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popress【Alternative】サブカルチャーなど、新聞らしからぬ?話題
 

ハイカラ金沢 歩きまっし ハンバートハンバートの撮影に同行

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 北陸を代表する観光都市・金沢市。兼六園、金沢21世紀美術館といった観光名所の印象が強いが、古き良き街並みを彩る個性豊かな店がたくさんあるのも、ファンを引きつけてやまないポイントだ。若者を中心に人気の男女デュオ・ハンバートハンバートも、そんな一面に惚(ほ)れ込み、この夏発売されるミニアルバムの特典DVDの舞台に選んだ。その撮影に同行し、有名スポットをめぐるだけでは分からない、ひと味違う金沢の良さに迫った。

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 前夜からの雨が上がり、時折雲間から太陽がのぞく5月12日朝。佐藤良成さんと佐野遊穂さんが金沢をめぐる映像の撮影が始まる。行き先を選んだのは、人気ガイド本「乙女の金沢」の編集者、岩本歩弓さん。以前から交友があり「言葉で確認したことはないけど、(好きな場所を)共有している部分はあると思う」。

 その言葉通り、2人は訪れる先々で買い物や飲食を楽しみ、リラックスムードで撮影は進んだ。

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 最初に訪れたのは、せせらぎ通りの古書店「オヨヨ書林」。かつて鉄工所だった建物は、壁に取り付けられた棚、ゆったりと並んだ本によっておしゃれな空間に。カメラが回る中、本を読みふけり、気に入った絵本と画集を購入した。

 続いて、雑貨・喫茶店「コラボン」へ。前に来た時から佐野さんのお気に入り。ガラス戸、木製の棚などが小学校の放課後のような雰囲気を漂わせる。コーヒーをすする姿が何とも心地よさそうだ。

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 ここで、佐藤さんの出番は終了。昼食休みを挟み、撮影クルーは創業180年のみそ・こうじ店「高木糀(こうじ)商店」、天然酵母パンが人気の「寺町大丸堂」と、体に優しくておいしい食材を提供する店を相次いで訪ねた。途中で雨が降りだしてきたが、撮影は続行。傘を差しながら、予定通りのコースを巡った。

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 カフェ「ニワトコ」では懐かしい味わいのホットケーキや棒茶などを注文。気に入ったのか、佐野さんは撮影後、スタッフらにも食べてみるよう勧めていた。

 最後に、個性的な店がそろう新竪町商店街へ。生活雑貨などを扱う「ギャルリ ノワイヨ」、八百屋「松田久直商店」をめぐり、撮影は終わった。金沢の魅力を「きれいだし、コンパクトなので歩いたりバスで回ったりして楽しめる」と話す佐野さん。帰りの飛行機の時間が迫っているにもかかわらず「ほかにも新しいところを見て回ろう」と小走りに駆けだしていった。

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 前夜は、ジャズ喫茶「もっきりや」で公開収録ライブ。りんとした2人の声、温かみのある生楽器の音が店内に響いた。

 今年40周年を迎えた老舗は、大きな会場で演奏する人気アーティストや、大御所が訪れることも多い。ソロも含め、これまで10回ほど訪れている佐藤さんは「似たような場所はほかにもあるけど、雰囲気がとても好き」と語る。

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 酒を片手に、座りながらすぐそばで奏でられる音楽に聞き入る。聞き手にとってぜいたくな空間は、演奏する側も魅了してやまないようだ。

 古くからの街並みをモダンな感性でおしゃれなスポットに変えるこれらの店。それと、フォークや童謡、ロックなどの伝統音楽をベースとして、ポップスに昇華させるハンバートハンバート。どこか似ているこの二つの存在が、うまく調和しているように感じられた2日間だった。

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 今回のライブ・街歩き映像は、7月6日発売のミニアルバム「ニッケル・オデオン」初回限定盤の特典DVD「ハンバートハンバート、いとしのまちへ金沢篇(へん)」に収録される。どの場面が出てくるかは、DVDをお楽しみに…。

 ハンバートハンバート 佐野遊穂(ボーカル、ハーモニカなど)と佐藤良成(ボーカル、ギターなど)の男女デュオ。1998年結成、2001年CDデビュー。05年のシングル「おなじ話」が各地のFM局で大量オンエアされたのをきっかけに活動を全国に広げ、フジロックフェスティバルなど大型イベントにも出演。映画、CMなどの音楽も手がけ、「た、た、た、た太陽〜」のフレーズが印象的なCMソング「アセロラ体操のうた」で注目を集めている。

 

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