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popress【Alternative】サブカルチャーなど、新聞らしからぬ?話題
 

百万石の味 元気のもと 編集部はカレー好き −1皿目−

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 不況、ストレス社会、少子高齢化、地方の疲弊−。さまざまな問題に直面する日本人が元気を出すには、まず食べ物から。特にカレーライスは栄養価が高く、刺激的な味わいで、手軽に食べられる国民食だ。カレー好きが多いポプレス編集部は、料理研究家と共同でオリジナルのレシピを開発。栄養も見た目も絢爛(けんらん)豪華な「百万石カレー」ができあがった。お疲れの皆さん、このカレーで日々の暮らしにスパイスを利かせてみませんか。(担当・河郷丈史)

北陸ならでは

 百万石カレーは「食べた人が元気になる」をコンセプトに、金沢市の料理研究家、石野典子さんの協力で開発した。経験豊かなプロの腕前と社会の動きを追う新聞記者の視点を組み合わせ、栄養価の高さと見た目の華やかさを念頭にレシピづくりをした。さらに、地方を応援するという本紙の使命感から地産地消を意識し、「北陸ならでは」にこだわった。

 まずは米。「普通はターメリックライスだけど、今回は金沢らしく」と石野さんが考案したのは、加賀棒茶で炊いた「番茶ライス」。見た目はターメリックのようだが、口に運ぶと上品なお茶の香りがふわりと広がる。

 肝心のカレーはタマネギやニンジンなどおなじみの具材に加え、北陸を代表する海の幸・アマエビなどを使用。カレー粉をまぶしたカレイの空揚げ、加賀野菜のレンコンの素揚げチップを載せ、金沢市が生産量日本一を誇る金箔(きんぱく)を散らした。

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ストレス解消

 ここで、このカレーに含まれる栄養素について説明したい。

 カレイとアマエビは、高タンパク、低カロリーの健康食材。特にカレイは「脳神経の興奮を鎮め、イライラを和らげるビタミンB1が多く含まれる」(石野さん)ため、仕事などでストレスがたまっている人には持ってこいだ。さらに、エンガワはコラーゲンが豊富で美肌効果があり、女性にもうれしい。

 レンコンはビタミンCが多く、疲労回復や肌荒れ対策に役立つ。「シャキシャキ感があるので、くずしながらカレーと一緒に食べてみて」。いくつも穴があいたレンコンは、「先が見通せる」という意味の縁起物。先行き不透明な時代、運気アップも期待したい。

 タマネギは生活習慣病の予防効果がある。独特のにおいと辛さの原因となる「硫化アリル」という成分がビタミンB1の吸収を助けて新陳代謝を活発にし、血液をサラサラにする。抗菌作用もあるため、風邪の予防にもぴったり。ニンジンに多く含まれるカロテンには、免疫力を高める働きがある。

 リンゴは「1日1個で医者を遠ざける」といわれ、ビタミンやミネラルが豊富。含まれるポリフェノールは抗酸化作用を持ち、老化やがんを防ぐ効果もあるとされる。

効果は紙面で

 まとめて言えば、疲労やストレスをはね返し、風邪や生活習慣病から身を守り、美容にも良く、北陸の風情を堪能できる−それが百万石カレーだ。早速、締め切りに追われて疲れ気味の編集部員もいただいた。効果のほどは、これからの紙面の質で示したい。

レシピ 「百万石カレー」

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作り方 <1>米は洗う。棒茶を煮出して塩を加えて混ぜ、バターを入れて炊きあげる。

<2>カレイはうろこと腸を取る。洗って水気をふき皮に2〜3本切り込みを入れ、小麦粉、カレー粉を混ぜ合わせて薄くまぶす。アマエビは殻を取る。レンコンは皮をむき、薄切りにして酢水にさらし、水気をふく。

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<3>揚げ油を160度に熱しレンコンを素揚げする。カレイは170度で5〜6分揚げ強火にしてカリッと仕上げる。

<4>タマネギは薄切りにし、耐熱容器に入れてラップをかけ、レンジで10分加熱する。

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<5>ベーコンは1センチ幅に切る。ニンジン、カブは皮をむき、1センチの厚さのイチョウ切りに。リンゴは皮をむいて芯を取り、薄切りにする。

<6>厚手の鍋にサラダ油を入れ、クミンシードを香りが出るぐらいいためる。

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<7>タマネギ、ベーコン、ショウガ、ニンニクを入れ、塩、コショウを加えていためる。さらにニンジン、カブを入れていため、リンゴ、水を加えて約15分煮込み、トマトケチャップ、しょうゆ、アマエビを入れ、サッと火を通す。

<8>火を止め、細かく切ったカレールーを溶かし、混ぜる。

石野さんの指導のもと、カレーを盛りつける河郷記者

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<9>皿に番茶ライスを盛り付け、カレーをかける。カレイ、レンコンを載せ、金箔を散らす。

 ※調理当日の材料費は、4〜6人分で約4000円かかりました。1人分953キロカロリー。

材料(4〜6人分) 米 2カップ、棒茶(濃いめに煮出した) 2カップ、バター 大さじ1、塩 小さじ3分の1、カレイ(小) 8匹、小麦粉とカレー粉同量 適宜、アマエビ 300グラム、レンコン 100グラム、揚げ油 適量、タマネギ 2個、ベーコン 150グラム、ニンジン 2分の1本、カブ(小) 2個、リンゴ 2分の1個、サラダ油 大さじ3、クミンシード 小さじ1、ショウガのみじん切り 小さじ2、ニンニクのみじん切り 小さじ2、塩とコショウ 少々、水 4カップ、トマトケチャップ 大さじ1、しょうゆ 大さじ1、カレールー 4〜6皿分、金箔 少々

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報道部長の感想

 見た目が豪勢でリッチになった気分。ボリュームもあるので、がっつりいきたい若者にもぴったり。海鮮を多く使っているが、カブやレンコンなどの野菜が負けておらず、番茶で炊いた米も一役買っている。一つ一つの素材が競演し、バランスがいい。 (阿部和久)

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協力 石野典子さん

 いしの・のりこ 中日文化センター専任講師で「おとこのチャレンジクッキング」を担当。石川テレビの情報番組「石川さん情報Liveリフレッシュ」の料理コーナーにも出演している。

 

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