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popress【Alternative】サブカルチャーなど、新聞らしからぬ?話題
 

使い切って エコな味 編集部はカレー好き −2皿目−

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 疲労やストレスと闘う人々を元気づける食べ物が作れないか−。ポプレス編集部は、栄養価が高くて手軽に食べられる国民食・カレーに着目。金沢市の料理研究家、石野典子さんの協力でオリジナルの「百万石カレー」を開発し、4月23日付紙面で紹介した。実は、調理の際に出た“生ごみ”を活用し、もう1つのレシピを考案した。家計にも環境にも優しい栄養満点の「エコキーマカレー」を紹介する。(担当・河郷丈史)

みそがミソ

 エコキーマカレーの一番の特長は、つい捨ててしまいがちな野菜と果物の皮を再利用した点。ニンジンやレンコン、リンゴの皮をミキサーでみじん切りにし、カレーに入れた。

 皮を使うことで家計は助かり、生ごみの削減にもつながる。エコノミー(節約)とエコロジー(環境保護)に配慮した、まさに「エコ」の二重奏と言えよう。

 一見、具材が少なく感じるが、野菜と果物の皮がカレーに溶け込んでいるため、味わいは濃厚。じっくり炒めたタマネギ、合いびき肉のうまみが食欲をそそる。

 味付けのポイントは、日本の食文化の象徴・みそ。「カレーはいろんな香りが入っているので、みそ独特の香りをプラスアルファすると面白い」(石野さん)。みそとカレーが互いに存在感を主張しながらも認め合うような、ユニークな風味が堪能できる。

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栄養の宝庫

 エコと同じぐらい重要なのが、その栄養価だ。特に野菜と果物の皮について、石野さんは「外敵から身を守るために必要な成分が集まっているので、皮と近くの身の部分は栄養たっぷり」と強調する。例えば、リンゴの皮には便通を整える効果がある水溶性食物繊維のペクチンが多く含まれる。

 肉類はタンパク質の宝庫で、病気に対する抵抗力が付く。豚肉はビタミンB1を豊富に含み、疲労回復に効果を発揮。牛肉は鉄分が多く、貧血予防に役立つ。みそはタンパク質やビタミンなど多くの栄養素を持つ健康食品。ガン予防など、さまざまな効能があるとされる。

お試しあれ

 Alternative面では、高級感のある豪華な「百万石カレー」、エコに配慮したシンプルな「エコキーマカレー」と、対照的なレシピを2回に分けて紹介した。残念なのは、肝心の味について、文章や写真では伝えきれないこと。ぜひ、ご家庭でも味わってほしい。

レシピ 「エコキーマカレー」

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材料(4〜6人分) 合いびき肉 300グラム、タマネギ 2個、野菜と果物の皮(ニンジン、カブ、レンコン、サツマイモ、リンゴ) 200グラム、バナナ 1本、サラダ油 大さじ2、水 4カップ、ローリエ 2枚、塩と粗びきコショウ 少々、カレールー 4〜6皿分、みそ 大さじ4、ご飯(ご飯茶わん大) 4杯分

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作り方 <1>タマネギは薄切りにする。ミキサーに野菜と果物の皮、皮をむいたバナナ、水を入れ、細かくなるまでかくはんする。

 <2>厚手の鍋にサラダ油を入れ、タマネギを10〜20分ぐらいいためる。

 <3>ひき肉を加え、全体に火が通ったところで塩、コショウをふる。

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 <4>野菜と果物をミキサーにかけたもの、ローリエを加え、10分煮込む。火を止めて細かく切ったカレールーを溶かし、みそを加えて混ぜる。

 <5>皿にご飯を盛り付け、カレーをかける。

  ※1人分806キロカロリー

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試食者の感想

 金沢市でバーを営み、カレーを提供している道場健一さん(43)は、エコキーマカレーを試食し「みそがこんなにカレーに合うとは」と驚いた様子。「いろんな具材が入っており、それぞれが『入っているな』とはっきり伝わってくる。余った皮を使ったとは思えない」と語り、完食した。

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協力 石野典子さん

 いしの・のりこ 中日文化センター専任講師で「おとこのチャレンジクッキング」を担当。石川テレビの情報番組「石川さん情報Liveリフレッシュ」の料理コーナーにも出演している。

 

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