代表の印象は? 作田選手:体の大きい選手が入らなかった。パワーより、チームプレーで主導権を握る狙いだと思う。 田中選手:大久保(嘉人)さんは練習中は優しいけど、試合になったら野獣みたいになる。「いつの間にかイエローカード※1出てた」とかって。けど、今は成長したと自分で言ってた。 作:自分で(笑)。 田:ロングシュートを打つのはこの人くらい。 山藤選手:決めてるもんね。 田:相撲に詳しくて、サウナで今日一番の取組を教えてくれた。
作:本田(圭佑)さんは代表の中心だと思う。本人は得点にこだわっている。フリーキック(FK)※2なり、強引に仕掛けてミドルシュート※3なりが見どころ。FKはブレ球※4もあるし、普通に巻いて蹴るのもうまい。 高校時代から、「キング」でした。ずぶとくて、何事にも負けず嫌い。練習終わってからや、学校でじゃれてる時でも。大きいことばっか言うけど、ほんとに聞こえてくる。周りもついていこうという空気になった。代表でもそういう選手だと思う。 −芹沢さんは? 女子目線で。 芹:遠藤(保仁)が好きですね。顔と、全体的な雰囲気もすごいかっこいい。子どもを大事にしている感じがあるのも加味されます(笑)。2番は内田(篤人)かな。男の人から見てもかっこいいって言いますね。 田:岡崎(慎司)は、今めっちゃ点取ってる。泥くさいゴール決めるんすわ。ぐちゃぐちゃの混戦とか。 山:すねで決めちゃう、みたいな。うちにもほしいね。(田中選手を見る) 田:いつもやってますよ、試合で。ボール触ってないけど。 山:結果がほしいね。 田:この前の試合もボール触らず終わりましたけど。
−香川真司選手は? 山:日本の10番。 作:常に何万人とかの中で試合をやっている。緊張しないんだろう。 田:両足使える。相手を外す時のイン・アウトがめっちゃ速い。インサイドで触ってて、トトンって。 作:長友(佑都)は攻撃にも守備にも貢献する。スタミナがすごい。 田:インテル・ミラノ※5でキャプテンマーク巻いたりしてるじゃないですか。 作:それだけチームから信頼されている。代表も左サイドの連係がいい。長友のクロス※6で誰かが決める、みたいなのを期待したいです。 −柿谷曜一朗選手も注目されています。 田:トラップ※7で足が変な方向に曲がるくらい、めっちゃ柔らかい。 作:後ろから来たボールもぴたっと止める。あんなトラップされたら、DFは何もできない。届かないとこにボール置かれるからさ。 田:メモしときます。オレもできるようにならないと。 −ゴールキーパーは?(と、待ってましたとばかり田代さんが登場) 田代さん:キーパーは特別なポジション。手を使えるし、ユニホームの色もみんなと違う。ボールが来てない時も常に忙しく準備して、声も出し続けている。あと、ピンチを救った時の止めぐあい。川島(永嗣)が出ると思うけど、ビッグセーブ※8が多い。点が入る以上のおもしろさがある。
対戦相手 ゲキうま−対戦相手ですが、初戦はコートジボワール。 山:ヤヤ・トゥーレがばかうまい。ほぼボールを取られない。FKも、何でもできる。 田:ドログバでしょ。体、強いっすよ。 作:フィジカルで勝負したら勝てない。 山:日本は細かい、俊敏な動きで崩すしかない。 田:ギリシャはめっちゃ堅い。カウンター※9の印象。守ってくるなら、いけるんじゃないですか。 山:逆にこういう相手の方が難しくない? 作:日本はカウンターに弱い。難しい相手。 −そしてコロンビア。 作:南米特有のせこいところがあるかも。抜け目ないっていうか。審判の見えないところで何かやったり。 田:足踏んだりしてます。 山:勝つためなら何でもする、みたいな。 作:南米の予選を突破している。普通に強いと思う。
−強いチームばかりのようですが、どう戦えば? 作:相手は個人能力の高い選手ばっかり。ヘディングや球際※10など、1対1で負けないのは大前提。日本は組織で戦うスタンスなんで、センターバック※11だけじゃなく、前の選手と連係してボールを奪うのも見どころ。みんなでカバーし合いながら。それが日本らしいサッカーだと思う。 芹:初心者はどこを見たらいい? 髪形やしぐさ注目田:選手の髪形とかは。あれじゃないですか、ベルギーの。 山:フェライニ。 田:アフロの、こんな。メッシはかっこいい。いつも髪の毛をかいてますけどね、試合中。ミスしたらめっちゃかいて。ストレスかな? それか、ちゃんと洗ってないか。
−W杯を前に6月1日、ツエーゲンの「1万人チャレンジデー」があります。 田:勝てますね、今の勢いなら。負ける気がしない。点めっちゃ決めて、盛り上がるから来てほしい。 山:試合に勝ったら、いつもパウロ(田中選手の愛称)のダンスがあるんです。これは見てほしい。そのためには勝たないと、こいつの役目がない。 田:おい、試合出させてくれ、試合! 作:1万人の前で踊れるなんて、そうないでしょ。勝てば最高。勝たなきゃ。 あさってホーム戦ツエーゲン金沢 1万人来場に挑戦J3に所属するツエーゲンのJ2昇格を目指す戦いも、W杯に劣らずアツい。昇格には2位以内に入り、ホーム観客数が平均3000人を超えることが必要。現在は1900人ほどにとどまる。6月1日のホームゲームは1万人の来場が目標の「1万人チャレンジデー」。この試合は白山市全域と金沢市の二塚、戸板、安原の各地区を「パートナーエリア」として住民や通勤、通学の人は無料で招待する。 石川県西部緑地公園陸上競技場(金沢市袋畠町南136)で午後3時キックオフ。チケットはS席が一般2000円(前売り1600円)、小中高大生1000円(同800円)、A席が一般1500円(同1200円)、小中高大生700円(同500円)。コンビニや石川県内のイオンなどで販売。対戦相手は藤枝MYFC。 担当・日下部弘太 サッカーW杯 国際サッカー連盟(FIFA)が主催し、1930年に始まった大会。4年ごとに開かれ、各大陸の予選を勝ち抜いた国とホスト国の32カ国が出場。FIFAによると、前回の2010年大会は世界人口の半数に迫る32億人がテレビ観戦した。 日本代表 1998年にW杯に初出場し、今回で5大会連続の出場。過去最高成績はベスト16。代表選手23人の中には、レベルの高いヨーロッパのリーグで活躍する選手も多い。
PR情報
|
|
Search | 検索