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popress【Attention!】注目のトレンドから地元の話題まで
 

今年来そうな 北陸発のキャラたち

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 世を挙げてゆるキャラブームが続く。グッズが半年で118億円を売り上げたキャラもいるほどで、日本の新たな文化になりつつあるかの勢い。そんなブームを狙って―ということでもないが、石川、富山両県でも若者がおもしろキャラクターを次々に生み出している。ほのぼの系、キモかわ系、ファンタジー系と役者ぞろい。もしかしたら今年、この中のどれかが「来る」かも?

「キモかわ」テレビ放送も

足ザラシ

 アザラシに似ているが、立つ。歩く。跳ぶ。泳ぎは苦手。南極にすむ謎の生き物「足ザラシ」。愛らしさ満点と思いきや、けっこう自信家だし目立ちたがり屋。ムーンウオークで気取ったりして、気持ち悪い。というかちょっとむかつく。

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 生みの親は「Rivered(リバレッド)」の名で活動する金沢学院大メディアデザイン学科3年の赤川友朗(ともろう)さん(21)。昨春に思いつき、これまでに8本の動画ができた。凶暴そうなセイウチにつま先立ちして張り合い、とげの出たウニは前方宙返りでかわす。「かわいい」「キモい」と評判も上々とか。

 勢い込んでシールやTシャツも製作した。まだ一向に売れていないが、何とテレビ岩手から「番組で放送したい」と連絡が。「びっくりした」と赤川さん。今月放映が始まり、ブームの予感。さらなる笑いへ、氷上の新生物は独自の進化を続ける。公式サイト「足ザラシ」で見ることができる。

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人間に似た物 主人公に

パンじいさん

 富山では、富山大大学院の女性2人が個性的なキャラを創造している。芸術文化学研究科2年、多智彩乃さん(25)の絵本「パンじいさん」は、パンジーのおじいさんが一人でしょんぼり咲いているのを少年が目に留めて−という話。哀愁を誘うたれ目で、「どうせわしなんて」とつぶやく声も聞こえてきそう。

 他に、高速移動を身に付けたプリンや船員たちを助ける人情派のマンボウも。

 「動物や植物の人間と似たところを見つけて主人公にしています」と多智さん。周りではパンジーがおじいさんに見えてしまう人が続出しているとか。

学生が制作 無料アプリ

ねこゲーム

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 かわいい猫キャラが出てくるゲームも。金沢美術工芸大の学生有志が開発した。油絵や視覚デザインを学ぶ1〜4年の10人。東京のIT企業とともに作り、猫と背景の絵を学生が担当した。iPhone(アイフォーン)の無料アプリに入っている。

 「ねこたつ」は、いろんな種類の猫を集めていくゲーム。絵はシンプルに見えるが、「猫のことを知ってもらいたい」と体の模様を正確に再現した。

 決まった重さまで猫を積み上げる「にゃんぐらむ」、ステージ上の猫を数える「にゃんびき」には、デフォルメを加えた8匹が登場。ギャル、ガリ勉、お調子者と種ごとに性格まで決めて描くこだわりよう。もちろん誇り高い猫たちだけに、あの小説と同じく、名前はまだない。なんちゃって。

会った人個性的に変身

不思議な「人間」

 同じく芸術文化学研究科1年の中原千尋さん(22)の絵には、人がたくさん。

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 と、よく見ると人じゃないのがいる。顔が魚ならまだいい方。上半身が扇風機だったり、亀みたいな人も。円すいのお兄さん、顔色悪いけど大丈夫? 指さしている隣の人も、顔は雲になっている。

 中原さん、えっと、これは−。「私が会って心動かされた人を描いています。苦手だと思った人は自分の好きな形に変える。そうすると嫌じゃなくなる」

 例えば、亀人間は「せっかちな人。ゆっくりした性格になってほしくて」。顔が二つあるのは「言うことがぶれてる人」。金づちは当然、「頭の固い人」だ。

 これまでに200人は作り、「人と会えば新しい絵が描ける」。道を歩いていて、見た人をメモすることもあるとか。あ、私は別に絵にしてもらわなくていいです…。

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「ばく」も来るかもネ

 以上、ざっとご紹介した4組の個性的なキャラたち。北陸発としてブレークしてほしいところだ。あ、編集部のキャラクター「ばく」も忘れないでネ。

  担当・日下部弘太 ※次回は2月2日付Love&Sex。「主夫」を特集します。

 

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