トップ > 北陸中日新聞から > popress > Alternative > 記事

ここから本文

popress【Alternative】サブカルチャーなど、新聞らしからぬ?話題
 

息づく巨人 北陸の工場に萌える

【1】中越パルプ工業 高岡工場

写真

 工場の外観に魅力を感じる「工場萌(も)え」。ブームの始まりから4、5年たった今も、全国で夜景ツアーが盛況と、根強い人気を誇っている。ファンの注目は京浜や北九州といった巨大な工業地帯に集まるが、実は北陸にも萌えスポットはある。自称「萌え工場ハンター」の山田晃史記者(26)がこれらの工場をめぐり、思う存分「萌え〜」てきました。(※写真は2月に撮影。節電などにより、現在の外観とは若干違う所もあります)

巨大さ メタル感 躍動感 さらに…

 実際に「工場萌え」な人が萌えるポイントとは、どこなのか。工場好きのカメラマン山本哲志氏(35)=富山県射水市=は「非日常の世界を身近に体験できるのが魅力」と力説した上で、具体的に次の3点を挙げる。

写真

 「普段は見ることのない大きな構造物が持つ迫力に圧倒される。近未来の基地のような空気感もよい」

 「無機質な煙突や配管、ダクトが縦横無尽に幾何学模様を描くさまは非日常的で、まさに“アート”。カメラを通すと、照明に照らされた配管がぐっと浮かび上がり、3D画像のようになって、目で見た場合とはまったくの別世界になる」

【2】日本ゼオン 高岡工場

写真

 「煙がもくもくと上がる煙突やクレーンの動きが、無機質な構造物に命を吹き込む。工場の内部でモノが生み出される過程を想像させる。また、さびたダクトも使い込まれた感じで、心をくすぐる」

 「工場は時間帯によって顔を変える。夕日に包まれた姿は、映画『ALWAYS三丁目の夕日』シリーズのような懐かしさを感じさせる一方、夜景は近未来の姿を想像させる。そんな二面性も、工場の奥の深さを生んでいるのでしょうね」

 北陸で工場に萌えたければ、この地域有数の工業地帯・富山県高岡市は外せない。美しい幾何学模様、夜にきらめく光−。愛好家を魅了してやまない工場の魅力のすべてが、そこにはある。

【3】日産化学工業 富山工場

写真

 市の中心部から海岸に向かってしばらく車を走らせ、小矢部川沿いに見えてくるのが、中越パルプ工業高岡工場だ。

 シルバーの煙突と階段、配管やタンクが複雑に入り組んでいるのが、何とも美しい。夜になると配管がオレンジ色に浮かび上がり、幻想的な要素も。その巨大さゆえ、観賞するなら川の向こうからをオススメしたい。

 時期によっては、複数の煙突から絶え間なく立ち上る水蒸気が見えることもある。巨人が動きだす時の息づかいのような力強さに心をわしづかみにされること間違いなしだ。

【4】金沢港コンビナート

写真

 ここから小矢部川を少し上流に行くと、日本ゼオン高岡工場がある。青と黄色にペイントされた鉄骨が照明に当たり、夜間に宝石をちりばめたように輝く。

 次に、高岡市を離れて北陸自動車道で富山市へ。富山インターチェンジの手前、井田川とJR高山線との間に位置する日産化学工業富山工場は、まるでSF映画の世界。無数の煙突やタンクに作業用の照明が光り、化学製品を生産する息遣いが聞こえてくるようだ。

 石川の県都、金沢にもスポットはあった。金沢港の石油基地の巨大なコンビナート群だ。巨大な円柱形のタンク、丸いガスタンクがずらりと並ぶ姿は、迫力満点。夜になると、漁船や貨物船が頻繁に港を行き来し、光の道をつくる瞬間が、たまらない。

【5】生コン工場 石黒産業

写真

 最後に番外編。「メルヘンの街」で有名な富山県小矢部市では、生コン工場(石黒産業)までもがメルヘン。かわいらしい外観には、ある意味で萌える。

 興味を持った読者がいたら、詳しい撮影ポイント、場所などをツイッターで教えるので、ぜひ@popressCHUNICHIまでご一報を。 担当・山田晃史

 

この記事を印刷する

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索