トップ > 北陸中日新聞から > popress > Alternative > 記事

ここから本文

popress【Alternative】サブカルチャーなど、新聞らしからぬ?話題
 

ビアポン イケる? 米国発のスポーツ体験

写真

 「ビアポン(Beer Pong)」と聞いて、ピンとくる人はどれだけいるだろう。ビールが注がれた互いのカップにピンポン球を投げ入れるだけの、誰でも手軽に楽しめる米国発祥のスポーツだ。相手のプレーを妨害できる点や、「罰ゲーム」でカップのビールを飲み干す点もちょっと変わっている。日本ではまだまだ無名のビアポン。果たしてブームは起こるのか−。(担当・宮畑譲)

 ビアポンができる店に行ってみた=写真。

 日本で初めてビアポンの道具を置いた「アイリッシュ パブ ザ モリガンズ」(東京都千代田区)は、上智大近くの雑居ビル内にある。薄暗い店内中央の一番目立つ場所にビアポン台があった。

写真

 「ハロウィーン(10月31日)の日には米国人客がプレーして、めちゃくちゃ盛り上がりました」と店長の歳谷竜生さん(34)。店でビアポンを始めたのは今夏から。利用者には外国人留学生が多く、まだ日本人は少ないが、歳谷さんは「難しいルールは無くてシンプル。一度やれば楽しさが分かるはず」と力説する。

元球児も一投に一喜一憂

 男性店員(21)を相手にビアポンに挑む。学生時代に野球部で投手をしていた記者は、ピンポン球を2.5メートル先のカップに入れるくらい簡単と高をくくっていた。しかし球が小さくて軽く、距離感がつかめない。ようやく「入った」と思っても、球がカップの口に当たって跳ね返る。

 そのもどかしさが入った時の喜びを大きくさせるが、スタート時に10個だったカップが残り少なくなると難易度がさらに増す。結局相手のカップを3個残してあっさり負けたものの、一投ごとに一喜一憂させられた。「一度やれば分かる」との歳谷さんの言葉にも納得。プレー後は晴れやかな気分で店を後にした。

歴史と現状 

 1950年代の米国ニューハンプシャー州ダートマス大で、学生間の飲み会でのゲームとして始まったとされる。その後、競技性に注目が集まり、米国各地に広まった。2006年からはラスベガスでワールドシリーズが始まり、10年は優勝賞金が5万ドルだった。

 各地域で独自ルールがあるが、球を入れられたカップのビールを飲み干すのが本来のルール。しかし「過度な飲酒を助長する」などの懸念の声もあり、米国では規制する動きもある。公式大会ではビールを水に変えて競技をしている。

 日本ではビール会社の関係者を通じてビアポンを知った東京の会社員高山智之さん(33)が、米国でワールドシリーズを主催する「BPONG.COM」と普及活動で提携。今年春に日本ビアポン協会を設立し、高山さんが協会長を務めている。

飲酒には配慮

 高山さんによると、日本でビアポンの公式セットを設置している店はモリガンズを含めて都内で4店。現在の競技人口は数千人程度で、認知度はまだまだ低い。高山さんは「一気飲みをしないなど、飲酒については工夫してPRする必要があるが、将来は競技人口を数万人にしたい」と意気込んでいる。

北陸では?

酒場のゲームで“アリ”

 ビアポンは北陸でヒットするか−。金沢市片町のダーツバーを経営する宮本ぶんさん(47)は「酒場でのゲームとして“アリ”だと思う。運動神経に関係なくてゲーム性も高い。受け入れられる可能性は十分ある」と興味がわいた様子。体験者による口コミで、ある程度は広がるのでは、とも予想した。

ルール

<1>まずはじゃんけん

写真

<1>机の両端にビールを入れたカップを10個、三角形に並べる(撮影ではノンアルコールビールを使用)。公式ルールは2人1組のチーム同士で対戦。じゃんけんなどで先攻後攻を決める

<2>1人2回ずつ、カップを狙ってピンポン球を投げる。2連続で入ればもう一投

<3>入ったカップは机から除いていく

<2>10個並べたカップを狙い投げる<4>球を入れられたらカップの中身を飲み干す<6>これを入れれば君の勝ちだ!★負けるとやっぱり悔しい!

写真

<4>相手に入れられたら中身を飲み干す

<5>カップが残り6個、3個になれば三角形に並べ直す

<6>最後の1個を先に入れたほうが勝ち

★球は直接カップに入れてもいいし、ワンバウンドさせてもいい。相手が投げる際に声を掛けたり、踊って気を引いたりして妨害してもOKだ

 

この記事を印刷する

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索